どうしても行きたいのは原爆爆心地から僅か500mの場所で被爆してしまい凄惨な被害を受けた施設が残る長崎市立城山小学校とその中にある平和祈念会館です。
ここに行ければかもめツアーの99.99%は目的達成になります。
校舎は秒速250メートルという猛烈な爆風を受け、開校時からの校舎は東側が3階から崩壊し炎上、新校舎も屋根に大穴が開きその後炎上するなど甚大な被害を受けましたが、当時被爆した階段棟は保存され、校舎敷地内には平和に関する施設や祈念碑等が数多くあります。
■被爆当時の城山小学校
■現存する城山小学校階段棟
また同じように爆心地から反対側500mにある浦上教会(浦上天主堂)も原形を留めないほど吹っ飛び壊滅しました。
こちらも広島の原爆ドームのように当時のまま保存されていたらと思います。
被爆した状態のまま保存しようとすると、人類初の凄惨な殺戮をした国としてのイメージを汚したくないアメリカと、当時のアメリカ寄りの弱腰な長崎市長が新しく建て直す費用を負担するというアメリカの申し出をのんで今の浦上教会に建て替えられました。
2015年に世界遺産に登録されたグラバー園(輸入商のグラバーさん等の家)や大浦天主堂も貴重な建物だとは思いますが、自分的にはこの城山小学校と浦上教会が世界遺産になって欲しかったです。
そもそもユネスコが決める世界遺産ってなんだ?観光業と連んでいる機関に思えてしまうのです。
■被爆当時の浦上教会。
■「幻の世界遺産」浦上天主堂は、なぜ撤去されたのか。長崎原爆の日に振り返る。
保存運動をしていた元市議「人類の愚かさを教えてくれるものだった」
記事は↓↓
https://www.huffingtonpost.jp/2018/08/08/urakami-church-history_a_23498823/