■今号のスゴい★PR事例■
●バーガーキング店舗の差別的な従業員募集看板で、
同社のFacebookページが大炎上!●
読者の皆様、こんにちは。
突然ですが、アメリカでは去る11月16日は、
「National Fast Food Day」
だったそうです。
まあ、知る人ぞ知る・・・という日なのですが、ちょうど米ファースト
フード業界をけん引するある企業にまつわるニュースが飛び込んできたので
今回は、そちらを紹介したいと思います。
まずはこちらの写真をご覧ください!
※Picture:Screenshot of latina.com
先週、Facebookユーザーの、Larry Camden(ラリー・カムデン)さんと
いう方が投稿したこの写真。
あっという間にネット上で広まり、メディアを巻き込んで、大きなニュース
となりました。
ちなみに、この看板。
米ファーストフード「Burger King/バーガーキング」のとあるフランチャイズ
店舗の店頭に表示されていたものなのだそう。
※Picture:Screenshot of Burger King website
※Burger King Website
http://www.bk.com/
あろことか、
「メキシコ人採用中」
とはっきり表示されている、この求人を示唆する看板。
皆さん、簡単に想像がつくと思いますが、同社による「人種差別的な表現」だ
として、消費者から大ブーイングを受け、同社のFacebookページは怒りの
コメントが相次ぎ大炎上したようです。
「NOW HIRING MUST BEMEXICAN」
要は、「メキシコ人」とsingle outした(一つだけを選び出した(やり玉にした))
表現が、人種差別的で、Offensive(不快)なものであり、企業としてあり得ない
ということなのです。
たいていは、ただ単に
「Now Hiring」
とだけ記載するのが常識なのですが。。。
現在は、消費者から多く寄せられた同社Facebookページの怒りのコメントは、
コンテンツ閲覧ができなくなっていますが、以下のようなものが寄せられて
いたようです。
“Here’s a sign for you,”
“Now Buying Must Not Be Burger King’ – I’ll never purchase so much as a french fry from you’re [sic] stores ever again.”
Wrote by Susan Steele
同社の看板の表現をもじって、「バーガーキングは買ってはならない!」と
揶揄しています。
その他にも、
“Really glad there is a Steak & Shake right across the street from BK,”
“I know where I’m eating from now on… Not BK.”
Wrote by Anthony West
「バーガーキングのすぐ向かいにステーキ&シェイク(他のファーストフード
チェーン)があって本当に良かった。これからは、BK(バーガーキング)では
食べないからさ。」
といった、これまでのバーガーキングのファンが離れていく様子が、ありありと
伝わる投稿が寄せられていたようです。
もちろん、当のバーガーキングも炎上する自社のFacebookを黙って見ていた
わけではありません。
消費者からの投稿に対し、下記のような返信で実際のところを説明しようと
試みていました。
※Picture:Screenshot of1073 KFFM
「この問題になっている看板は、あるフランチャイズ店の店頭に、昨夏に
ほんの短い間だけ掲げられていたものです。この看板を無許可で掲げた
従業員は即座に解雇されました。」
そう、先週騒動を巻き起こしたこの写真ですが、バーガーキングによれば、
この看板自体はそもそも昔のもので、それはすぐに撤去されたというの
です。
さらには、本社にはなんの落ち度もなく、フランチャイズ店(オーナー店舗)
のある従業員が、無許可(無報告)で勝手に掲示したものだということ。
そして、看板はすぐに下げられたし、その行為を行った従業員は即刻解雇
されたし、バーガーキングは民族の多様性を尊重しているというのが、
同社の言い分でした。
真偽のほどは定かではありませんが、この問題を取り上げたメディア等にも
同様の内容で回答を行ったようです。
フランチャイズ店を多く抱え、またそこそこに多くの従業員を抱えると、
ブランド本体としても、そのクオリティ管理、意識統一、教育など様々な
課題はあるのだとは思いますが、今回の一件、少なからず王者BK(バーガー
キング)のブランドに、傷をつけたのは間違いないようです
※ニュースソース
※1073 KFFM
http://kffm.com/ephrata-burger-king-sign/
※Death And Taxes
http://www.deathandtaxesmag.com/209618/burger-king-employee-fired-for-posting-now-hiring-must-be-mexican-sign/
※Latina.com
http://www.latina.com/lifestyle/news/burger-king-racist-sign#axzz2kXjbiFQ0
■編集後記■
メルマガ読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。
11月もいよいよ最終週となりました。
今週は、個人的ですが誕生日(笑)、そして、感謝祭(サンクス・ギビング
デー)、さらには、ブラックフライデー(年末商戦の幕開けの大セール)と
イベントが目白押しです。
この年になると、誕生日がそれほどどうということもなく、また感謝祭と
いっても、食べ過ぎて太るなあという感慨しかなく、さらにはブラック
フライデーの日に、例えば前夜の夜中からデパートの前に並んで、お目当て
の商品をめがけて猛ダッシュなどという気概もなく。。。
世の中の浮足立った雰囲気を、テレビやインターネットのニュースなどで
楽しんで過ごしたいと思います(笑)。
さて、こちらでは、ついに「クリスマスツリー」が店頭にお目見目してきて
います。
先日通りかかったウォルマートでは、私の背丈はゆうにあるクリスマスツリー
が、確か30ドルほどで売られていました。
他にも、「Christmas Tree Farm」と呼ばれる、クリスマスツリーを育てて、
売ってくれる農場などがオープンしています。
ここへ行くと、たくさんの大きさも枝ぶりも様々なクリスマスツリーたちの
中からお気に入りの一本を選び、それを伐採して自宅へ持って帰るという
流れになります。
我が家は今年のクリスマスシーズンを自宅で過ごす予定にないため、ツリー
を購入する予定はありません。
が、ツリーにオーナメントや電球を飾り付けるプロセスや、ツリーを眺めながら
のんびりする時間だけは、このホリデーシーズンのイベントの中でもとりわけ
好きなものだけに、ちょっと物寂しい今年のクリスマスになりそうです。
※にっぽんの熱いマーケターの連載コラム、アメリカの旬なマーケティング
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