欲望や怨念に取り憑かれたら それもう人間とはいえないよな | よしすけのツレヅレなるママ 映画日記

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大好きな映画の感想をメインに、読書感想や子育てについてetc…のんびりした日々をゆるゆると綴った日記です

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

(2023年 日本)

クリスマスが終わり

ついに今年もラストスパートに入った。


年内の父の予定もほぼほぼ終了。

隔週の訪問診療は先週末で終わり

訪問リハビリは昨日が最後。

明日の訪問看護が済めば

次の予定はお正月過ぎ。


家族以外の人に

入ってもらうようになってから

父の様子が変わった。

それにより私たちの負担もかなり減った。

金銭的な負担は多少増えたけれど

それには変えられない。

本当に有難いことだ。


今日は久しぶりにまとまった時間ができた。

年内に街中の銀行へ行かなくてはならず

ついでだから髪も切りたいなとか

観たい映画も溜まってるんだったとか

それならこの際

全部やってやろうじゃないのって

一瞬張り切ったんだけど

映画の時間がなかなか合わない💦💦


『トーク・トゥー・ミー』と

『鬼太郎誕生』と『ほかげ』と

『トットちゃん』と…って

そもそもそんなには観れないでしょ指差し


「仕方ない。今日は一本でガマンするか」

ってことで『鬼太郎誕生』にした。

予告編観た時からずっと観たかったのだよ。


公開開始は11月だから

もう結構経つと思うんだけど

今日もなかなかの入りだったな。


SNSで評判が広がったらしく

小学生の子連れから年配男性まで

客層はかなり幅広かった。


まだまだ上映拡大中の作品なんで

内容にはあまり触れないように

気をつけてと⚠️⚠️⚠️


おばけおばけおばけ   おばけおばけおばけ   おばけおばけおばけ


STORY

 

昭和31年。鬼太郎の父であるかつての目玉おやじは、行方不明の妻を捜して哭倉村へやって来る。その村は、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族が支配していた。血液銀行に勤める水木は、一族の当主の死の弔いを建前に密命を背負って村を訪れ、鬼太郎の父と出会う。当主の後継をめぐって醜い争いが繰り広げられる中、村の神社で一族の者が惨殺される事件が発生。それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。
(映画.comより転載)


鬼太郎が生まれた話は

だいぶ前に夫から聞いたことがあったけど

その記憶も薄らだったから

今日観ながら

「そうだそうだ」と思い出した。


妖怪も幽霊も怖いけど

欲望や怨念に取り憑かれた人間の方が

よっぽど恐ろしい。

たとえ肉体を有していたとしても

それはもう人間とは言えないよな。


私はダークファンタジーが大好きだ。

洋物も好きだけど

それよりも和物が好き。

和物の方が親しみがあるしね。


恐らく一番初めに見た

和物のダークファンタジーこそ

(私が幼少の頃そんな呼び名は無かったが)

「ゲゲゲの鬼太郎」

だったんじゃないかと思うんだよね。


毎週土曜日の夕方にTVでやってて

幼い頃はあのオープニングが

怖くて怖くて見れなかったなー

まともに見られるようになったのは

もう少し大きくなってからだもの。


おかげさまでいまでは

妖怪、鬼、霊、呪い、怨念…

そういうアニメはどれも好き。


今作はミステリータッチの進行が

とても良かった。

作画も素晴らしい。


この国は敗戦の屈辱を掻き消そうと

近代国家を目指すことに躍起になっていた。

大義が優先され

小さきものは踏み躙られる。

結局この国の体質は

敗戦を経験しても変わることなく

今日もまだ続いている。

なんとも言えない重い気持ちのまま

映画館を後にした。


テレビシリーズ第6期の

エピソード0に当たるらしいが

未見でも全然大丈夫。

但しなかなかにグロい作品なんで

そこんとこは要注意で⚠️⚠️⚠️


年内もう一回くらい更新できるといいな。

良かったらまた遊びにきてねニコニコ