ちょうど10年前のことです。

 

2010年7月3日13時58分、

父が永眠しました。

70歳でした。

ガンでした。

 

僕にとって父は、偉大な存在でした。

身近な存在でもあり、

常に学びをくれる尊敬すべき存在でした。

 

10年経った今でも、

父のことを思い出すと涙が出てきます。

 

ほんの少しの、後悔があります。

 

もっと、親孝行すれば良かった。

そして、妻を父に会わせたかった。

 

妻と付き合い始めたのが、2010年のクリスマス。

プロポーズが2011年のクリスマス。

入籍が2012年6月25日。

結婚式は2012年8月25日。

 

ほんのちょっと、間に合わなかった。

自分と一生を共にしてくれる伴侶を、

生きているうちに父に紹介できなかったことは、

今でも悔やまれます。

 

もちろん、仕方のないことです。

人の命には限りがあるし、

人のご縁にはタイミングがあるし。

 

僕はむしろ、亡くなった父が

妻と引き合わせてくれたと思っています。

父の後押しがあったと感じています。

 

だから、実家に帰ったときには必ず

妻と二人で父の墓前に手を合わせます。

 

妻を紹介したら、親父は何て言っただろうな。

きっと、穏やかな笑顔で

 

「いい人をもらったね」

 

と言うんだろうな。

 

 

「大事にするんだよ」

 

と優しく、力強く、言うんだろうな。

 

 

父が他界してから10年。

亡くなった日のことは、

今でもありありと覚えています。

 

当時のことは、mixiの日記に綴っています。

ただ、今ではmixiなんてほぼ見ないので、

記録用として、ブログに残しておこうと思います。

 

父から教わったことがあります。

 

死に様とは、生き様。

 

父はその死に様で、一生分の生き様を僕に示してくれました。

 

だから、どうしても文章として、言葉として

残しておきたかった。

 

今はこの日記以上に鮮明に書くことはできません、

だから、この日記は絶対に残しておこう。

 

そう思っています。

 

当時のmixiの日記を、こちらに残しておきます。

 

父の背中【前編】

 

 

 

父の背中【後編】