昨日は大学時代の友人N村君が11月に結婚をするということで
久し振りに大学時代の友人6名で集まって梅田で飲んできました。
東京に転勤で不在の者や仕事で忙しくて・・・ということで
3名が残念ながら参加ができませんでしたが、
仕事の仲間やつながりのある方等と食事をしたり飲むのも良いのですが、
やはり校友と飲むというのは最高に楽しいですね。
「あの頃は・・・」という話から現在に至るまでの
非常に長い時間を共有してきているからだと思います。
それに、卒業して12年が経過しますが、良いか悪いかは別として
お互い全く変わってないよなぁといった感じでした。
唯一と言えば私がかなり太ったことでしたが
12年も経てば世の中も、自分を取り巻く状況や環境、考え方等
多岐に渡って変化が訪れているのが普通だと思います。
友情とか健康といった変わらないものは本当に何物にも替え難いものですね。
でも、不動産というものは年数が経過すれば自然と物件の価値や
住んでいる方の状況、環境といったものが変化していってしまうものですね。
先週末、江坂のあるマンションをご案内した際のことです。
空家ということでしたが、管理先の業者の担当の方が
「室内、ちょっと汚れているので・・・」と事前に確認をした際におっしゃられていました。
玄関を開けると現在、大規模修繕中のために外壁に
幕が張られているということもありましたが、昼間なのに
うす暗~い室内が広がっていました。
実際には暗さ以上に重~い感じのする室内です。
それに、風が強い日でしたので、その外壁の幕がバタバタと音をたてています。
ちょっと怖いです
(あれっ、なんで音が・・・?)と思って廊下の先のリビングを
確認すると、なんと窓が空いているではないですか!!
それと、うす暗~い室内には「誰か住んでいるの!?」と思えるほど
日常の生活用品や家電、衣類などが散乱していますす。
これって夜逃げ状態そのものです。
正直、こう思いました。
「こんなん、案内させるなよ」 「室内汚れているじゃなくて、気持ち悪いわ」
お客様も私と同じでびっくりされておられると同時に
「浜口さん、この物件は(検討の余地は)無いですね」と即座におっしゃられました。
私も「そうですね。すいません、室内がこんな状況になっているとは思いませんでしたので。」
そしてバルコニーに面した空いていた窓を閉め、引き上げようと
玄関に向かうところで、小さい女の子(たぶん、2歳くらいでしょうか)と
35歳前後と思われる両親が仲良さそうに3人で映っているたくさんの写真が
室内の至るところに飾られていました。
日付は2006年のものでした。
5年前のこの時期、このご家族は幸せだったんだろうなぁ。
この女の子、今は小学校2年生くらいになっているのかなぁと
勝手に回想をしてしまうと何だか切ない気持になってしまいました。
ドアを開けるとフロアに3部屋しかないのですが、たまたま隣のお部屋の
方がおられたので伺ってみました。
私 「すいません。お隣の方、出られてからだいぶ経たれるのですか?」
隣人「よくわからないのですが・・・。たぶん、だいぶ経つと思いますよ」
私 「突然、いなくなってしまった感じですか?」
隣人「そうなんです。突然、いなくなってしまいました」
シューズボックスにも靴が入ったままでしたし、
室内の状況からは取るものを取って去っていった感じを考えると、
やはり、重大な決断をせざるを得ない状況下になっていたのが
容易に推測出来ます。
このご家族に何があったのかは分かりませんが、家を購入する際は
皆さん、マイホームの購入といった理由に尽きますが、
家を売却する際の売却理由というものはプラスの要因
(手狭になって買い替えとか資産の処分等)か
マイナスの要因(経済状況により処分、離婚等)に分かれます。
その家が「売りに出されている理由」に固執する必要はありませんが
確認をしたうえで、購入判断のひとつとしなくてはならないと思います。
そして、不動産を売ることになった理由はその売主の事情によりますが、
不動産価値も時間と共に変化しますので、購入時には築年数といった
ものにとらわれずに立地、環境、交通など「変わらないもの」に重点を
おいて判断していくと不動産の購入での失敗はないと思います。
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