福岡、佐賀、長崎を駆け回る税理士の考えた事 -3ページ目

福岡、佐賀、長崎を駆け回る税理士の考えた事

44歳。九州で280人規模の税理士事務所を経営しています。経営のノウハウ、お客さんとの出来事、自分の会社のこと、人生のこと、いろいろお話したいと思います。中小企業の経営者の方!頑張っていきましょうね!!!

おそらく今年最後の投稿です

1年間ありがとうございました!

8:2の法則(パレートの法則)って、よく聞きますよね。

利益の8割は2割の社員が作っている
売上の8割は2割の顧客によるもの
といったものです。

うちの場合は売上も利益も該当しませんが、
2割のスタッフが8割を引っ張っているというのは、だいたい当たっています。

以前にも、経営には雰囲気が大事だと書きましたが、
上位がダメだと、その下は全てダメになります。大事なのは幹部がダラっとしない事でして、とにかく上位者をキリッとさせないと組織は腐ると思っています。

結果として、私は部課長クラスには容赦ないですが、新人には優しい(つもり)です。
厳しくしないのは、新人達を教育するのは私の直接の仕事ではないからです。

離職率はある程度低い、だいたい10%以下なら問題無いと思いますが、逆に0というのもおかしな話でして、去るべき人が去っていない可能性が高いです。

私の理想は、3:6:1  でして、下の1割はより質の高い人に入れ替わるのが経営的には良いと思っています。

逆に上がやたらと辞めるようなら、その組織は機能不全になっている可能性大です。

その大半はトップに原因があります。
トップは常に自制、自省が必要です。












なんだかんだ言って、長期的に会社を成長させようとするとスタッフの定着率に行き着きます。

あ、もちろん頑張ってくれる、優秀なスタッフが残るという前提で、努力しない人が残るなんてのは考えてないです。

先日、中小企業庁の動画みていたら、中小企業に入った新卒者の52%が3年内に辞めるとありました。
あ、ちなみに、この動画はかなり面白いです

弊社も、ある年4人入社して、3年で全員いなくなるという年がありました。

1人は早々にアパレルに転職。1人は家庭の事情で東京へ 。1人は結婚退職 。1人は体調不良にて。

全て会社のせいというわけでもないのですが、もちろん反省点がありました。

新入社員に関しては、毎年試行錯誤の連続でして、

・教育システムをきちんと組み、実践前に練習する
・最初から仕事面で負荷をかけない
・仕事を覚えたレベルによって、初年度から昇給あり

などなど、色々やってます。

その成果なのか、この3年は離職者0です。

でも、制度はもちろん大事なのですが、1番は早く一人前になって本当の仕事をしてほしい、立派な社会人に成長してほしい…という、親に似た気持ちが大事だと思います。

私独身なので、本当の親心はわからないですけどね。








金曜日は3オフィス(長崎を除く)200名が集まって業績報告会and大忘年会でした。

弊社は良い事も、悪い事もみんなでシェアします。

1年間頑張った人を表彰し、退職者の長年の功績に感謝し、来年の目標をみんなで確認します。

200名の笑顔を見てると、疲れも吹き飛び、また来年も頑張ろう!と思います ^_^
連日のゴーン氏の報道で少々飽食気味ですが…

思うのは、彼の15億ほどの報酬が高いのか?
という事です。

日産を引き継いだ当時と今年の予測を、比較すると、

売上 6兆5800億 → 12兆円 
経常利益  −270億 → 7000億円

改めて見ると、本当に素晴らしい回復ぶりです。
が、このことはまるで報道されません。

ちなみに、スティーブジョブスなど、アメリカの役員報酬1円の著名経営者たちは、創業者なので、自社株式を山ほど持っており、それこそ報酬以外の配当は年間数百億にのぼります。

私は、これだけの業績を残したプロの経営者であるゴーン氏の給与が「高かった」とはとても思えません。

問題は、その報酬を日本の慣習?のために隠蔽した事です。

利益7000億のプロの経営者が、プロ野球選手に毛が生えた程度の報酬にしかもらえないなら、それこそ夢も希望もないというものです。


夕方、日産会長のカルロスゴーン氏が事実上の脱税容疑で逮捕の見込みとの報道が。その1時間後には解任との報道がありました。

不思議なのは、過少申告なのに容疑が脱税でなく、有価証券取引法違反であること。

??と思ったら、有価証券報告に書いていた7億あまりの報酬が、本当は10億を超えており、それを脱税していたとの事です。通算では50億円程度誤魔化していたようです。

今回は、要するに内部告発ですね。
日産側の解任までのスピードが速かったことも納得です。

大企業の会長でも、いや、大企業の会長だからこそ、公人として脱税などもってのほかです。

脱税が明らかになれば、刑事罰はもちろん、社会的にも厳しい制裁を受けることになるでしょう。

しかし、日本の所得税最高55%とかなり高いですから、今後もゴーン氏でなくても脱税を企図する人は後を絶たないでしょう。

海外で借り入れを行い、海外口座で投資して、その利益はタックスヘイブンに飛ばすなんて話は私の耳にも入ってきます。

国税側もそのような脱税は断固たる姿勢で取り締まってほしいものです。






不言実行って言葉もありますが、こと経営に関しては有言実行の方が良いと思います。

例えば、残業を減らすことを社の方針とした場合、例え現在平均60時間残業だとしても、

「ウチは残業0を目指す」

と宣言することで、大抵はその方向へ向かいます。

もちろん、言うだけではダメで、言った以上は何が何でも達成する気迫が必要です。

ある企業が、3年後に売上10億円を目標としました。しかし、言うだけで社長はそれに向けて何も行動せず、スタッフが辞め、結局売上は1円も伸びないどころか、逆に減少しました。

・目標は宣言する

・宣言したら何が何でも達成する

これらは1セットなんです。

良いものを適正な値段で売る

おそらくは、これが商売の王道です。

法外に高い値段をつけるとお客様が離れますし、

中小企業のレベルで良いものを安く売ると、どこかに(大抵はスタッフに)無理が生じ、結局お客様に迷惑をかけることになります。

当たり前のようですが、トップがこれをどの程度意識しているかで、会社の体質がまるで変わります。

会計事務所で言うと、質の高い担当者が何よりの「商品」です。

そのようなレベルのスタッフを雇用するには、ある程度の学力・学歴が必要でして、年収にすると500万円以上は必要です。

会計事務所が負担できる人件費割合は最高で50%程度ですから、法定福利費を含めて

500万円×1.2=600万円
600万円÷50%=1200万円

1人の担当が、お客様を毎月訪問して、決算して、1件の会計処理を丁寧に担当てきるのはだいたい20件くらいですから、

1200万円÷20件=60万円

つまり、顧客単価60万円以上でないと、品質が維持できない可能性大な訳です。

これが顧客単価40万円となるとお金が足りませんから、雇用するスタッフの質を下げるか、スタッフに残業を強いることになります。

いずれも質の高いスタッフから辞めていきますから、お客様からクレームをもらい、さらに経営状態は悪化します。

もちろん、そうならないように大規模化したり、あらたなサービスを開発したり、ITを駆使して業務の効率化を考えたりするわけですが、そのITにも1000万単位のお金が必要です。

安さを前面に出している会計事務所はたくさんありますが、そうした事務所は何かを犠牲にしています。

上記のようなわけで、私はそのような経営は

「どうせ長くは続かない」

と思っていますし、実際、そのようになっています。








一昔前は着信数が仕事をたくさんこなしているバロメーターでした。今は空港などでやたらと着信が多い人を見ると、ビジネスの相手が年配ばかりなのか、仕事の仕方が古いのかな?と思います。


東京に出張すると、移動は電車が中心になります。
すると、移動時間は電話に出れません
また、ラウンジや静かな場所で電話するのは憚られます。

もともと電話が好きでない私は、電話という手段は緊急時とややこしい内容の時以外はほとんど使わなくなりました。

また、メールやLINEは山のように来ますが、電話着信もかなり減りましたね。
そもそも、電話は人の時間をこちらの都合で取ってしまいますから、やたらとかけると嫌われる原因にもなります。

LINEなら好きな時に読み、好きな時に返信できますしね。アラートもあるので、見落としもほとんどないです。

最近、スマホは巨大化しています。これはもはや電話ではなく、電話も出来る通信手段にカテゴリーチェンジしたからだと理解しています。

今後、どのようなコミュニケーションツールが出てくるかはわかりませんが、電話が復権することは、まぁないでしょうね。
スクールウォーズという人気ドラマがありました。
名古屋章扮する悪玉校長が卒業式で、

「学歴社会を批判するのは容易い。だが、学歴の無いものがそれを言っても負け犬の遠吠えでしか無い」

と語るシーンがあります。

当時9歳の子供ながら、その通りだと思いました。

学歴重視の採用は、おそらく無くなりはしないでしょうね。

採用人事は要は確率論でして、東大卒は一定水準の能力と努力する才能をもっているはずだ…という経験的仮説に基づいています。これは長年にわたって大学の偏差値がほとんど変化しないのと同じで、そう簡単には変わらないでしょう。

AIが飛躍的に発展して、その人の生い立ちから、運動歴、家族、友人、性格等の全てを把握し、判断するようになれば話は別ですが。

実際、私自身は関西学院大学の出身ですが、東京大学卒業の人と話すと、「これは一味違う」と思う事が多いです。

また、東大卒を不採用にして、関学卒を採用したら、私は嬉しいですが、周囲は!?となるでしょう。

もっとも、それは会社に入るまでの話。
学歴は人脈形成では多少役にたちますが、結局は入社してからの頑張りで地位も収入も大きく変わります。

高学歴の人は、高校卒業まで頑張ったわけですから、就職時にその果実を味わうのは当然の事です。

でも、大学を出た後、60年間生きるとすると、本当の勝負はその先にあります。



2代目経営者にありがちなんですが、やたらと効率を語る人がいます。

効率、効率、効率… 

ほとんどの場合、効率って自己都合で、自分のためのものです。

効率化することで、相手(お客様)に迷惑をかけることも多いわけです

効率化は目的を持って正しく行わないと、悪評を伴って売上が低迷します