■今号のスゴい★PR事例■
「夏」!と言えばサメで冷え冷えクールダウン?
「Shark Week」に全米のブランドが相乗り合戦!
|スゴい★PR《世界のマーケティング最新事例》
読者の皆様、こんにちは。
アメリカでは、先日8月10日の日曜日からスタートしたある「特別週間」で
盛り上がっています。
その「特別週間」が何をフィーチャーしているのかというと・・・
「Shark Week/サメ週間」
なのです。
※Shark Week TVスポット/King of Summer | Shark Week 2014 - Sun Aug 10 8/7c
この「Shark Week」なるイベント週間は、「Discovery Channel/ディスカバリー
チャンネル」が1988年の7月にスタートさせたもので、「Shark/サメ」に
関する番組をピックアップして特集・放送する1週間です。
かれこれ27年間の「Shark Week」の歴史の中で、徐々にその認知度を上げ、
現在では世界72か国で放送されていて、またFacebookやTwitterなどのSNS
の普及もあり、ここ数年は爆発的にそのイベント拡散が早まり、また
拡大しています。
※Shark Week Official Website
そんな人々の注目が集まる「Shark Week」だからこそ、アメリカでは様々な
ブランドがそれに乗っかってメッセージを発信、商品やブランドをPR
しています。
今回は、その一部をご紹介します。
<Barley Mash Restaurant>
カリフォルニア州サンディエゴにあるこちらの人気レストランでは、
「サメ肉」を使った、「Shark Tacos/サメタコス」が期間限定で
お目見えしています。
Picture:Screenshot of Barley Mash's Facebook Page
※Barley Mash Restaurant
<Malib Rum>
カクテルを作るときなどによく使われる、ラム酒をベースにココナッツ
の香りづけが特徴的で、女性にも人気の「マリブラム」。
こちらも旬のスイカでサメを形どり、マリブラムを用いたカクテル
をPR。
こちらも旬のスイカでサメを形どり、マリブラムを用いたカクテル
をPR。
Picture:Screenshot of Malib Rum's Facebook Page
<Chick-Fil-A>
チキンをメインとした、バーガー、サンドなどを展開するファースト
フードチェーンは、口を開けたサメのイラストとともに、「バーガー
を頬張るのに最適な週間」とアピール。
Picture:Screenshot of Chick-Fil-A's Facebook Page
<Jimmy Jhon's>
サンドイッチ(サブ)、ホットドッグチェーンの「ジミー・ジョンズ」は、
「食べるか、食べられるか?」というサメを彷彿させるフレーズ
とともに、「サブを食べよう」とPR。
Picture:Screenshot of Jimmy Jhon's Facebook Page
<Pet Smart>
ペットショップチェーン大手の「ペットスマート」は、Shark Week期間中
に愛犬に着せたい、サメのコスチュームを愛犬家にアピール。
Picture:Screenshot of Pet Smart's Facebook Page
<NBA>
プロバスケリーグのNBAだって乗っかります。現在はオフシーズン中ですが、
メッセージ発信は忘れていません。
「Tread Lightly」とは、「行動に気をつけろ!(でないと痛い思いをする
かもよ)」という意味です。
Picture:Screenshot of NBA's Facebook Page
<All State(Mayhem) & Oral-B>
いつもシニカルなメッセージ発信を行う、保険会社「オールステイト」の
キャラクター、「メイヘム」が発信した、
「僕はここに座って、とてもきれいな(サメたちの)白い歯を眺めて
るんだけど、どうして君たちは、Shark Weekのスポンサーをしないん
だい、Oral-Bさん?」
というメッセージに対し、歯磨きや歯ブラシなどの代表的なブランドで
ある「Oral-B」が以下のように返信。
「サメたちに、ずーっと歯ブラシを売ろうとし続けてるんだけど、
担当営業がいつもいなくなるんだ。。。なぜだかわからないのだけど」
Picture:Screenshot of Mayhem's Facebook Page
<Domino's Pizza>
「ドミノピザ」は、愉快な動画を制作。
サメが獲物に食らいつくように、人はドミノピザに向かって渾身のダイブ!
Picture:Screenshot of Domino's Pizza's Twitter Page
※動画はこちら:Real Life vs. Shark Week - The Couch Jump
<Hollistar>
人気アメリカンカジュアルの「ホリスター」は、Shark Weekに合わせて、
おしゃれな「サメ柄」Tシャツをオンラインで販売。
Picture:Screenshot of Domino's Pizza's Twitter Page
<Harpers Bazaar>
140年の歴史を誇る女性ファッション誌、「ハーパース・バザー」は
オンライン版の記事に、オシャレなサメアイテム特集を掲載。
Picture:Screenshot of Harper's Bazaar's Twitter Page
※オシャレなサメアイテム満載の記事はこちら
<Dunkin' Donuts>
「ダンキンドーナツ」は、Shark Week主催のディスカバリーチャンネルと
タイアップして、「セルフィー」企画を展開中。
「Take a bite,Take a Pic」と題された、視聴者参加型企画で、
自分の好きな朝食アイテムとともに自分撮りをした写真を投稿。
毎日一名の優勝者には、ディスカバリーチャンネルの番組枠内で
写真が紹介される他、ビルボード広告での露出、ダンキンドーナツの
100ドルのギフトカードなどが賞品となっています。
写真は、初日の優勝者のセルフィー。
Picture:Screenshot of Dunkin' Donuts's Facebook Page
※セルフィー企画の特設ページはこちら
<Doritos>
人気スナック菓子の「ドリトス」は、こちらも消費者参加型の
コンテスト企画を展開中。
「Bold Missions Shark Atack Challnege」と題された企画では、
「サメに襲われた」かのような予期せぬ衝撃を、友人などに与えた
瞬間を収録したどっきり企画ビデオを募集。
選ばれた3名には、ホワイトシャークのレプリカが賞品として贈られる
そうです。。。
Picture:Screenshot of Doritos's Twitter Page
※どっきり企画の募集ページはこちら
<Ashton Kutcher>
最後はこちら、人気ハリウッドスターの「アシュトン・カッチャー」。
彼はセレブの中でもツイートやFacebookをよく活用する男性としても
知られていますが、当然Shark Weekだって見逃しませんでした。
Picture:Screenshot of Ashton Kutcher's Twitter Page
いかがでしたか?
お盆休みの暑い夜を、「Shark Week」に乗っかって、関連映画などを
見ながら、背筋からクールダウンしてみるのも、暑さをしのぐ一つの
手段かもしれません。
■編集後記■
読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。
今回は、背筋も凍る?「Shark Week」の話題をお届けしました。
皆さんは、「Shark/サメ」にどんなイメージをお持ちですか?
私は・・・というと、映画「Jaws/ジョーズ」の印象が強すぎたので
しょうか、サメというとどうしても、人を襲う、血だらけ・・・という
イメージがあり、どうも悪夢を誘いそうで苦手なのです。
というわけで、「怖い系」「スプラッター系」のサメものの苦手な
方でも大丈夫な、「Shark Week」にもってこいの、「サメ映画」を
一本ご紹介します。
それが、
「Shark Tail/シャーク・テイル(2004)」
海の底に広がる大都会「リーフシティ」を舞台にしたもので、完全CG
のアニメーション映画です。
そしてここに登場するサメが、なんと「ベジタリアン」。
というわけで、血だらけのスプラッターなど登場するはずもありません。
ちなみに、声優には、「ウィル・スミス」、「ジャック・ブラック」、
「レネー・ゼルウィガー」、「アンジェリーナ・ジョリー」、
「ロバート・デ・ニーロ」、「マーティン・スコセッシ」など
すごい顔ぶれが揃っています。
日本では2005年に公開されましたが、見ていないという方は、この
機会にいかがでしょうか?
お子さんも安心してご覧になれますよ。
※Shark Tail Trailer(予告編:英語版)
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