■今号のスゴい★PR事例■
オーストラリア発。
お洗濯での痛ーい失敗をなくしてくれる
とっても賢い新製品"peggy"
|スゴい★PR《世界のマーケティング最新事例》
読者の皆様、こんにちは。
今回は現在オーストラリアで試作中の新製品に関するニュースをご紹介したいと思います。
日本では、梅雨や秋雨など雨の降る日が多くなる時期に特に活躍してくれそうなお助けアイテムです。
"peggy/ペギー"
と名付けられた新製品を開発しているのは、ユニリーバの洗濯用洗剤
ブランド、"OMO/オーエムオー"です。
Picture:Screeen shot from OMO Pikkujatti
※OMO Australia Official Website
https://www.omo.com.au/
OMOが最初に登場したのは1908年のイギリスでしたが、現在はオーストラリアと南アフリカでOMOブランドは展開されています。
さて、今回オーストラリアで同ブランドが開発した試作品でテストを現在行っている新製品は、実は洗濯用洗剤ではありません。
その新製品というのがこちら。
Picture:Screeen shot from OMO Official Youtube Video
洗濯物かごと一緒に写っているこのオレンジ色の物(peggy)をどんな目的で使うのか想像してみてください。
新製品peggyは、OMOが現在展開している"REAL PLAY"キャンペーンの一環として開発されました。
このキャンペーンでは、子どもたちにもっと屋外へ出て、公園で遊んだり、フィールドを駆け回ったり、スポーツに興じたりなど「リアルな遊び」を楽しんでもらうよう推進しています。外で遊んで泥んこになってもOMOがあるから大丈夫!というわけですね。
しかし一方で、最近同ブランドが行ったユーザー調査によれば、オーストラリアの親のほとんどは仕事や家事に忙しく、子どもと遊ぶ時間がなかなかとれないという悩みを抱えているのが現状です。
またオーストラリアの家庭での洗濯回数は、平均一日1回が平常時なのですが、それが子どもの学校が休みの時期になると、1週間に8回に増えるのだそうです。
ただでさえ忙しい毎日の家事ですが、もちろん良いことなのですが、子どもたちがどんどん遊びに出て泥んこになってしまうことで、さらに洗濯物が増えて家事に割かれる時間が増えては元も子もありません。
そこで、お洗濯の負担を軽減するにはどうすれば良いかと考えて開発されたのがこのpeggyという洗濯バサミ型のデバイスです。
Picture:Screeen shot from news.com au
今どきのお洗濯なんて、洗濯機に放り込んでスイッチを押せば良いだけでどこがそんなに負担なの・・・?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お洗濯に関係した「あるある失敗談」の上位に上がるのが、
・洗濯が終わったのを忘れて洗濯機の中に衣類を放置してしまい、いやな匂いになってしまった(&もう一度洗濯をすることになった)。
・洗濯物を外に干していたら突然の雨。取り込むことができず、もう一度洗濯をすることに。
といったことです。そしてこのミスをやらかしてしまうと、子どもと過ごす貴重な時間を割いてもう一度洗濯をする羽目になってしまうのです。
しかし、このpeggyがあればそんな失敗を未然に防ぐことが可能になるのです。
オレンジ色のちょっと大きめの洗濯バサミのpeggyには、湿度、気温、日照を感知するセンサーが搭載されています。またwifiモジュールも内蔵していて、現在地周辺の天気予報などの情報も常にアップデートしてインプットしておくことができます。
Picture:Screeen shot from OMO Official Website
そしてこのpeggyを、指定アプリをインストールした手持ちのスマートフォンとシンクさせておきます。
すると、その日の天気情報などを元に、最速で洗濯物が乾かせる時間帯を教えてくれたり、雨が降り出しそうになっていることや、洗濯物を取り込むべき時間を事前に知らせてくれます。また、洗濯物が終わったのに30分以上放置していると、干し忘れを伝えて思い出させてくれたりもするのです。
もちろん、洗濯をすべきでない(外には干せない)お天気の日であれば、洗濯物を中に干したり、また別の日に洗濯をすることを提案してくれたりもします。
お洗濯のお役立ちアイテム" peggy "の機能を紹介した動画はこちらから。
" Meet peggy, the world’s smartest clothes peg "
いかがですか?
現在は残念ながら試作品段階のpeggy。
オーストラリアの数人のインフルエンサーの過程で試に使ってもらっているのですが、この新製品をモニターになること、また最新情報の入手には、同ブランドのウェブサイトからサインアップが必要です。
実際に製品化されて一般向けに販売されるかどうかはまだ未定なのだそうですが、是非一度試してみたいと思う方は多いのではないでしょうか?
※ニュースソース
※OMO
https://www.omo.com.au/peggy/
※mUmBRELLA
http://mumbrella.com.au/omo-smart-peg-j-walter-thompson-peggy-361828
※B&T
http://www.bandt.com.au/marketing/omo-peg-peggy-j-walter-thompson
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■編集後記■
読者の皆様、こんにちは。
スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。
お洗濯、お好きですか?
こう尋ねると、洗濯物を干すのは嫌いとか、洗濯物をたたむのが苦手と答える方がいらっしゃるかもしれませんね。
私は、お洗濯に係る一連の家事は割と好きだったりもします。
実は洗濯物を干すのも何故か楽しかったりしていたのですが、アメリカ式生活になってからは全く洗濯物を干す機会が無くなりました。
ほぼ、ゼロ。皆無です。
それというのも、洗濯物=乾燥機で乾かすのが当たり前という生活スタイルだから。
ごくごくたまーに、乾燥機NGの衣類をハンガーにかけて乾かすことはありますが、それも年に数回数えるほど。
屋外に洗濯物干しもなければ、それ用の大きなハンガーも持ち合わせていませんし、家には洗濯バサミだってありません。
雨や花粉を気にせずいつでも衣類を乾燥できるのは便利ですし、かかる時間もぐっと短縮されるのですが、一つ難があるとすれば、、、、
恐ろしく衣類が縮む
場合があること。
今ではすっかり、「縮む」ことを想定して洋服のサイズを選んで買うようになりました。。。
洗濯物を干す楽しみは失いましたが、たたむ楽しみは今もエンジョイしています。
皆様のお住まいのエリアは、今日はお洗濯日和ですか?
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『にっぽんのマーケター』