しし座大流星雨

大好きな石を身につけたい！
天然石アクセサリー
アトリエ　－水晶散歩－＊　野原由芽です。

ブログを始めた時にも書いたのですが、
私が石や星を好きになったきっかけは、

小学校入学の時に買ってもらった図鑑で
水晶とプレアデス星団の写真を見たことでした。

星を好きになるにつれて、
ぜひ見たい星のイベントが幾つかできて、

それが、

ハレー彗星を見る。

皆既日食を見る。

しし座流星雨を見る。

でした。

今日は、しし座流星雨のお話を

流星群ではなく、流星雨です。

図鑑には、雨のように流れ星が降ったとありました。
小学生の私の頭の中で、想像が広がります。

星が降るんですよ。雨のように
まだ当時、流れ星も見たことがない。

いつ見えるの？
ふむふむ、11月17日、明け方良く見えるとあります。

絶対見たい

その日の明け方、まだ暗いころ起きだして、
１階の部屋に降りていきます。

ここの北の窓が、一番空が見えるのです。

窓辺で待ちました
暗い空があるだけで、一向に星は降りません。

待っているうちに眠たくなって、横になりました

うとうとしてたら、

「何やってるの？」

母親に起こされて、風邪をひくと叱られて、
２階の布団に戻りました。

星、降らなかったなぁ。
いつ、どこで、見えるんだろう。

その後、社会人になって、星仲間に出会って、
天文台に通うようになってから、

しし座流星群は、
３３年周期で大流星群になることを知りました。

そして、大流星群になるといわれた年、11月17日。

星仲間で観測ツアーに行きました。
晴れていて、視界を遮らず、人工の光が少ないところ。

バスを貸し切り出発です🚌
ＴＶ局の人も同行して、大いに盛り上がっていました。

だが、しかし

出現しなかったんです。大流星群。
どうして？なぜ？

横切る彗星の軌道がずれていたのでしょうか？
皆、萎え萎えでした。

ところがですね。
外国のある天文台の非常勤職員さんが、
色々計算してですね。

翌年の11月17日に大流星群が来る！と
予言したのです

翌年、もう一度リベンジです

場所はいつもの天文台近く、廃校になった小学校の校庭です。

仕事が終わったあと、その足で向かって、
観望場所についたのは22時過ぎ。

校庭にシート敷いて、三脚おいてカメラ設置。

そうこうしている間にも周りから、
「わーっ！」とか、「流れた～っ！」とか、
歓声が聞こえます。

シャッター開けながら、寝転がります。

凄いです

数分と開けず、星が流れます。

(3〜5分くらいシャッター解放してます。)

夜中過ぎ、極大時間の頃になると、
空のあちらこちらで流れます。

写真もばっちり

中心の輻射点から四方八方に流れるのが分かります。

 

時々、火球（大きな流れ星）が流れた後、

流星の光が消えても淡い跡が残ります。

 

流星痕です。

数分残ってます。

はるか上空の薄い大気の流れに消えていきます。

極大時間も過ぎ、天文薄明が始まり、
流星もまばらになっていく中、

私が向けている画角のベストな方向に
ひときわ明るい流れ星が降りました。

「入ったあああぁぁ」

やったいただきっ

興奮して三脚を蹴飛ばさないうちに、

シャッターを切ります。

やりました！しっかり入ってました

それでは、渾身の一枚をご覧ください。

 

皆さまの願いが、叶いますように。