1986年にKENWOODから発売された KP-990 69,800円
この年のFMfanダイナミックテスト大賞に選出されています。CDプレーヤーが流行し始めた時期に発売されたレコードプレーヤーながら、前年に発売されたKP-1100とともに爆発的に売れたようです。
その後、1988年にKP-9010が発売されて、これも爆発的に売れたとか。CDプレーヤーに対抗して、かなり高コストなプレーヤーながら、価格を抑えていたので、非常にC/Pのよいプレーヤーということで、今でも人気です。
ターンテーブルが正常に回転しなくなったということで、修理依頼がありました。クオーツランプが点灯しないようです。
動作確認したところ、妙に回転数がゆっくりです。クオーツランプが点いたり消えたり。33回転も45回転も、正常な回転数が出ていないのでしょう。
回転が鈍い原因は、ターンテーブルの軸に塗布されているグリスが硬化しているためで、古いグリスを取り除き、再グリスする必要があります。
さっそく、ターンテーブルを外します。
ターンテーブルは軸に乗せてあるだけなので、引き上げると軸から取り外すことができます。黒いカバーも、固定されているネジを外すと簡単に取り外せます。
この円盤を外すと内部にターンテーブルを固定している軸受が見えます。この円盤は、グリスが固着している場合が多いので、簡単に外れません。隙間にマイナスドライバーを差し込んで、てこの原理で上に引き上げます。基板がすぐ下にあるので、傷つけないように慎重に引き上げます。
これが外した円盤。円盤の下にはマグネットが取り付けられていました。グリスだけではなく、マグネットの力が働いているので、それなりに力を入れないと外れません。古いグリスが黒くへばりついています。
こちらは、本体側の軸が刺さっていた軸受になります。やはり、古い黒くなったグリスがべったり付いています。
パーツクリーナーで古いグリスを除去して、ミシンオイルを塗布しました。
組み戻して、動作確認!
さっきよりも回転数は上がっています。クオーツランプも点灯しています。正常に回転数が出ている証拠です。33回転、45回転とも正常に点灯しています。
カートリッジを取り付けて、出力を確認します。
アルバムは、40年以上前に購入したビリージョエルの『ニューヨーク52番街』。
カートリッジは、テクニクスのプレーヤーに取り付けてあったオーディオテクニカのAT-150E。
コンポ用のアンプなので、音はいまいちですが、レコードの音は温かみがあり、しっとりしていて良いですね。












































