21日から「アマダレ 柿崎さえみ・永井里枝・中田朝乃」展 | すいらんぶろぐ

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先日15日に、富岡で初めて「春のとみおかフランス祭㋐群馬」を

企画、開催しましたが

何とか晴天にも恵まれ(恵まれすぎて顔が焼けすぎ・・・皮がむける・・・)

大勢の方に来場いただき、沢山のひとたちの笑顔が見られて

本当によかったです。


実際のところ、もっと沢山の方に出展して欲しかったけど

まあ、今回の賑わいをみて・・・

詳細はまた後日アップします。






で、21日から画廊翠巒(すいらん)で

アマダレ 柿崎さえみ・永井里枝・中田朝乃 展を開催します。





昨年から始めたこのグループ展は

東北芸術工科大学の日本画の教授で

この画廊翠巒でも個展を開催したことがある異色の人気画家

長沢明氏の教え子、つまり芸工大大学院日本画領域修了の

若い才能にあふれた作家を、長沢先生が選んで

画廊翠巒との共同企画で開催するグループ展なんです。










で、今回の作家は全員女性

柿崎さえみ・永井里枝・中田朝乃の三人


三者三様、とても個性的な作家三人です。







この中で、永井里枝は群馬出身で

すいらんの受験部門すいらんアートゼミナールの出身者で

昨年もこのアマダレに参加してもらったのですが

切っ掛けはあくまでも、たまたま長沢先生が選んだ作家の中に

永井里枝がいた・・・という偶然。

長沢氏は永井里枝がすいらんの卒業生であることは知らなかったので()


縁とは本当に不思議なものです。



そしたら何と、中田朝乃の母親は群馬県高崎市出身

最近結婚した旦那は何ところもまた高崎市出身という

不思議なご縁です。


このグループ展のタイトル「アマダレ」は

長沢氏がつけたタイトルなんだけど、

どういう意味かを長沢氏が書いています。


芸術の世界は必ずしも結果を伴うものではないが、

たとえ結果がどうであれ、描き続けていくだろう彼等。


一つの方向を向き描き続ける作業は、

雨だれが石を穿つ様と重な、

ときには「描くべき意味」を飛び越えていく。


描くことが思考を超えた時にしか、見せることができない世界がある。

私は芸術のフィールドに、そんなプレイヤーに立ってもらいたい。


またアマダレは「!」の別名であることから、

彼らが自分の世界を求める中で見つけた「!」を、

僕らにも見せる機会になってほしい。」


と・・・。


いや~、愛があるコメントです。

若い作家たちは、なかなか作品を発表することが実は難しいんです。







例えば沢山の自分を発掘してくれるような人達が訪れる

立地や地名度のある画廊での個展をしようと思ったら、

自分で会場(貸画廊)を借りて発表する自主展

でもこれにはかなりの費用が必要。

だいたい一回個展をすると50万くらいはかかってしまう。

安いところは立地や会場空間、知名度など条件があまり良くない。


それは展覧会経費をすべて負担してくれる企画画廊で発表。

でも企画画廊自体があまりなく、

ましてやなかなか売れっ子じゃないと経費ばかり嵩んで赤字になるので

企画をしてもらえない・・・。


・・・・そんなわけで若い作家はみんなバイトをしたり

生活費を節約して、お金を貯めて自主展をする。

でも作品は貸画廊ではほとんど売れないので

また貧乏生活を一から繰り返す悪循環・・・。


そのうち作品を制作しなくなり、その道から離れていく・・・。


で、長沢氏と話しあって、画廊翠巒で企画展をすることになったのが

この「アマダレ」というわけです。





まだまだ若いので、完成度はないかもしれませんが

一生懸命描き伝える熱意のようなものがあります。


是非、ご来廊頂きご高覧下さい。



もし気に入りの作品などありましたら、

是非ともコレクションに加えてやってください。


アマダレ 柿崎さえみ・永井里枝・中田朝乃

2016521[]29[](火曜休廊)

am10:30-pm7:00

群馬県前橋市文京町1-47-1

画廊翠巒(すいらん)