私自身短尺ドライバーが好きな方ですが、実際問題短くする意義ってどれほどのものでしょうか。一般的には長いとミート率が落ちるので、短くしてもそんなに飛距離は落ちないという説が有力です。
ミート率と長さそのものの関係については以前もちょくちょく書きましたが、45インチのドライバーを43インチにしたところで、スイングが同じであればぶれは43/45程度になるはずです。インパクトエリアが直径2cmの円におさまる人であれば43/45をかけると1.91cm、つまりほとんど影響ありません。
ヘッドスピードについても1インチ長くすると1くらいアップするという説があり(実際はもう少し少ないという説もあります)、そうするとドライバーを45インチから43インチにしたらヘッドスピード45の人であれば43にダウンします。するともともと飛距離が250yの人であれば43/45、つまり239yにダウンします。
しかし実際はヘッド重量が鉛を貼った分増えますので、200gのヘッドが例えば5g増えたとしたら比例計算で245yになります。実際は5gじゃ足りないでしょうし、9gプラスでほとんど飛距離がダウンしない計算になります。
ということはドライバーを短くするとスイングが変化して、そのせいで飛距離が落ちるということになります。一般的にはスイングプレーンがアップライト方向になると言われていますが、それだけでもいい影響があるかもしれません。
もう一つは一生懸命振ることを宿命づけられているドライバーを、スペック変更により普通に振ることになって飛距離が想定以上に落ち、方向性も安定するというシナリオです。こっちの方がそれっぽいと思います。
そもそもドライバーは試打の際に飛ばないと売れません。また試打室以外での評判がよくないと売れませんから、メーカーとしては多少確実性が落ちたとしても最大飛距離が出やすいドライバーを作りたいと考えるはずです。
上級者はそういう「飛距離を出すスイング」にも対応できますが、そうはいかないゴルファーもたくさんいるはずです。なので、ドライバーが暴れてスコアにならないので短尺化したいと考えるならば、短くすることよりも適正スペックにドライバーを調整すると考えた方がいいんじゃないでしょうか。もちろんそれで最大飛距離は落ちますが、平均飛距離はむしろアップする可能性は大いにあります。
1-2インチシャフトをカットすると本来のシャフト性能が台無しになる可能性もありますし、2インチだったらシャフトそのものを替えないといけないでしょうか。それよりは0.5インチとかひょっとしたら0.25インチとか、そういうレベルでカットしてみて球筋がどう変化するか見てみた方がわかりやすいです。もちろんバランスがCいくつとかになるでしょうけど、最近はCバランスのドライバーが振りやすい人は相当数いるというのは定説になりつつあります。
私の場合はカーボンシャフトのドライバーでいい結果が出たためしがなく、現在DGR200とか数年前はNS950DRとか使ってきましたが(ヘッド重量を調整することなく本来スペックより1インチかそれ以上短くなります)、上記の考え方で少し実験してみようかなとたくらんでいます。