8月6日(土)


Musée de la Vie Romantique ロマン主義美術館で開催中の《 Héroïnes Romantiques 》展を見に親友のM子さんと出かけました。


パリの地下鉄の通路には映画や美術展の大きな広告が貼ってあり、そこから色々な情報を得る事もしばしばあります。


この展示会も春(4月6日から開催中)から地下鉄を通るたびいつも気になっていたもののなんとなく行きそびれていました。


そろそろ見ないと終わっちゃう〜とお尻に火がついてM子さんにお声をかけてみたところ、是非行きましょうと言ってくださり......


場所はモンマルトルの一角です。

モンマルトルといえばものすごくツーリスティックな場所というイメージですが、一歩脇に入ると静かな所もいっぱいあります。


ここが入口です。




この長い私道の奥が今日のお目当ての美術館


入っていきなり目に飛び込んできたのはピアノ

ここでコンサートでもするのかな〜とちょっと気になったり🤔


色々な物語のヒロインの絵があるのですが.....

ヴィクトル・ユーゴー「ノートルダムドパリ」のエスメラルダ


地下鉄Ⓜ️でも目を惹かれたシェークスピア「ハムレット」のオフィーリア


同じくシェークスピア「ロミオとジュリエット」


テーマ毎に各部屋に色々展示されていましたが、フランス文学や歴史にイマイチ弱い私にはよくわからないものもあって.......😅


特別展を見終わってお庭に出てきました。


正面に見えるのが常設展のある建物です




向かって右側の緑に覆われた所は5月から10月の11:30〜17:30まで開いているサロン・ド・テ。お茶やケーキを楽しめるそう......


葡萄が🍇!


ここは元々画家アリィ・シェフェールの館だったのを彼の子孫がパリ市に寄贈し美術館となりました。

近所にジョルジュ・サンドがショパンと一緒に住んでいた事もあって彼らに縁のある品々の展示もあると美術に詳しいM子さんの説明を聞いて、特別展よりこの常設展の方に俄然興味が❣️



この方が元の持ち主であった画家アリィ・シェフェールさん




ショパンの手、意外にもかなり小さいです。




正面にはジョルジュ・サンドの肖像画


カーテンのデザインが素晴らしい😍





絨毯の柄が可愛くて好き❣️



小さなピアノ😵🎹!


再びアリィさん、今度は立体で!


ルーブル美術館のような規模の大きい美術館も好きですがこういうこぢんまりした小さな美術館も大好きです❤️


今年コメディ・フランセーズ観劇デビューしたことは以前のブログで2回ほど書きましたが......


実は同じ舞台の演目を映画館でも見ることが出来るのです。これはチケット入手困難なコメディフランセーズの舞台を見られるとても良いシステムだと思います。

と言っても毎日上映があるわけではないので日にちは限られますし、大抵は夜遅い時間帯に一回限りの上映なので今の季節は良いけれど冬になったら難しいかもしれませんが。

しかも普段はシネパスと言うカードのお陰で映画は何回でもタダで見られますがこう言う舞台物(お芝居やオペラやバレエ)の映画は有料です。

尤もカードのお陰で25€のところ18€で見られますが。


舞台が面白かったことに加え、本を読んでみたらもう一度確認したい事も次々に出てきたりして.....

結局3回も映画館に通い詰めました。


映画では舞台上演前に主役級の俳優さんたちのインタビューもあるのに加えて、例の《足が綺麗で》お気に入りのアコーディオン氏のインタビューもあるのが嬉しいのです🥰


さて前回のブログでドラント伯爵の足がちょっとね〜〜と文句を言った私ですがその後、本を注意深く読んでいたら、ジュルダン夫人のこう言う台詞がありました。


ジュルダン氏の娘の恋人クレオントの求婚を、ジュルダン氏はクレオントが貴族出身でない事を理由に撥ね付けるのですが、その時の夫人の台詞がこれです。

「娘の夫には身辺が清廉であることが重要、彼は正直だしお金持ちだし。ろくでなしで不恰好な貴族に比べて(クレオントの方が)ずっと良いではありませんか!」


この貴族というのが、貴族一般を指すのか、ドラント伯爵を指すのか........🤔貴族という単語の前が『 un 』となっているから伯爵を名指しているのではなく貴族一般を指しているのかな?というのが私の個人的な解釈ですが(自信はない)。


しかしドラント伯爵の事も指していると捉えるならば、伯爵役にスラリとした長身の美形を選んではいけないわけで。

まあコメディ・フランセーズともあろう由緒ある団体がそんなミスをする筈はなく、配役についても考え抜かれた結果だろうと納得。


衣装も彼の形の悪い短足をさらに不恰好に見せるよう工夫されているのでしょう!納得👍

お気の毒に.....😅

余談ですし+しつこいですが向かって左は足の綺麗なアコーディオン氏です😍


それにしても、当時モリエールのパトロンはルイ14世だったわけだし、観客も貴族が多かったであろうに、なんという大胆な台詞。

当時の貴族達の反応が見てみたかった(笑)🤣🤣🤣


さて、目下夢中になっているお芝居ですが、それはこの分野で私が初心者だからだろうと思います。


少女の頃から数えきれないほど多くのオペラを当時はまだオーソドックスな演出が主流の舞台で観て来た私には、最近の斬新過ぎる演出や衣装のオペラには拒絶反応が酷くてせっかくパリにいると言うのに全く見に行く気になれません。


この町人貴族にしても、リュリーの音楽をそのまま使ってるわけではなくバルカン風に大胆なアレンジが為されているし、衣装もかなり斬新ではあるのですが、私には幸か不幸かこの分野に於ける『固定観念』がないから素直に楽しめるのだと思います。


そう考えれば私には全く共感できない今どき風のオペラも案外《新参の方達》には受け入れられているのかもしれないなあ......と思ってみたり😆

まあ今どきのオペラについてもあれこれ文句を言うと《老害》と言われるのがオチですし😔

あれはあれで良いのでしょう。嫌なら見に行かなければ良いだけのこと。


なので私は当分の間お芝居にのめり込もう〜❤️







7月29日(金曜日)


Musée des Arts Décoratifs (パリ装飾芸術美術館) に Elsa schiaparelli (エルザ・スキャパレッリ)展を見に、パリ在住元祖美魔女・弓シャロー さんと一緒に出かけました。


東京に住む姉が『これ面白そうよ』と教えてくれたのが始まりです。ファッションに関係のある展示会だからと弓さんにお伝えした所『ずっと昔から大好きなデザイナーなの❤️』という事で早速一緒に行くことになりました。






スキャパレッリとはどういう人かというのはこちらをご覧ください

https://www.fashion-press.net/brands/296


そしてこの度......

2019年からハウス・オブ・スキャパレリのアーティスティック・ディレクターを務めるダニエル・ローズベリー(Daniel Roseberry)氏も、エルザ・スキャパレリの遺産を彼自身のデザインで大胆に解釈する。「Shocking! The surreal world of Elsa Schiaparelli」の詩的で没入感のある空間美術はナサニエル・クリニエールに委ねられた。展示は、装飾芸術美術館のChristine & Stephen A. Schwarzmanファッションギャラリーで行われる。


ダニエルローズベリー氏のインタビューはこちら💁‍♀️

https://youtu.be/5UJ9ROURmHI


今は情報はネットで得られる時代ですから、詳しい説明は省いて私の撮って来た写真をお楽しみ下さいませ。


先ず足を踏み入れた途端に弓さんがワッと声を上げて感動なさった展示場の床と壁❣️

彼女のデッサン画のオンパレードです。







これを見るだけでもう圧倒されます。


ちょこっと私の爪先も!



1939年のTIME の表紙を飾ったエルザさん。


展示は当時の彼女の作品とダニエルローズベリーさんの作品が絡み合うように展示されていました。

印象に残ったものを写真におさめて来ましたのでご覧下さいね。





イヤリングは皆どれもすごく大きく、一番小さいものでも全長10センチはありました。耳が痛くなりそう😅
















昔の女性は細かった〜当時はコルセットから解放されたばかりの頃だからまだコルセットの名残で体がギュッと締まっていたようです。

生まれてからずっと一度も締め付けずにこの歳まで生きてきた私には信じられない細さでした(笑)😂


こちらはダニエル氏のドレス




とにかく展示の仕方がユニークでさすがです!










↑ステージ衣装みたい😍






















サルヴァトールダリやジャンコクトーとも親交のあったエルザさん。

なんか良い時代ですね〜


ドレスの他の写真はこちらからご覧になれます

https://www.vogue.co.jp/fashion/article/us-vogue-2022-aw-haute-couture-schiaparelli


モードの世界で生きてらした弓さんと一緒に見て回ったので色々知らないことも教えていただいたり、我々が見過ごすような事柄に対するプロの視点からのご感想など伺え有意義な鑑賞でした。


その後少し早い弓さんの84歳のバースデーお祝いディナーを私たちのお気に入り《野田岩》さんで❣️



美しいものに触れ豊かな気持ちになって、美味しいものをいただいて.....最高の一日でした。感謝💖