他人事なら滑稽 でも自分事なら… | よしすけのツレヅレなるママ 映画日記

よしすけのツレヅレなるママ 映画日記

大好きな映画の感想をメインに、読書感想や子育てについてetc…のんびりした日々をゆるゆると綴った日記です

『台風家族』

2019 日本)


2019年は新しい地図の三人が

それぞれ主演を務めた映画が

公開された年だったと記憶している。


阪本順治監督

稲垣吾郎主演の『半世界』

(面白かったのに

レビュー書き忘れてるの今気づいた❗️


白石和彌監督

香取慎吾主演の『凪待ち』

(これはめちゃめちゃ

刺さりまくった映画だった)



そしてこの

市井昌秀監督

草彅剛主演の『台風家族』だ。


上の二本はしばらく前に観たのだが

『台風家族』だけは観ていなかった。


市井昌秀監督は以前

星野源、夏帆主演の

『箱入り息子の恋』という映画があった。

周囲は高評価だったにも関わらず

私には全く響かず。

響かないどころかサブかった:( ;´`;):


なんとなくこれまで避けてきたのは

これが原因だったのか⁉️(笑)


で、『台風家族』がどうだったかというと

最初は長男の一鉄家族3人だったのが

時間を追う毎に人が増えていく。

人が増える毎に問題も増えていくのが

タイトル通り台風のようだった。



人ってなんでこんなに

素直になれないのかねぇ。

親子となると特に。


言葉足らずっていうか

天邪鬼っていうか

そんなん分かるわけないやろ

ってことばっかなんだよなー

で、自分も同じことしてるっていう()


他人事として見れば滑稽だけど

渦中だと見えなくなっちゃうから。



あそこまで酷くないけど

冠婚葬祭で揉め事起こるのは

ウチも常だから

なんだか他人事に思えなくて。


前に知り合いと話してて

何気にその事言ったら

そこにいたみんなに

ビックリされちゃってビビった。


どうやら世間では

冠婚葬祭で揉め事は

起こらないらしいッス()




あんまり拗れると

ちょっとやそっとのことじゃ

赦せなくなっちゃう。


そんなんですぐ赦しちゃったら

これまで恨んできたのって

何だったんだ?ってなって

なんか損した気がしちゃうんだよね。


そんなの愛じゃない💢

自分が思ってたのと違う💢

反発したくなっちゃうよねー


だけど自分への愛情を

あんな形で見せられたら

もうぐうの音も出ない。

降参だよ。降参。




ただね

『箱入り息子の恋』同様

市井昌秀監督の苦手なところが

ラストに待ってて

またしても私には

受け入れられなかった。


ファンタジーだからと

割り切ろうと思ったけど

如何せん自分の心に嘘はつけない。

あれはダメだゎ。


でも

その後の海岸で

「また会おうな」って言った

一鉄の言葉と表情にはぐっときた。

けど

それでチャラにはならないからなっっ()


良かった部分と

ダメだった部分が

混じり合うことなく渦巻いていて

正に台風のような映画だったな

ってことで

上手くまとめた気になったまま

本日は終了~()