ゴルフ雑誌で取り上げられ、マーク金井さんのブログでも取り上げられ、と最近この話題が旬なようです。
アイアン3本時代の到来、とも言われていますが、そもそもアイアンのロフトをいじくったからこういうことになってしまったのです。SWが54-56度、PWが50度、その上が4度刻みで何が問題あるかということです。9番46度、8番42度、7番38度、6番34度、5番30度、4番26度・・・。まあ仕方ない部分もあるのでぼやきはこのくらいにします。
1番手ずつ名前を上げていっても5番26度6番30度、このあたりをアイアンの上限としている方は多いと思います。普通のセッティングですとその上に入れるユーティリティの方がはるかに打ちやすいので、一番長いアイアンはかなり打ちにくく感じることでしょう。だから7番以下にするというのはなんだかなあという思いはありますが、MOIが高くて振りにくい5番6番を抜けるという意味では理にかなっています。
ずっと前から書いていますが、ドライバーからウエッジに至るまでヘッド形状からシャフトに至るまで完璧なフローをさせることってさほど難しくはないと思います。ドライバーとFWの中間の形状、FWとUTの中間の形状、UTとアイアンの中間の形状、これらがイメージできれば簡単です。一昔前に流行った「モーフィング」という手法で(人の顔と猫の顔の中間ができるってやつですね)簡単にイメージできます。
もっと簡単に全番手ユーティリティという方法もあります。ジオテックのホームページでありますが、ヒレコエイサーXDSハイブリッドというのがあります。3番(20度)からSW(55度)まで全部UTです。うちにも数世代前のXDSが1番(16度)からSWまであります。すっかり存在を忘れていましたが、ちょっと使ってみたくなりました。
FW、UT、アイアンで全部シャフトが違って振り心地も違えば、100切り目標のゴルファーは対応が難しいと思います。そういう部分を押さえておかないとヘッド以前の問題になってしまうかもしれません。まず3番アイアンまで普通に振れる状態を作っておいてから最適なヘッドを考えるという方法ができないものでしょうか。
現実的にはなるべくUTを入れるということで対応せざるを得ないという事情はわかります。しかしせっかく入れたUTで結果がいまいちであればロングアイアンの方がましになったりしますので、私を含めた100切り目標の方はいろいろ考えてみましょう。