■今号のスゴい★PR事例■
●NYファッションウィークのランウェイを、「Subwayドレス」をまとった
モデルが闊歩し大絶賛!●
読者の皆様、こんにちは。
今週は、NYから最先端のファッショントレンドに関するトピックスをお届け
したいと思います。
毎年、2月と9月にアメリカはニューヨークで開催されている、世界の4大
ファッションウィーク(プレタポルテコレクション)である、
「New York Fashion Week」
が、今年も。9月4日から12日にかけて開催されました。
※Picture:Screenshot of JING DAILY
2014年、春・夏シーズンの新作の、世界的に有名なトップデザイナーや
名門メゾンの競演とあって、世界中から注目を集めます。
※New York Fashion Week Website
http://newyorkfashionweek.com/
さて、そんな世界屈指のファッションイベントの中で、今年最も
注目を集めたといっても過言ではないブランドが、
「Subway/サブウェイ」
なのです。
※Subway Website
http://www.subway.com/
Subwayと言えば、ファーストフード界の雄、数多くのフランチャイズ
店舗を、近年アメリカ国内外に積極的に展開する、サンドイッチチェーン。
ファーストフードとトップファッション。
なんとも似つかわしくない両者ですが、今回見事なコレクションを披露し、
業界関係者だけでなく、広く高評価を獲得しています。
そもそも、「サブウェイ」は、今月9月の1か月間を、「September/9月」を
もじった、
「Subtember/サブテンバー」
月間と称して、同社の看板商品である、「Footlong Sub」を、全種類5ドルの
超特価で提供するなどしたキャンペーンを展開しています。
しかし、この「Subtember」キャンペーン。実は先日ある議論を巻き起こしても
います。
というのも、
「Subtember 11th」
と称した、アメリカ同時多発テロの、9月11日に合わせた、ある「偽」
プロモーション広告が出回ったからなのです。
※Picture:Screenshot of EPOCH TIMES
ちょうど、先述の通り、9月はフットロングの特売月間としているサブウェイ
ですが、9月11日に限って、2個で9ドル11セントで販売するという
この「偽」広告は、まさに「寝耳に水」。
この「偽」広告を作った「the onion」という、ニュースソースは、多方面
から、あまりの「やりすぎ」ぶりに大ひんしゅくとなったのでした。
少々、話がそれましたが、ニューヨークコレクションでのサブウェイの試みは、
この「偽」プロモーションとは一転して、ポジティブな評価を受けました。
今回の取り組みでは、
「Project Subway」
と称して、サブウェイで使われているアイテム(たとえば、包装材やナプキン)
などを使って製作されたドレスでのコレクションを開催したのです。
コレクションは、人気リアリティ番組「Project Runway」からインスパイアを
受け、4人のデザイナーがそれぞれのアイディアと技術を競う形で展開され
ました。
※Project Runway Website
http://www.mylifetime.com/shows/project-runway
※Picture:Screenshot of PSFK London
※Picture:Screenshot of PSFK London
※Picture:Screenshot of Buzz Feed
そして、見事今回のコレクションで優勝したのは、こちらのデザイナー、
「Danilo Gabrielli氏」。
※Picture:Screenshot of Buzz Feed
優勝者には、1年分のサブウェイでのお食事券が賞品として授与された
他、ニューヨークのマンハッタンにあるサブウェイの店舗に、作品が
展示されました。
今回の、サブウェイ社のファッション業界とのコラボレーションについて、
同社のチーフマーケティングオフィサーは、
「サブウェイも、ファッションも、個々(個人)にカスタマイズと創造性
をもたらすものだ」
として、その共通性を指摘、取り組みを説明しています。
いつぞや、ある有名人が「生肉ドレス」などをまとってメディアに登場し
賛否両論(否が多かったように思いますが・・・)を巻き起こしたことが
ありましたが、今回のサブウェイ社の自社マテリアルを用いてのファッション
とのコラボレーションは、その作品の完成度、クオリティの高さから、
大絶賛となったようです。
※ニュースソース
※Huffington post
http://www.huffingtonpost.com/2013/09/12/subway-fashion-show_n_3912851.html
※The Photo Brigade
http://thephotobrigade.com/2013/09/project-subway-at-new-york-fashion-week-by-robert-caplin/
※PSFK London
http://www.psfk.com/2013/09/subway-sandwich-high-fashion-clothes.html
■編集後記■
メルマガ読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。
皆様、「半沢直樹」の最終回、ご覧になられましたか?
私も拝見いたしました。
と言っても、アメリカではまったく見ていなかったため、最後2週のみの
視聴だったのですが、それでも少しは、「半沢ワールド」を楽しめた
ように思います。
最終回の平均視聴率が関東地区で42・2%、関西地区で45・5%という
驚異的な数値をたたき出した同ドラマ。
その最終話の終わり方には、視聴者から賛否両論あるようですが、個人的には
やはり続編が作られるような気がしてしまいます。
さて、アメリカでは人気ドラマ「MAD MEN」の最終シーズンが、来年、再来年
の2年にわたって7話ずつ放送されることが先ごろ発表されました。
ちなみに、この最終シーズンを2分割して放送するという手法は、視聴率UP
に貢献できるものなのだそうです。
人気ドラマ「Breaking Bad」でもこの手法が採用され、ファイナルシーズン
後半のプレミアは、前半の平均視聴者数の2倍を上回る数字を記録したのだ
そうです。
ファイナルシーズンを2分割することで、よりドラマの展開が丁寧に描ける
ようになり、視聴者の心にもより長く響かせることができるようになるのだ
と、同放送局の担当者は分析していました。
日ごろ、実はほとんどドラマを見ることのない私には、「ふーん」という
感じなのですが、ドラマの放映一つとっても、視聴者の心理を分析しながら
様々な試みがなされているのだなあ、と改めて感じた次第でした。
ちなみに、10月から「半沢直樹」と同じ日曜午後9時枠で始まる、SMAPの
木村拓哉さん主演のドラマ「安堂ロイド~A.I.knows LOVE?~」は、
「大コケ」すると既に言われているようですが、どうなるのでしょう。。。
予告編を見る限り、すでに見る気があまりない私ですが、後学のためにも、
話題作りのためにも、一度は見てみたいと思います。
※にっぽんの熱いマーケターの連載コラム、アメリカの旬なマーケティング
ニュースをタイムリーにお届け。
『にっぽんのマーケター』
※マーケティングPR ~PR/広報のお役立ちコンテンツ~
http://www.interbreed.co.jp/prtop/