衝撃の現代曲『そしてどこにも山の姿はない』 | 「楽」を一緒に探しに行こう✰すいの『星をみつけた人生』

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14歳のときスタ☆レビに出逢い、当時から根本要さんを師匠と仰いでました。人生いろいろ経験して、スタ☆レビと自分の在り方を重ね合わせ、書き留めておこうと始めたブログです。
本音と臨場感がモットーです。

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こんばんは、すいです🙂

このブログに出逢ってくれた方々、

いつもありがとうございます飛び出すハート




Xのタイムラインに、

全日本吹奏楽コンクールの話題が

次々あがってきて、

チャイチーズの難波先生の、

「プログレ」というキーワードから、

現代音楽が浮かび、

ふと思い出して書きたくなりました。



ブラスをやったことがある方は、

ご存知かと思います。

シュワントナー作曲

『そしてどこにも山の姿はない』



1991年の全日本吹奏楽コンクールで、

埼玉栄高校が演奏し話題になった、

吹奏楽用の現代音楽です。



その翌年の1992年。

高校を卒業して一般バンドに入団した私は、

その年のコンクールでこの曲を演奏し、

私達のバンドは初めて中国大会で

金賞を取りました。



中高と、そこそこのバンドで演奏してきた私に、

いきなり突きつけられた大曲。



打楽器のパートリーダーに、

「すいちゃん、『山』やるでーー」

と言われ、

「『山』?」

と、キョトンとしたことを覚えています。




見たこともない音符の羅列の楽譜。

変拍子の応酬。

音の長さは拍ではなく、秒で示されているのです。

太鼓班の私ですが、

この曲は鍵盤を充てがわれ、

そうでなくても鍵盤叩けないのに、

1.5秒に11音を叩くという…

なにもかもが衝撃の楽曲。



この曲には、さまざまな変わった音が出てきます。



序盤にヒヨヒヨ鳴っているのは、

ワイングラスに水を張り、

指に水をつけてグラスの縁を

クルクルとこするグラスハープ。


そのバックでグワングワン鳴っているのが、

ミニゴングを水槽の水に漬けたり出したり

しながら連打するウォーターゴング。


弦バスの弓で、ビブラフォーンの

鍵盤の小口をこする奏法。


中盤でヒュルヒュルいってるのは、口笛。

最初と最後に亡霊のように聴こえてくるのは、

人間の声。

口を閉じて、「んーーー」と伸ばし、

そのままゆっくり口を開けていき、

「あーーー」という声に変換していくんです。



打楽器のセッティングはすさまじく、

私達は、3tomとバスドラムを2セット使いました。



この曲は13分ほどですが、

コンクールの場合、制限時間は

課題曲と自由曲合わせて12分ほどなので、

7.8分にカットしないといけない。



この年の課題曲は、

軽快なコンサートマーチだったのですが、

そのときの録音を聴くと、

異常な速さで演奏してて、

しかも課題曲が終わったら、間髪入れず、

『山』が始まっているという…



このときの中国大会は、米子公会堂だった記憶。

間口が狭いので、打楽器のセッティングが

エグかったのを覚えています。

2分ぐらいでセッティングしないといけないので、

まさに鬼セッティング、鬼撤収。

前の団体が終わった瞬間に、

「行けーー!」

とばかりに、楽器を運び出し、

花道からだけではなく、

反響板の前からも楽器を上げました。

なんせ水槽に水入れたのを、

荷台に乗せて運んでますから…

そのときの舞台スタッフの方たちの、

必死の手助けと、

「大丈夫ー!?いけるー?照明入るよー?!」

という真剣な声掛けが忘れられません。

    

 

この曲をやったということだけでも、

もらえた「金」だったのでしょう。

もちろん、ダメ金ですけどね💦



太鼓組の連打のあとのドヤ顔。

横から、

「ワオッ!」

「いかち〜〜🎵」

と掛け声をかけるのが、ブームになりました。

音楽仲間って、楽しいよね…照れ




そんな、シュワントナー作曲

『そしてどこにも山の姿はない』

ぜひ聴いてみてください。




埼玉栄高校の衝撃のコンクール初演下矢印

カットされてるので、聴きやすいです。






映像付きで、打楽器の凄まじさが観られます下矢印









余談ですが、

中国大会は5県がホストを持ち回りしていて、

5年後の鳥取大会は、

できたばかりの、

とりぎん文化会館・梨花ホールでした。



残響がスゴいという触れ込みに、

打楽器としては、

音が前に飛ばないのではないか?

と、音量調整に戸惑っていました。



そのときの自由曲は、

レスピーギの『ローマの祭り』

ラストは金管も打楽器も、

ものすごい迫力になるのですが、

イケイケバンドの私達は、

爆発してしまうことをわかりながら、

音が上に抜けるのを心配し、

結局、大暴走…



審査員の講評は、

「技術があることは、十分わかりました。

音量、バランスに気を配ると

もっとよくなるでしょう。」

と、半分呆れられていたものでした💦




あれから、25年…

そこから派生したバンドにいますが、

やっぱりイケイケなんだよなあ…💧









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スタ☆レビファン&キャリコン修行中のすいが、
スタ☆レビとキャリアを交えながら、
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