今日も「トイレが詰まった!」とお客様から電話をいただき、現場に急行しました。
排水の詰まりの中でもトイレの詰まりが一番不便ですよね
トイレが詰まる原因はいろいろあるのですが、一番単純な原因としては一度に多くのトイレットペーパーを流してしまうことです。
実は、トイレットペーパーを一度に流す量の目安として、便器の排出性能試験の際に採用されている量があります。
それによると大洗浄の場合、JIS規格品のトイレットペーパー長さ760㎜を径約50~75㎜の球状に緩く丸めたものを7個。
小洗浄の場合、上記の量を3個となっています。
つまり、それ以上の量を一度に流した場合は詰まる可能性があるということです。
また、トイレに流すのは必ずトイレットペーパーを使用して下さい。トイレットペーパーは水に浸かると溶けるように設計されていますが、ティッシュペーパーは水に溶けません。
もちろん生理用品やおむつをトイレに流すのも御法度です!
では、実際詰まった場合はどうすれば良いかお教えします。
先ず絶対してはいけないのは、流れないからといって、もう一度洗浄レバーを操作してしまう事です。
これをしてしまうと最悪便器から汚水が溢れて、辺りを汚してしまいます
流れない場合は、一度よく落ち着いて、よく観察してみてください。
よく見ると少しずつ水位が下がっていく場合と、全く変化がない場合があります。
少しずつ水位が下がっている場合は、少し様子を見ていて水位が下がりきったらもう一度洗浄レバーを操作してみて下さい。運が良ければそれで詰まりが解消する場合があります。
もし詰まりが解消されなかったら、ラバーカップという道具を使います。
これは、ゴム製のお椀を逆さにした様な形のものに取っ手の棒がくっついている商品で、ホームセンター等で購入できます。
使い方は、先ずはラバーカップを便器の中に立てて、ゴミ袋等のビニールの真ん中を少し切り裂き、ラバーカップの棒にビニールを通します。
そして、そのビニールを便器全体を覆うように被せ、便器の縁にテープで固定します。
この時、ビニールを便器の縁に巻き込ませて便器の側面にテープで固定してしまうと、ビニールと便器の隙間から汚水が漏れてしまうので、必ず便器の縁の上面にテープで固定します。
後は、便器の水が溜まっている一段下がっている所にラバーカップをゆっくり押し込んで、一気に素早く引き抜くを何度か繰り返します。
それで詰まりが解消されると、便器内の水が一気に排水されますので、音で気づくことができます。
その後、通常通り洗浄してみて流れる様であればOKです
万が一、何度試みても詰まりが解消されない場合は、便器を取り外したりする必要があるかもしれませんので、プロの方にお任せしましょう!
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☎073-471-6685 担当:林マデ
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