勝呂のナレーション勉強法 〜仕事を増やしていくためにやった事〜
こんにちは勝呂美和子です。
今回からは仕事を増やしていくためにやった事シリーズの別バージョンとしてナレーションの勉強について私がやっている事を書いて行こうと思います。
ナレーションを学ぶ1 自分と似ている声を探す
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声優さんだからナレーションも簡単にできるでしょ。と思われがちですが、私は声優の芝居が出来ることとナレーションを喋ることは別物であると考えています。
プロになればなるほどその違いを感じ、使い分けているのではないでしょうか。
声優の芝居はマイク前で立って声を発します。ナレーションは基本座って声を発します。
姿勢一つとっても違う。ならば声の出し方、表現の仕方だって違う。
ある方がおっしゃっていた言葉でこれは。と思うことがありました。「声優は表現。アナウンサーは伝達。ナレーターは説得。」
最初聞いたときはわかりやすい例えだなぁ!とそれだけ、思いました。そして今はこの言葉の深さを考え事あることに頭によぎります。
私はナレーションに特化しようと思い勉強してきました。特化することはこの競争社会において自分を守る武器に、攻めていく術なります。
しかし、何をどう始めて良いか解らない。と思う方も多いのではないでしょうか。
キャリアが全くない人もそう、キャリアがある人もそう。誰も正確な勉強方法なんて実は解らない。
私の勉強法はただの一つの例です。自分とは違う、そうではない、間違っている、と思うのは自由です。ただ、何かのヒントにはなるかもしれません。
私が始めてみたのは「似た声の人を探す」という作業です。
コピーという話を前に書いたと思いますが、学ぶ時はいつでも「守破離」という考え方が応用でき、最初に型を徹底的に守り、それを破壊し、そこから離れる段階に入る。
コピーとはその「守」の部分、「型」の部分です。
手当たり次第、人をコピーしました。女性ナレーター、男性ナレーター、声優、俳優、流行りの読みから、アナウンサーなどなど。
やってみてわかったのは、「誰も真似できない!」ということです。それでもなんとかとっかかりが欲しいと思い考えついたのが、「自分と似た声の人を探す」という作業でした。
これは、とても効果的でした。
まず、自分と似た声を出しているので、真似が他の人より多少容易であるということ。
真似することによってブレスの位置や、発声の仕方、姿勢など想像ができるということ。
似せるためにまず初めにコピーをするので自分との違いをより体験できるということ。
そして人の読みを体感できるということ。
違いを認識することによって、より自分が浮かび上がってくる。
そんな体験をすることができます。
suguro miwako