
1992年にTEACから発売された VRDS-10 150,000円
シンプルなデザインがTEACらしいです。いわゆる、DCA7を搭載している非常に優れたプレーヤーです。SAA7350とTDA1547の黄金コンビ。銘機中の銘機。
トレイが開閉しないというジャンクを入手。
VRRDSメカ搭載のプレーヤーは、トレイベルトとリフターベルトの両方を交換する必要があります。
ちゃちゃっと交換して、無事トレイは開閉するようなりました。ディスクの認識再生も問題はありません。
ところが、あれれ???(´・ω・)
音が出ない(;^ω^)
デジタル端子からは正常に出力されていますが、アナログ端子からは音が出ていない・・・(~_~;)
むむむ・・・
このプレーヤーは、アナログ基板の電源部の不具合が多いのは有名。矢印の抵抗が丸焦げであることが多いのですが、何故か触れないほど発熱しています。上記の写真は既に抵抗を交換した後になりますが、220Ωの抵抗がいやに発熱します。新品にしても発熱しますので、設計上の問題??なのでしょう。
抵抗を交換しましたが、症状変わらす。三端子レギュレターと電解コンデンサーを交換しましたが、症状は変わらずというか、アンプのボリュームを上げると微かに音が聴こえるようになりました。
むむむ(;´・ω・)
これは、ミュートが解除できていないのかも・・・・(?_?)
RCA端子付近にある、赤丸のトランジスタは、ミュート用のトランジスタです。2SD1915ですが、既に廃盤になっています。
サービスマニュアルやネットでいろいろ情報を探したところ、再生していないときはこのトランジスタのベースに0.7V の電圧が掛かってミュートしていますが、再生が始まると5Vの電圧がかかりミュートが解除されて、RCA端子から出力されるようになります。
それが、再生しても0.7vのままで、結果的にミュートが解除できないために、異常に音が小さくなってしまっているようです。
付近に同じようなトランジスタが3個ありますが、全てミュートに関連しているトランジスタのようです。他のトランジスタのベースの電圧は変化しているので、正常に機能しているようです。
では、何故再生時に5V の電圧が掛からないのかです(;´・ω・)
しばし、回路図とにらめっこ(@_@。
で、突き止めたのが、この赤丸のトランジスタです。DTA114というデジタルトランジスタですが、このトランジスタのベースには、再生していないときにほぼ0Vで、再生時に+5Vの電圧が掛かるようになります。そうすると、先ほどのミュート用のトランジスタのベースに+5Vの電圧が掛かるようになります。
おそらく、デジタル基板から信号が来た際にミュート信号が一緒に流れてくるはずで、その信号によって、ミュート回路のトランジスタのベースの電圧が変化することでミュートが解除される仕組みのようですが、何故か、その信号が何らかの理由で、どこかで止まってしまっているために、このデジトラのベースに+5Vが掛からないのかもしれません。それが、ミュートが解除できない原因になっているようです。
で、いろいろ考えたのですが、では強制的にこのデジトラのベースに+5Vをかけてしまおうということを思いつきました。
三端子レギュレター近くのジャンパー線に+5Vが来ていたので、そこから直接デジトラの近くにあるジャンパー線に接続。このジャンパー線は、デジトラのベースにつながっています。
なんでこんな都合の良いところに、ジャンパー線があるのかと思いましたが、おそらくそれをチェックするためにわざわざ設計段階から考えれていたのかもしれません。
さっそく、動作確認!!
なんということでしょうか!!無事、音が正常に出力されました\(^o^)/
強制的にミュートを解除しているということで、ということは再生を停止してもミュートがかからなくなってしまったということで、とはいえ、いくつかミュート用トランジスタは正常に機能しているようなので、大丈夫?かもしれません(;^ω^)
出力端子直前のトランジスタだけ正常に機能していなかったのは、やはり異常に発熱している抵抗がなんらかの悪さをしていたということなのでしょう。
結局、根本的な原因は分かりませんでしたが、強制的にミュートを解除したことで、正常に音が出るようになったのは不幸中の幸い?でした(^^♪
数枚再生してみましたが、特に問題はないので、単にミュート信号がどこかで止まっているだけなのかもしれません。
それが何故なのかは、神のみぞ知る???



