ロマン派美術館で開催中の特別展《ジェリコーの馬展》を見終わって、せっかくだから常設展のほうも見に行くことにしました。


思い返せば、昨年はこの常設展には度々足を運んだ私です。

何故かと言えば.......ここは4月のコンサートでメインの作曲家として光を当てたポーリーヌ・ヴィアルドと縁のある美術館だからです。

例えばこんなブログも書きました。面倒くさい方はスルーしてくださいね。

https://ameblo.jp/suizi/entry-12800798736.html


しかも嬉しいことにここはパリ市立美術館だから常設展にはタダで入る事が出来るのです。そんな訳で気楽に通えました。


4月のコンサートがたくさんのお客様にお越しいただき無事終了したことをポーリーヌに報告&御礼を.....と思ったので。


もう一回地図をご覧いただきましょう!

敷地の突き当たりが常設展のある場所(シェフェールの本当の住まいだったと思われる館)です。




入って直ぐの一階、常設展目玉のお部屋はジョルジュ・サンドのお部屋です。




このお部屋のカーテンが好き(ほんのちょっとですが日本の我が家のカーテンと似ているのです)


私はこのお部屋の絨毯がとっても好き❤️



さあいよいよ2階に上がってポーリーヌさんにご報告❣️

向かって左はポーリーヌの姉で同じく声楽家&作曲家で23歳の時《落馬》が原因で早逝したマリア・マリブラン、描いたのは Francois Bouchot 。まさに美人薄命そのものの人生。

向かって右はシェフェールが描いたポーリーヌ、こちらは美人薄命の真逆😆でも長生きしたお陰で彼女のサロンからたくさんの優秀な作曲家達が巣立って行きました。


こちらもシェフェールが描いたポーリーヌ。




向かって右から2つ目のシェフェールの肖像画はポーリーヌが描いたもの。

多彩な才能ですね。


さてひと通り見終わって最後のお部屋に来たところで特別展で見たあの金色の『馬の解説用プレート』を発見したので、係のおじさんに「これは今回の特別展に合わせてわざわざここにも置いたのですか?」と質問したら、なんと「そうですよ。今の時期だけ常設展にも全部で3つありますよ!」と教えてくれました。

毎度のことですが相変わらず私の『節穴の目』。


どうやら見落としていたらしい........と言う事でもう一回2階に上がって注意しながら回ったらありました。


こちらも


対のように置かれているこちらにはプレートは無し、なんでかな?


この美術館では常設展にその時開催中の特別展の作品を数点置いて一体感を出したり、今回のようにプレートでそれを表したり....

いかにもフランスっぽい、さりげないけれどおしゃれなプレゼンテーションです。

例えば去年の4月にはその時開催中だった Françoise Pêtrovitch の昨品を常設展の絵に挟んで見せたりしていました。




こんな感じでした。


2階も再度見終わって常設展を出る時、先程教えてくれたおじさんに「貴方のお陰で馬のプレート見つけることができました。どうもありがとうございました」と御礼を述べたところ大変気をよくしたおじさんは出口まで送りに出てくれただけでなくサロン・ド・テがあるからよかったらお茶でも飲んでおかえりくださいと教えてくれました。

おじさんに教えて貰うまでもなく晴れていればお茶するつもりでしたが、雨☔+寒いのでこの日はお茶は諦めました。



相変わらず寒くて雨の多いパリですが5月末からの6月にかけての週末は3日間連続でコンサートやお芝居の舞台が続きます。

全部ブログに書く時間があるかどうか.....ですが。


余談ですがFBをお持ちでない方のために。

直近の外食の写真です。

物価高と円安で外食は殆ど出来ませんが、たまには友人とこんな時間も。