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2024年6月7日の寺将会日記
夏、夏なのです。
6月はすでに夏なのです。
そしてこれからこの暑い日々が数ヶ月続くのです。
TOPの画像は夏の強い味方、蚊取り線香を納めるタヌキくんです。
寺将会はその名の通り会場がお寺の本堂なので冷房がないのです。
ということは窓を全開にして涼を求めるしかないのです。
窓を全開にするので蚊取り線香が必要不可欠なのです。
とは言え本堂のお隣の座敷には冷房もありますので、暑さがしんどくなってきたらそちらでお休みいただけます。
幸いなことにこれまで熱中症になった方は出ていないので、今年も窓全開本堂と冷房座敷の二本柱で乗り切る所存であります。
今週のYouTube Live
ここ最近、寺将会には毎週のようにはじめましてのお客様がご来場。
やはり新規のお客様は寺将会がどんな雰囲気なのかが気になるようです。
そんな寺将会の雰囲気を見るならこちらのLive動画が一番。
ノー編集なので空気感をそのままご覧いただけます。
数字をクリックするとその対局から観戦できます。
0:05 ちはや君vsゆうせい君
13:10 ちはや君vsおおうち君
19:22 はやた君vsあおいちゃん
46:20 りんちゃんvsあこちゃん 6枚落ち
1:21:40 りんちゃんvsとし君
対局の様子はそのままプロジェクターで再生して大スクリーンで見られるようにしてます。
いつも見てると慣れてすっかり当たり前になったけど、初めて見た人は結構良いリアクションしてくれるので、良い試みなんだろうなぁ、と思ってます。
今週の初心者講座
今週の初心者講座は先週の矢倉囲いに引き続いて、矢倉と並ぶ将棋の基本の陣形の美濃囲いを教えました。
その様子は下のリンクからご覧いただけます。
冒頭に30秒ほどのダイジェストがあるのでよろしければそちらだけでも。
実は今回新たな試みが。
サムネイル画像でもお分かりのように英語の字幕をつけてみたのです。
寺将会の初心者講座の対象は小学校低学年の初心者がメイン。
この子達はまだまだ将棋の難しい定跡書は読めません。
つまりは本を読めないことをを前提に教えています。
加えて子供達にすぐに実践してもらって、成功したら良かった場所を褒めて、失敗したら悪かった場所を指摘してます。
この本を読めない初心者への説明&実践&修正の流れが海外の将棋初心者の良い教材になるんじゃないかと思ったのです。
多分海外には将棋教室って少ないと思うんです。
すると初心者同士が集まる機会って少ないはずなんです。
となると初心者あるあるの失敗や、そこからのフィードバックを得る機会が少ないと思うんです。
もちろん英語で書かれた初心者向けの本や、初心者向けの英語のYouTube動画は沢山あります。
「だけど、実際に初心者に教えてる様子が見られる教材って少ないんじゃあ?」って思っちゃったんですよね。
この仮説がこの英語字幕企画のスタートですわ。
将来的に寺将会動画を見て将棋を好きになった子が、金沢観光がてらに遊びにきてくれたりしたら最高ね。
寺将会は、お寺だし、畳だし、そして金沢は北陸新幹線で交通利便性いいし、兼六園や近江町などの観光資源もあるし、で外国の人が来るには楽しいと思うんだけどな〜。
壮大な野望を秘めた試みなのでありますわ。
石川県のTOP中学生の棋譜を大盤で並べました
寺将会には初心者だけでなくて、大会で活躍するような子達も遊びにきてくれてます。
そんな子たちに石川県のTOPクラスの中学生の指した将棋を見てもらいました。
藤井八冠の将棋を見るのはもちろん最高なんですけど、身近なお兄ちゃんが指した将棋を見るのも得るもの大きいと思うのです。
大会とかで対戦することもありうるし、そんな相手が指した将棋に触れておくのは大きな意義があります。
自分との実力の違いもわかるだろうし、また強いとは言っても隙があったりするので、そこを見るのもすごくためになるはず。
ちなみにこの日の棋譜は以前寺将会によく遊びにきてくれていたシリュウ君の棋譜。
解説しながら「めっちゃ強くなってる〜」って思ってました。
攻めっ気があって工夫があって、見てて楽しい将棋でした。
小学生の頃からそうだったけど、シリュウ君は果敢に踏み込む姿勢が良いよね。
また機会があったらフラッと遊びにきておくれやす。
ガンガン負かされました
今週は子供たちにガンガン負かされました。
小駒を使った細かい攻めできっちりと寄せられ
成り込んだ飛車角のコンビネーションでジリジリ包囲網を敷かれ
金を使っての1手詰をしっかりと読み切られ
鬼ごっこではバッチリ捕まりました
初心者の、とりわけ女の子には、まずは勝つ経験を積んでもらうのが一番大切だと感じてます。
将棋に関しては、男の子と女の子の違いは結構明確にあると感じてて、一番顕著なのが負けに対する姿勢。
女の子は負けを嫌がる子がすごく多い。
特に初心者のうちは。
上達していく上で敗戦に向き合うのって、もちろんとてもとても大切なんだけど、それはずっと先のステップでもOKだと思ってます。
そのステップに至るまでに将棋をやめちゃったら元も子もないんですよね。
なのでまずは私を負けして、将棋楽しい、将棋好き、になってほしいんですわ。
このトピックの一番上の画像の女の子の盤面見てもらったら分かると思うんですけど、結構良い内容の将棋になってるんですよね。
しっかり矢倉に組んでるし。
その矢倉がと金で食い破られる程度にちゃんと攻め合いになってるし。
その上で相手の王様を寄せ切ってるし。
つまり何が言いたいかというと上記の私の指導の方針でもしっかり強くなってきてるってことですわ。
だから、最初はガンガン負けても大丈夫、だと思ってます。
今週の写真館
次回日程のご案内
次回は6月14日の金曜日17時〜20時の日程で開催予定です。
寺将会 代表 松浦優教
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