赤塚不二夫さんはバカの天才なのだ
『バカボンのパパよりバカなパパ』を読んだ
娘の赤塚りえ子さんが書かれた家族の記録
非常に面白い 破天荒なイメージだった赤塚不二夫さんが、実は常識ある天使の様な人柄だったと知った
やっている事はハチャメチャなんだけど 全く憎めない 誰よりも気遣いをする面倒見のいい方だったのだなぁ~
そんな父を いい人でした…と回顧録になっていないところが さすが赤塚不二夫の娘
沢山のエピソードを交えながら 赤裸々に綴る言葉はギャグ漫画を読んでいるみたいに楽しかったです
『ただバカっつったって、ホントのバカじゃダメなんだからな。知性とパイオニア精神にあふれたバカになんなきゃいけないの。リッパなバカになるのは大変なんだ。だから、バカになる自信がなかったら、ごく普通のリコウな人でいたほうがいい。』
殺られた これが赤塚不二夫なのだ 上も下も右も左もない
自由な心を持った人と言うのは天使になるんだな…
天才バカボンが大好きだし 嘉門達夫さんが歌う その日は朝から夜だった の歌詞『この世は天国ナスがママなら キュウリはパパだ』に笑いのツボを開花させられたと言っても過言ではない
赤塚不二夫さんや元嫁の著者の母 登茂子さん、後妻の眞知子さん 元嫁のご主人キータン 全ての人が魅力的で全員が家族みたいだ
元嫁と今嫁が仲良しって凄くない? 全ては赤塚不二夫さんの人柄なんだろうな
表紙もバカボンのパパになった赤塚不二夫さんの写真だけど 内容や本の中の写真はもっと面白く笑撃的
本読みながら声立てて笑うってあまりないけど あまりのバカバカしさに笑わずにいられない
天国の赤塚不二夫さんも それでいいのだ!と喜んでくれると思う
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