ドライバー選びをしようと中古クラブのカタログ本なんて見ていますと、ドライバーはライ角がだいたい60度前後、相当にアップライトです。最新のものはどうか、とXXIOとPHYZを眺めてみるとこっちは58度。少しフラットになったようです。
しかし2.5インチも違う3番ウッドと同じライ角というのはどうなんでしょう。38インチの5番アイアンのライ角が61度としたら、アイアンのような0.5インチ0.5度の法則でいくと45インチのドライバーは・・・54度にならないといけません。実際20年以上前のドライバーでは55-56度のものはそこそこありました。
大きなヘッドのドライバーはつかまりが悪いので様々な工夫?がされています。フェース角を大きく(フックフェース)、重心角を大きく、などなどですが、ライ角については数度アップライト程度では意味がないとか結構微妙な意見が多いようです。
もっと不思議なのが左方向へのミスが怖いはずの上級者モデルです。オープンフェースで重心角少な目なのにライ角が60度(少し前のモデル)というのは私には理由がわかりません。硬いシャフトだとトウダウン量も少ないでしょうし。
アップライトなドライバーの構え方は2通りあります。1つはライ角を無視してヒールを浮かせて構える方法ですが、これはなんとなく左に飛びそうな感じがします。もう1つはライ角通りに構えてその結果ハンドアップになるやり方。少しスイングが変わりそうですが、もしかすると結局長さなりのスイングプレーンに乗るだけ(つまりライ角関係なし)かもしれません。
いずれにしてもラウンドソールなので大丈夫という意見はあってもフラットにすべきという意見は私が検索した限りでは皆無です。
私が最近メインで使っているヤマハインプレスXV201はカタログ値60度、PING i20はカタログ値58度でマーク金井さんのところの計測値はそれぞれ60.5度と59.5度でした。やはり結構アップライト。
何か私が考え違いをしているのかもしれませんが、このあたりを疑問に思ったのでライ角57度の比較的フラットなやつを買ってみました。