■今号のスゴい★PR事例■
●「No Dirty Gold」キャンペーンに賛同した「ティファニー」がバレンタインデーにブランド好感度UP!
オンラインのカスタマイズV-Dayカードも可愛い●
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読者の皆様、こんにちは。
先々週の金曜日、2月の14日は言わずと知れた・・・
「Valentine's Day/バレンタインデー」
でしたね。
※Picture:Screenshot of official Facebook Page of Tiffany & Co.
皆様、どのようにお過ごしになられたでしょうか?
チョコレートやプレゼントを受け取った人、そしてそれらを選び手渡す
側だった人、それぞれに楽しんでいらっしゃったことと思います。
こちらアメリカでは、日本とは異なっていて、「バレンタインデー=
女子から男子へ愛(恋)を伝える日」では必ずしもありません。
どちらかというと、双方向であり、したがって3月14日の「ホワイトデー」
は存在していません。
とは言え、どちらかと言うと、男性が女性に対して何か贈り物をしたり
素敵なディナーに誘ったりするという傾向が強いように感じます。
さて、そんなバレンタインデーの贈り物と言えばチョコレートが代表的
ですが、実にバレンタインデーにギフトを購入する人のおよそ20%が
「ジュエリー」を選んでいるのだそうです。
そしてその売り上げ高はなんと、40億ドル。。。
そう、クリスマスに並んで、バレンタインデーはジュエリー業界、
またジュエリーを販売する小売店にとってとても大切な商戦期
なのです。
さて、そんなバレンタインデー当日に、あるニュースがメディアを駆け巡り、
ブランドのお株を上げたのが、
「TIFFANY & Co./ティファニー」
です。
1837年にアメリカで創業された同社は、今では世界20か国以上に店舗を
展開しています。
日本でも「オープンハート」のモチーフなどは特に有名ですし、
「ティファニーブルー」の小箱や小さなバッグに憧れる女性は
多いのではないでしょうか。
※Picture:Screenshot of official website of Tiffany & Co.
さて、そんな「ティファニー」ですが、バレンタインの特別商品や
売上で話題になったのではありません。
同社が賛同した、NPO組織「EARTHWORKS/アースワークス」が2004年から
行っているキャンペーン、「No Dirty Gold」があるニュースを
リリースしたからなのです。
この「No Dirty Gold」キャンペーンでは、金の採掘、搬出などの
現場で起こっている、環境破壊やコミュニティー破壊などの問題を
見過ごさず、そうした「問題」のある現場やシステム、労働体系、
またそうした現場から産出された「金」に対して、「No」を宣言し、
改善に向けて行動をとろうという働きかけを、全世界の個人また企業、
業界に対して行っています。
※Picture:Screenshot of official website of No Dirty Gold
そして足かけ10年にわたる活動の結果、やっと世界の100の小売店(ジュエリー
ブランド)がその趣旨に賛同し、名前を連ねてくれたのだそうです。
ちょうど100社を達成したのが、2014年のバレンタインデーの3日前だった
ということで、「ジュエリー」類の売り上げが高くなるバレンタインデー
当日に、満を持してニュースをリリースしたというわけです。
そのニュースの中で、名前を挙げて賛同企業として紹介されたのが、
「ティファニー」であり、また大手小売りの「Target」でした。
※「No Dirty Gold」に賛同している100社はこちら
http://nodirtygold.earthworksaction.org/retailers/the_gold_star_list#.UwTgrrCYbIU
http://nodirtygold.earthworksaction.org/retailers/the_gold_star_list#.UwTgrrCYbIU
有名ブランドでは、「カルティエ」や「ピアジェ」、大手小売店では
他に「ウォルマート」や「JC Penny」などが名を連ねています。
絶好のタイミングで100社賛同を達成し、ニュースリリースに最適な日を
選んだNPO団体が素晴らしいのですが、「ティファニー」からすれば、同発表内で
名指しで取り上げてくれ、「たなぼた」的に大変ありがたいリリース発表と
なったのかもしれません。
今回のニュースに対し専門家は、消費者がより商品の作られた背景や産物が
店頭に並ぶまでの過程に関心を持ち、また世界的にも「クリーンエネルギー」、
「持続可能型社会」、「グリーン(エコ)プロダクト」、「フェアトレード」
等の重要性が増す中で、「ティファニー」のような業界を代表するブランドの
賛同は大きな意味を持つし、またそうした活動を一歩リードするブランドとして、
消費者からの支持もより一層高まるだろうと分析しているようです。
ちなみに、同NPO団体のウェブサイトでは、「Costco」や「Macy's」などは
逆に「やり玉」に挙げられています。。。
※Costco isn't clean
さて、2014年の「ティファニー」のバレンタインデー。
もちろん、いくつもの素敵な「ジュエリー」たちもお目見えしていましたが、
ちょっとそこまでは・・・という方でも、皆が利用できるティファニーオリジナルの
「オンラインメッセージカード」
がとても可愛らしいものでした。
※Tiffany Vday Message Customizer
https://cdn.tiffany.com/facebook/vday/2014/customizer/canvas.php?locale=us
https://cdn.tiffany.com/facebook/vday/2014/customizer/canvas.php?locale=us
※Picture:Screenshot of official website of Tiddany's Vday 2014 Customizer
これは、カードに登場する人物やアイテム、そして背景を、自分の好みの
シチュエーションにカスタマイズできるもので、出来上がったカードは、
Facebookでシェアできる他、ダウンロードして送ることなども可能な
システムになっていました。
「いつかはティファニーを・・・」という人にもちょっと嬉しい?ですね。
気になる方は、是非カスタマイズを試してみてください。
※ニュースソース
※Smithsonian
http://www.smithsonianmag.com/science-nature/environmental-disaster-gold-industry-180949762/
※Brand Channel
http://www.brandchannel.com/home/post/2014/02/14/140214-Dirty-Gold-Campaign.aspx
※Business Green
http://www.businessgreen.com/bg/news/2328821/valentines-day-lovers-told-to-dump-dirty-gold
※Environmental Leader
http://www.environmentalleader.com/2014/02/14/retailers-commit-to-eco-friendlier-gold-mining/
■編集後記■
メルマガ読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。
2月も残すところあと少しとなりましたね。
こうして月末になると、28日しかない2月というのがより一層短く、そして
早く過ぎたように感じます。
さて、先日こちらで「KFC/ケンタッキーフライドチキン」をテイクアウト
しました。
なぜでしょう。
たまーに、どうしても無性に食べたくなる時がある「KFCのチキン」。
日本にいた頃も、年に1回位そんな時があったような気がします。
普段は滅多にファーストフードは利用しないのですが、年に1回の「KFC
ムード」になったことと、ちゃちゃっと食事を済ませたかったことも
あり、ドライブスルーを利用したのです。
頼んだのは、いわゆる「セットミール」。
オリジナルのチキンが2ピースとドリンク、サイドが1つ選べるという
もので、サイドに選んだのは、The Americanなサイドディッシュの、
「Mac& Cheese/マックアンドチーズ」
でした。
しかし!
いやはや、びっくりするほど「美味しくなかった」のです、これが。
完食するどころか、大方を残してしまいました。
これは私が日本人で、KFCの味付けが「アメリカン」なのかとも思い
ましたが、車に同乗していたアメリカ人も同じ反応。
まあ、もしかすると私たちが利用した特定の店舗が、とりわけ「不味い」
のかもしれないのですが、しばらく「KFCムード」はやってくることは
なさそうです。
ちなみにアメリカのKFCが今一押ししているのは、
「Go Cup」
というシリーズ。
車のドリンクホルダーにぽこっとはまる容器に一口サイズのチキンや
ポテトが入ったもので、これはなかなか便利そうです。
小さいながら、540キロカロリーとなかなか立派な反ダイエットアイテム
ですが、ドライブスルーで私の2つ前にいた男性と、直前にいた女性が
購入していました。
なかなか人気の商品のようですが、私が試す気になる日がくるのかどうか、
それは謎です。。。
※にっぽんの熱いマーケターの連載コラム、アメリカの旬なマーケティング
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『にっぽんのマーケター』
http://nipponmkt.net/
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