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■今号のスゴい★PR事例■



●~爆笑カーチェイス動画~
ペプシが再び“あの男”と組んでどっきりCMを制作。
今回ハメられたターゲットは??●



読者の皆様、こんにちは。


先日、米メディアが一斉に取り上げたのがこんな見出しのニュース
でした。


''Jeff Gordon plays prank on terrified reporter with a phony
  police chase''


文中に「prank」とある通り、「いたずら・どっきり」企画に関する
ニュースです。

文中の「Jeff Gordon/ジェフ・ゴードン」は伝説のNASCAR/ナスカー
レーサーで、その彼があるレポーター男性を警察からのインチキ
逃走劇で怖がらせたというもので、その模様を記録した動画が公開
されたのです。


※Picture:Screenshot of ACCA



「ジェフ・ゴードン」?
「どっきり企画」?
「動画」?



この3つのワードで何かピントきたという方もいらっしゃるかもしれません。


実は、昨年3月に、「Pepsi MAX/ペプシマックス」がこのジェフ・ゴードン
氏と組んで、ある車のセールスマンを恐怖の試乗走行に連れ出すという
どっきり企画を実施。

その模様はYoutubeに公開、またショートバージョンはCMとしてオンエアされ、
Youtube上での動画は、4100万回以上も再生されています(動画公開後およそ
1週間後の時点では2600万回)。



※2013年のペプシマックスのいたずらテスト走行動画はコチラ



※2013年のペプシマックスのいたずら企画についてのスゴい★PR記事はコチラ



しかし、昨年このCM動画が口コミで拡散し話題になった時に、ネット上を
中心にして視聴者からは、


「このCMはフェイクじゃないの?」


という議論も巻き起こりました。


そしてその騒動の渦中の人となっていたのが、今年のドッキリ企画でひっかけ
られるターゲットとなった「Travis Okulski」さんでした。


※Picture:Screenshot of Oppositelock



Travisさんは、TVニュースのインタビューや自身のブログ上で、CM動画の
おかしい点を指摘。そして、このCMは「100%フェイクだ」と言い切って
いたのです。


※Travisさんがabcニュースでフェイクだと指摘する動画はこちら
(Travisさんは動画56秒頃から登場します)

Jeff Gordon 'Test Drive' Video Is the Pepsi Ad Real or Staged 


※Travisさんが「Fake」と指摘したブログはこちら

That Jeff Gordon Terrifying A Car Salesman Pepsi Ad Is 
Totally 100 Percent Fake


当時のCMに対する「フェイク疑惑」は、「たとえフェイクであったとしても、
とんでもなく面白い動画なんだからいいじゃないか!」というのが大方の
世論で、当のTravisさん自身も、「フェイクであっても面白い」という
コメントは残していました。


しかし、おそらく動画を制作したペプシマックスやジェフ・ゴードン氏に
とっては、うれしくない議論だったのでしょう。

どこまで本気で「むかっときていた」のかどうかはわかりませんが、
この「フェイク疑惑」の最先鋒にいたTravisさんに「身をもってわかって
頂こう」と、今年の企画に向けて仕込みを始めたのがなんと8か月も前
なのだそうです。


そして、Travisさんを取り巻く仕事関係の仲間や果てはソーダメーカーの
人にいたるまで皆を巻き込んで計画は進行。


Travisさんは車関連のレポーターをしているため、彼の上司がノースカロライナ
州シャーロットで開催される新しい「シボレーのコルベット」の取材に行け
とTravisさんを送り出しました。

そして、滞在先のホテルから取材先へ向かうべく乗り込んだタクシーで
おっかなびっくりな事件(!)に見舞われるのです。


※Picture:Screenshot of Pepsi Max Test Drive 2 video



今回、ジェフ・ゴードン氏が扮したのはタクシードライバー。

しかも、10年いた刑務所から出所したばかりで、首筋にはタトゥーまで
あるというなんとなく「怖い雰囲気」のドライバー。

そして、車が走り出して間もなく、なぜか後方から近付いてきたパトカーに
車を寄せて停車するよう命じられます。

しかし、出所したばかりのドライバーは怒りと怯えから警察の要請に応じず、
車を急発進。警察とのチェイスが始まるのです・・・。


※Picture:Screenshot of Pepsi Max Test Drive 2 video



動画は2月27日にYoutubeにアップされ、2週間弱で既に再生回数は1400万回
を突破する、またまた大注目作品になっています(米3月11日時点)。




※2014年のペプシマックスのドッキリ・警察とのカーチェイス動画はコチラ

Pepsi MAX & Jeff Gordon Present: "Test Drive 2" 



911コールをしようと試みたり、ドライバー席と後部座席を仕切るパネルを
足で蹴って壊そうとしてみたり、ドライバーをなんとか説得しようとしたり
と、まさに絶叫&必死の形相のTravisさん。


※Picture:Screenshot of Pepsi Max Test Drive 2 video




この動画が公開されたタイミングで、ドッキリ大成功となった当のTravisさん
もブログやTwitterを更新。

ドッキリ企画の模様を詳細に公開するとともに、こんなコメントを
発しています。


※Picture:Screenshot of Mashable.com


「これは真実なんだ。実際にあったんだよ!フェイクなんかじゃない!」



ちなみに、今でもTravisさんは昨年の第一作目は「フェイク」だと言って
いるようですが、「有りや、無しや」で問われれば、とっても面白い
プランクマーケティングなので「大有り!」というところが、またしても
世間の大半の反応のようです。





※ニュースソース



■編集後記■


 
 読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。


  こちらアメリカでは、今日が3月11日。

 東日本大震災から3年。
 警察庁の10日現在のまとめでは、全国の犠牲者は死者1万5884人、
 行方不明者2633人の計1万8517人に上るそうですね。
 さらに、震災関連死の数も含めると、2万人以上の方が犠牲になった
 未曽有の大震災。

 改めて、犠牲者の方、遺族の方に深い哀悼の意とともに黙とうをささげ
 たいと思います。

 
 
 さて、がらっと話は変わるのですが、今回はアメリカの家庭に欠かせない
 調理器具のお話。


 私がこちらに来て、アメリカの調理器具で便利だと感じたもの、それは、

 ・回転刃式缶切り

 ・スロークッカー(クロックポット)

 の2つです。


 スロークッカーは、電気で調理する鍋のようなもので、材料を入れて
 スイッチをONにしておけば、勝手に料理をしてくれます。
 
 アメリカではとっても一般的な調理器具で、仕事や買い物などに出かけて
 いる間も調理が進行するのでとっても重宝!煮込み系の料理などに主に
 活用されています。

 お値段もシンプルな機能のものだと、20ドル程度から購入できて手ごろ
 です。


 もう一つが、回転刃式缶切り


 

 (↑我が家の缶切りです)



 これは、最初は使い方がわかりませんでした、私(笑)。
 しかし、慣れると本当に簡単に缶のふたが開けられます。目から鱗でした。

 ちなみに、こちらでは「電動」の缶切りも割とポピュラーで、20ドル位で
 手に入れられます(Electric Can Opnerで検索してみてください)。

 日本だと「缶きり不要」の缶詰などが多くなっていますが、こちらでは
 まだまだ。。。

 でも、この缶切りさえあればそんなの全く気になりません。
 
 欲しい!方はご連絡ください(笑)。




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