KANさんが、
天国へ旅立たれました。
ほんの数週間前まで、
ラジオで元気な声を聴いていたのに。
少し休んだら、また声が聴けると、
当然のように思っていたのに。
でも、なんとなく、
先週のワビサビでの要さんのコメントが、
少しだけ引っ掛かったのが、
今になると思い返されます。
私は、KANさんの音楽を詳しく知らないし、
アルバムをすべて聴いているわけではないけど、
今思えば人生の節々に、
KANさんがいて、
楽しませてもらったり、
勇気づけてもらったりしました。
ここに、私の中のKANさんのエピソードを
残しておきます。
★
ヤンタンで要さんから、
KANさんのことをポロポロ聴いてて、
その後『愛は勝つ』でブレイク。
そこから、たくさんの曲をテレビやラジオから
耳にしました。
それからしばらく経って、
大学の先輩が
「すいちゃん、私最近、
KANちゃんにハマっててさ。
すいちゃんのイメージでテープ作ってきた。」
と、くれたカセットテープ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231117/23/suisui9539/3a/b1/p/o0864064815365715570.png?caw=800)
のちに、ここに入っていた、
「すべての悲しみにさよならするために」
が、先輩と私のテーマソングになりました。
人生の1度目のどん底で、
未来の光を見せてくれたのは、
スタ☆レビの曲ではなく、
KANさんの、
「すべての悲しみにさよならするために」
でした。
1998年に、
ア・カペラライブを打ったとき、
スタ☆レビやゴスペラーズのカバーを演るなかで、
先輩が持ってきた曲が、
KANさんの
「KANのChristmas Song」でした。
そのMCで、
「こないだ観に行ったライブが、
めちゃくちゃ面白い!!」と
ひたすら先輩と二人で連呼していたライブは、
このツアーでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231117/23/suisui9539/67/a0/p/o0864096515365715576.png?caw=800)
https://www.kimurakan.com/livedata/19981998.php
私が観たのは、ライブハウスツアーのほう。
岡山のオルガホールでした。
でも、当時の記憶は薄れてしまっていて…
確かに最初3曲ほど、
得体の知れないビジュアル系が出てきて、
すぐ、引っ込んで、
観客はザワザワしていたことと、
後半は、右寄りにピアノがあって、
黒っぽい衣装でピアノを弾いている
KANさんの姿が、
ぼんやりと脳裏に残っています。
★
その後、プライベートの事情で、
スタ☆レビからもKANさんからも、
音楽すべてから離れ、
2年前に戻ってきてから、
FM COCOLO「KANと要のWabi-Sabiナイト」
を聴き始めました。
久々に聴いたKANさんのトーク。
ワードセンスの巧妙さ、
絶妙な間、
冷静かつ真ん中射抜いた、要さんへのツッコミ。
二人のやり取りが、楽しくて楽しくて。
仲良しなのに、わりと平行線な二人に、
こちらもラジオにツッコミ入れながら、
毎週待ち遠しく聴いていました。
元ヤンタンのハガキ職人の私は、
お便り的なメールよりも、
ネタ的な投稿のほうが好きで…。
この番組の「ミュージックバトル」のコーナーは、
実話を面白くネタにする、
「すべらない話」ぽい設定が大好きです。
誰がどう選んでいるのか知らないけど、
今まで3回採用されて、
3回ともKANさんが読んでくれました。
それが、すごく嬉しくて。
KANさんなら分かってくれるかな?この感じ!
と思いながら、いつも投稿してました。
「岡山」を、「おきゃーま」とイジるKANさんは、
それが方言だと分かって言ってたのか、
どうなのか?とりあえず、田舎イジリでした😂
いちおう文章のテンポ感とか上がり下がりを
考えながら書いたメールを、
一言一句間違えず、
しかも私が思ったとおりの
テンポ感と抑揚で読んでくれるKANさん。
(次の週は同じメールを要さんが読むんだけど、
だいたい要さんの思い込みの言葉になったり、
えっらい追加されてたりする🤣)
オチの、
「One?」のフレーズを、
面白く、2回繰り返してくれるKANさん。
ネタとは関係ないけど、
「尾頭付き」の漢字が
「お頭」ではなく「尾頭」に食い付くKANさん。
ペンネームの、「すい」を、
「すいさんですね。ひらがなで、す・い」と、
丁寧に紹介してくれるKANさん。
(次の週、「すいちゃん」って、
勝手に「ちゃん」付けしてる要さん🤣)
なんかやっぱり、KANさんは、
ひとつひとつの言葉や文章の成り立ちを、
大切に扱ってくれてるなあ…って、
感じることが節々に見えました。
だから、あのとき、
KANさんの歌詞が心にズンッと刺さって、
勇気を与えてもらったんだな…と。
あんなハイセンスなトークが、
もう聴けなくなるなんて…
来年の「風ハミ」は、
絶対にKANさんに会いに行こうと、
娘と楽しみにしてたのに。
25年前に、
「すべての悲しみにさよならするために」
を聴きながら、
『遠い遠い昔に二人同じ世界に生まれたように
きっと重なりあう偶然に気づかぬうちに
守られてるそう信じていよう』
のところにくると、
胸がジューンと熱くなって、
トンネルの向こうに微かな光が
見えてくる感覚を、
いつも感じさせてくれた。
KANさん、
人生の節目に、
流れるようなメロディと、
日常的なのに美しくて、
そして明るい、
そんな詞に出会わせてくれて、
本当に、
ありがとうございました。
でも、
まだ天使さんは、地上近くにいる気がして…
安らかにおやすみくださいとは、
言えません。
💫💫💫💫💫💫💫
2024年まで、ほぼ毎週末、開宴中です✨
日本全国どこかの街で、スタ☆レビが演ってます🎵🤣
本編のホール編です🎵
秋からは、
ア・カペラ&アコースティック編も始まります🌟
💫💫💫💫💫💫💫
スタ☆レビファン&キャリコン修行中のすいが、
スタ☆レビとキャリアを交えながら、
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