新感覚研究所 by スーツ面2号 -19ページ目

新感覚研究所 by スーツ面2号

「おもしろい!」「あ~きもちいいな~」「​感動した!」「びっくりした!」「やられた​!」「え!?」「笑える~」などなど その気持ちは人を通して広がる。新感覚でナイスな刺激を発信してきます。

銭湯盛り上げ隊 第22番 福の湯@国分寺市


湯喝度:よろし
洗い場瞑想度:よろし
番台:フル
男女湯絆度:よろし
昭和度:よろし
赤蛇口度:よし
ペンキ絵:富士山by早川氏
備考:薪式、水風呂なし、おばあちゃんよろし
総合瞑想度:よろし
スーツ面2号ガイド:★★★


今日は立川で飲みがあったので、帰りにひとっ風呂浴びることにした。


銭湯検索。立川市に5つ、国立市に2つ銭湯があるが、番台式はない。
さらに探すと、国分寺市に3つ銭湯があり、2つが番台式。
国分寺市、いいところだ。
国分寺駅から徒歩7分の福の湯へ行くことにする。


国分寺駅を降りて商店街を歩く。
今日は風がとても冷たい。
商店街を左折すると一気に人がいなくなる。


煙突が見えた。ここだ。
木曜日午後9時30分。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-福の湯1


のれんの奥は見えない。ここにドアがあるタイプは初だ。
まさか平成スタイルか?


カラカラカラ。


傘立て、そして木の感じ。何の問題もなく昭和度が期待できる。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-福の湯2


ガラガラガラ。


番台はおばあちゃん。
どこかなつかしく、とてもあたたかい。


昭和銭湯バリバリスタイル。天井もバリバリ。文化財並み。
高い天井からつり下がる、十字に配置された蛍光灯もかなりイカす。
こんなナイスなインテリアは都内のこじゃれたレストランでもないだろう。


ひとりうなずくスーツ面2号。やるなここは。
風呂場へ。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-福の湯3


富士山がやさしく迎えてくれる。
そして真ん中の島が鏡なしスタイル。
これは斬新であった。初である。
近所の孫の湯も同じスタイルらしい。
東京西部はこういうスタイルなのだろうか。


瞑想準備完了。湯船へ。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-福の湯5


うーむ、西伊豆の富士山がすばらしい。
早川氏の作だ。
そして岩にぶち当たる波は力強い。
爽快である。


その下には九谷焼のタイル絵。
これがまたすばらしい。
鯉が泳ぎ、滝登りのところまで描かれている。


ナイス喝である。
しばし瞑想。
ココロ洗われる。


煩悩流しタイム。
両サイドの洗い場の鏡には、今はないと思われる近所のお店の広告が残っている。
洗い場で同席した、銭湯好きのドッグリバー氏と盛り上がる。
映像作家の彼は、特にここのタイル絵が好きだという。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-福の湯4


ドッグリバ-氏の解釈では、湯船の我々がタイル絵の鯉となり右から左へと川を上って行き、滝を登る。
そしてペンキ絵へとつながり、丘を越え、左から右の女湯の方、富士山の頂上まで登っていくというストーリーだ。


うむ、縁起がいい。あやかろう。


ふたりで風景を堪能する。
いい景色だ。


じゃ、僕先上がります。
ドッグリバー氏は先に瞑想を終えたようである。


スーツ面2号、しばし無の世界へ入る。
気持ちよい。
いい瞑想ができた。


風呂上がりにコーヒー牛乳をやりながら番台おばあちゃんに聞く。


まず番台の手すりの装飾がすばらしい。
雲をあしらったもののようだ。
おばあちゃんから見て右側、女湯側の方だけくたびれている。
貸しタオルをやっていたころ、回収したものを右の番台手摺へかけていたそうである。
この手摺がほしいと名乗り出ている人もいるそうだ。


閉店間際となり掃除がはじまる。
おばあちゃんの担当は、電気のスイッチを消す作業。
番台の上から背伸びしてなんとか届いたスイッチ。
数あるスイッチから、何個か消す。


入り口の脇には籐のかごが高くつみあがっている。
当時ひとつ3000円したらしい。
あそこはロッカー小さくしちゃったからね、昔はあそこにカゴがいれられたんだけど…
昭和銭湯では、たまにこのカゴが置いてある。
どこも同じ会社のものと思われる。どれも50年ほど前のものだ。
今度使ってみよう。


おばあちゃんには、どれも思い入れがある。
聞くと間髪いれずにストーリーが出てくる。
この銭湯のすべてに愛情を注いできたのだ。
でもその表情、語る口調は、どことなくさびしい。


もう長くは続けられないわね。
跡取りはいない。
大変よ、お風呂屋さんは。


後ろの機械も難しいのよ、54年やってても難しいわよ。配管なんかも入り組んでるのよ。
お風呂屋さんは大変よ…


言いながらうつむく。


おばあちゃんが番台から降りてきた。
あら、今日はおかしいよ、スカートが静電気でくっついちゃって、あらあら。
うまく歩けないわよ。
ちっちゃな後ろ姿。腰はちょっと曲がっている。


福の湯、続けてほしい。
スーツ面2号継ぐか。うむ。


番台、脱衣所、洗い場、湯船、ペンキ絵、タイル絵、おばあちゃん、すべてにおいてすばらしい。


ちなみにミシュランガイドって3段階評価なんですね。
じゃあ、スーツ面2号ガイドだ。


1つ星:特に昭和度の高い愛情銭湯
2つ星:極めて昭和愛情度が高く、遠回りをしてでも訪れる価値がある銭湯
3つ星:それを味わう為に旅行する価値がある卓越した昭和愛情銭湯


スーツ面2号ガイド、3つ星の愛情銭湯、福の湯。
また来るよ、おばあちゃん。

銭湯盛り上げ隊 第21番 奥の湯@渋谷区


湯喝度:よし
洗い場瞑想度:よし
番台:フル
男女湯絆度:よし
昭和度:よし
赤蛇口度:よし
備考:水風呂なし
総合瞑想度:よし


今日は飲みがあるがその前に少し時間がある。
近くを探すと、南新宿駅徒歩0分、日本一駅から近い銭湯、うむ気になる。行ってみよう。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-奥の湯1


小田急線、南新宿駅を降りると、駅の施設かと思わせるほどの看板。
なるほど、駅の真横に銭湯が。
銭湯のあとに線路が通ったらしい。
煙突も駅の真横に。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-奥の湯2

本当に徒歩0分である。

癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-奥の湯3

水曜日午後6時40分。


外からはわからなかったが、中へ入ると昭和度バリバリ。
天井も昭和、トイレも外。
脱衣所男女絆度もよい。


ニュースのアナウンサーの声が広い脱衣所で響いている。
先ほどの地震で津波注意報が出たとのことである。


さて、早速風呂場へ。


緑ペライスなし。
洗い場瞑想度、よし。
ペンキ絵などはないが、全体にグレーな感じでカタコンベっぽい。
洞窟に入ってきた気分。


ひんやりとした空気で瞑想準備完了。
洗い場瞑想度、男女湯絆度よし。


さて湯船へ。
なかなかよい喝である。
洞窟瞑想。


うむ、落ち着くひと時である。
一日を振り返る。
人生ってなんだろう。


さて、煩悩を洗いに洗い場へ。
ん?ふと見ると、洗い場に木の桶が。
おとうさん、これマイ桶ですか?
そうなんですよ、明治神宮の紅葉の時に毎年桶屋さんが来ててね、2年程前に買ったんですよ。
なかなかいいですよ、木の桶。と微笑む。
いいなあ、マイ木桶。シブい。
まずはマイ緑ペライスからやってみようかな。


実は私も銭湯好きなんですよ、とお父さん。
特に熱い湯が好きなんで、ここに来るんですよね。という。


であれば、ぜひ目黒の高松湯 に行ってください、とオススメした。
お父さん、目が輝いていた。あの激喝風呂をどう評価するか楽しみである。


白髪で眼鏡でやせ形のお父さんとスーツ面2号。
どう見ても、普段街中ですれ違って、話し込むことはないふたりであろう。
しかも素っ裸。
こんなファンキーなシチュエーションはない。
銭湯っておもしろい。


瞑想第二ラウンド中に、今度はぽっちゃり父さんが喝瞑想に来た。
このぽっちゃり父さんも銭湯好きらしい。
若者に銭湯文化を広めようとしてるんですよ、と言うと、うーん、どうかなあ、むずかしいんじゃないかなぁと現実的。
なんとか、オシャレにファンキーにやる方法を考えよう。


風呂上がりにコーヒー牛乳がなかったのでオロナミンCで番台お父さんへ聞く。
淡々と銭湯道を貫いている仙人風である。


番台について話をしていると、番台にへこんだ部分がある。
おつりの小銭を用意しておく部分が指で押さえる重みでだんだんへこんでくるのである。
鍾乳洞やさざれ石の逆バージョンである。
長い年月の魂が込められた、お客さんとのコミュニケーションの文化財である。
同じ位置に小銭、魂込めた指先。銭湯道である。
感動的である。


脱衣所の昭和の空気。響く音ひとつひとつが生きている。
昭和度の高い、駅から徒歩0分の愛情銭湯。
おススメである。

銭湯盛り上げ隊 第20番 照の湯@中野区


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-照の湯1


湯喝度:よろし
洗い場瞑想度:よし
番台:フル低
男女湯絆度:よし
昭和度:よし
赤蛇口度:よし
ペンキ絵:富士山by丸山氏
備考:水風呂なし、おかあさんよろし
総合瞑想度:よし


新中野で用事があったので、千代の湯 近くのもう一つの番台式、照の湯へ。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-照の湯2


自動ドア。昭和度はどうか。
その横には手すり。
高齢者にやさしいつくりである。

「男湯」の豪快なサインペンがファンキーなことは言うまでもない。

男気を感じる。


入るとおかみさんが笑顔。


中は改修済み。白基調で、非常に明るい。
改修したときにフロント式も業者に勧められたのだが、番台式にこだわった。
やはり高齢者の方が多いので、中が見えないと危ない、という。
たまには救急車を呼ぶこともある。


うちのお風呂は結構熱いわよ、と言われて少し期待。


さて、緑ペライスはなかったがケロリンあり。
赤蛇口はほぼ青なしでいける。


瞑想準備が早速整った、湯船へ向かう。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-照の湯4


高温湯の方へ入る。
なかなかナイス喝である。
45度くらいか。


見上げればペンキ絵は富士山。
平成23年丸山氏作だ。
男女湯にまたがりそびえたつ。
息子さんの提案により桜を描いてほしかったそうだが、男女湯の端に1つずつ桜が描かれている。
桜と富士山のコラボは初かもしれない。
ちなみに丸山氏は5色のペンキですべてを表現しているそうだ。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-照の湯6


瞑想第一ラウンド完了。


洗い場で煩悩を流して、第2ラウンド瞑想。


湯に体を沈める。
見上げれば富士山。
うーむ、贅沢なひと時だ。


タイル絵にはオランダ風車。
最近オランダ系タイル絵をよく見かける。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-照の湯5


目を閉じる。富士山のふもとへ。
うーん、やはり富士山は美しい。
そこから突然オランダへ。
風車。
うん、ちょっとファンキーな流れだな。
いいじゃないすか、この世界の旅。
よくわからない流れ。


いい瞑想ができた。


湯あがりに番台トーク。


おかみさんに聞く。
今は息子さんとふたりで営む。

昭和27年ごろスタート。


営業時間には意味がある。
もとは開始は午後2時50分ごろだった。
しかし、3.11の震災でとても怖い思いをしたので、営業開始を午後3時30分にしたという。
震災後には煙突も補強。
ご神木の補強である。
節電にも心がけている。


お客さんとお話するのがやっぱり楽しいわよ。
きれいなおかみさんである。どことなく色っぽい。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-照の湯3


おじいちゃん、おばあちゃんが多いでしょ?

すぐものを忘れちゃうのよね。

下足札とかロッカーのカギとかすぐどっかやっちゃうのよ。

そこは番台式のいいところ。私たちもなんとなく動きは見てるから。


この前もカーディガンがないって必死に探してるおばあちゃんがいて。

いや、おばあちゃん、さっきトイレに持って入ってたわよ。

そう、トイレに忘れてたみたい。


脱衣所トークもおもしろい。


近所のおじさんと話すと、最近の若いもんはなあトーク。
電車で化粧なんかも当たり前になってきたなあ、そのうち電車で着替えするかもな、なんて笑いながら。
この前は電車でカップラーメン食ってるヤツがいたよ、とあきれる。


おれたちゃ昔は、知らないオトナによく叱られたもんだ。
そうやっていろいろ学んだ。
でも今はそういうオトナもいなくなったな。変な若者が多いからしかたないんだけど。


うむ、同感である。


午後11時30分ごろ、急いで男性が入ってきた。
ごめん、財布忘れちゃったよ。取りに帰ったらお風呂閉まっちゃうからなぁ…
あら、いいわよ次来た時で。


いいじゃないすか。ツケがきく。
これが地域のキズナだ。


番台、ナイスなおかみさん。
それが地域をつなぐ。
人がしゃべる。情報交換。
しゃべらなくてもあったかい気持ちになる。


番台おかみは脱衣所のファシリテーターであるし、地域のきずなをつなぐファシリテーターなのだ。



いやあ、今日もいい湯だった。帰ろっかな。


うん?

ない。

ストーンのネックレスがないのだ。

結構必死で探すスーツ面2号。



と、おかみさんが、あら、あれあなたのじゃないの?


全く違うところに置き忘れていた。

これが番台式の愛情だ。


何を探しているかも言っていなかったが、おかあさんのように気づいてくれる。


スーパー銭湯では味わえない愛情芸術劇場、それが番台銭湯なのだ。


今日は渋谷の街に興味がある人、集まれ!っていう感じの、誰でも参加可能な集まりがあったので行ってきた。

主催はピープルデザイン研究所

「シブヤのまちとお店を魅力的にするピープルデザインとは?」というお題である。


おもしろそうではないか。
スーツ面2号は渋谷で坐禅カフェやら、ホームレスナイトやら、銭湯合コンなどを考え中なのである。
原宿のソーシャルラウンジ「AJITO 」の二人組と参加してきたわけである。


さて、まずは代表の須藤シンジ氏のお話スタート。
激シブです、須藤氏。かっこええ。


で、ご子息の障害の話から始まる。
予想外のお話であったが、最後解けた。


日本の障害者に対するマインドは、基本的にかわいそう、とかやってあげなきゃ、とかである。
そして、完璧に対応できるかという不安、シャイな気持ちなどから、積極的にヘルプできないという、ココロのバリアを健常者側がつくってしまっている。


さて、それをどう変えていくのか。


ひとつはこれから実際に老人になり、いつかは介護を受けていく、我々若者層へアピールするということ。

そしてもうひとつ重要なことは、障害者グッズをマイノリティーである障害者にアピールしていくのではなく、大多数の健常者にアピールし、数を動かすこと。
それが価格低下へもつながる。


そしてそのアピール方法はオシャレ、ポップ、カワイイ、ヤバイがテーマであるということ。
そこで、取り扱い店がオシャレな街に広がり、そこへ障害者が足を運ぶ、街へ繰り出すようになるという仕組みである。


「障害」をテーマにした、新しい価値観の創造である。

新感覚研究所のスーツ面2号、めちゃくちゃ感心した。
その考え方自体、かっこいい。


須藤氏は10年前からそんなオシャレなグッズをつくってきた。
NEXTIDEVOLUTION 」というプロジェクトだ。非常に面白い。


そんな彼らが仕掛ける新作は「Communication Card」だ。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-ピープルデザイン研究所communicationcard3


健常者が、これをかっこよくつける。
そしてこれを見た障害者は、ヘルプを求めるためのコミュニケーションのきっかけができる。
障害者に限らず、日本語が一切できない外国人にもヘルプになる。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-ピープルデザイン研究所communicationcard2


そしてたとえそんな機能、システムが回らなくても、それを買ってつける、という行為を我々がすることが、すでに大きな意識変革なのである。

つけた時点で、シブヤの街のコンシェルジュ+日本アンバサターなのだ。

その役目を果たすには、ある程度シブヤ、日本を知っていたいし、伝えたいという気持ちも芽生える。
とにかく、なんだか楽しいじゃないすか。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-ピープルデザイン研究所communicationcard1


しかもおまけで、これを中国で安く作らせるのでなく、シブヤの障害者たちがこれを作るというのである。

うーむ、完璧システム。


人は感動した時、それを誰かに伝えたくなるものだ。アクション。

そんなアクションが伝播していく、それってすばらしい。


そういうことなんだよな、とうなずく。

ぼんやりとではあるが、スーツ面2号の道も見えつつある。


テーマは、オシャレ、ポップ、カワイイ、ヤバイ、なのである。
我々の世代から、そんなことに少しでも参加し、ファンキーに活動、発信していこう!

銭湯盛り上げ隊 第19番 高松湯@品川区


湯喝度:よろし
洗い場瞑想度:よろし
番台:フル
男女湯絆度:よろし
昭和度:よろし
赤蛇口度:よし
タイル絵:オランダ風車
備考:ガス、水風呂なし、超激喝風呂、若旦那よろし
総合瞑想度:よろし


豆腐フェアで近未来なお台場近辺へ行った帰りに、汐留駅でお茶休憩。
コンクリートあたりをしてしまった。
昭和なあたたかさに触れたい。
調べると、白金台と目黒駅の間に番台銭湯がある。よし、行ってみよう。


白金台駅を降りる。落ち着いた雰囲気である。
しばらく歩くと、シカゴのようなシャレた交差点。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-上大崎交差点

雨がポツポツ落ちてきた。
雨やどりにひとっ風呂、ちょうどよい。
交差点に面した昭和マンションの1階、高松湯へ。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-高松湯1


入った瞬間、木の擦り減り感がすばらしい。
そしてこのドアー。かなりやってくれそうだ。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-高松湯2

ワクワクする。
日曜日午後6時。


入ると若旦那。
渋谷さかえ湯 のナイスガイ・タカシとは違う、落語真打系のナイス若旦那である。
着物が似合いそうだ。能面や琵琶なんかも似合いそうだ。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-高松湯9

マンションなのだが、木造感。
木の色が他の銭湯の昭和度とは違う、ちょっと明るい色だ。
マンションなので、天井は普通の高さ、脱衣所は広く、男女脱衣所絆度も高い。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-高松湯10


いざ風呂場へ。


緑ペライスに黄色ケロリン。
洗い場瞑想度、よし。


軽めに瞑想準備をしたうえで、湯船に向かう。
ペンキ絵はなく、創業当時からのオランダ風車っぽいタイル絵が広がる。


湯船はふたつ。
右の湯船はジェットが出ていて、人の出入りも激しい。
左の湯船には誰もいない。なにか威圧感を覚える。


左の湯へ軽く手で挨拶。
熱い。
片足を入れてみる。
…熱い。
もう片足を入れ、体を沈めようとする。
熱すぎる。
気合いでしゃがみ始める。
熱い!


負けた。

タップアウトである。膝下のみで終了。これっぽちも歯が立たない。
これは超喝風呂である。
今までにない喝だ。
感動的な熱さである。


周りの人に聞いてみたが、皆笑って答えた。
左に入っている人はほとんど見たことがないよ。


高松湯へ来たら、この左の湯船と対峙してみてほしい。


さて、右の湯船で瞑想。
うむ、それでもこちらもなかなかの喝だ。


体を洗いながら煩悩を洗い流し、喝第2ラウンド。
まだ自分に納得がいかない、気合いでいけるだろう。
超喝風呂へ再チャレンジ。


片足イン。
即アウト。
全く相手にならない。
甘さを思い知らされる。
足、しびれる。


右風呂でしばし瞑想。


うむ、いい湯であった。


湯あがりにコーヒー牛乳で若旦那とトーク。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-高松湯6

ここは戦後にできたが、珍しいことに、はじめからマンションタイプだったそうだ。
当時のこのマンションは相当こじゃれていたはずである。
でも煙突なかったですよね?と聞くと、あるらしい。
帰りに見てみよう。
結構早い段階でガス式に変えたようである。


若旦那は5年程前から番台に上がるようになった。
銭湯はやはりお客さんとお話できるのが楽しいという。


話していくうちに、年齢が近いことがわかった。
ご結婚されてるんですか?
いやー出会いがなくて…


ふと、ピンクプリントが張り出され、無造作にサインペンで終了マーク。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-高松湯11

出会いの湯じゃないすか!


いや、これは老人向けですから。
やっぱ若者はこないっすよ、銭湯には。


そっか。

まかせてくれ、いろいろアイデアを練っている。
なんとかしようじゃないか。


さて、若旦那に女性の好みを聞いた。
芸能人でいうと?
…特にいないっすね、やはり女性は見た目じゃないんじゃないすか?
いいっすね、若旦那。
絶対いい人が見つかるはずだ!


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-高松湯8


若旦那、血液型は何型?

うむ、スーツ面2号と同じだ。

どうりでなんだか話があった。


ここはマンションタイプだが、かなりやってくれた。
脱衣所、洗い場、風呂、若旦那、すべてよし。昭和度もかなり高い。


癒しエンターテイメント研究所 byスーツ面2号-高松湯5

目黒へ来たら、白金でこじゃれた時を過ごしたら、ぜひ立ち寄ろう。
いや、この激喝風呂で気合いを入れてから、街へ繰り出すのもよい。
超オススメ銭湯である。


帰りにちょいと離れたところから見ると、不思議な位置に煙突がしっかり残っていた。
それはそれで結構衝撃の光景であった。


そして両足の膝から下は、いまだにヒリヒリしていた。