仏高級水着ブランドが仕掛けた米TV番組へのプロダクトプレイスメントが裏目に!? | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

■今号のスゴいPR事例■


●仏高級スイムウェアブランドが、米TVの「お見合い番組」への衣装提供で、ブランドイメージに傷!?



『VILEBREQUIN』



この単語/名前を知っている、もしくは聞いたことがある、さらには使っている
という方はいらっしゃるでしょうか?


ちなみに、読み方は、


『ビルブレクイン』


この単語は、英語ではなくフランス語で、その意味するところは、


「Crankshaft/クランクシャフト」


この「クランクシャフト(クランク軸)」は、エンジンの構成部品の一つなの
だそうですが、詳細は割愛しますので、ご興味のある方はこちらから。


※クランクシャフト Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%95%E3%83%88



さて、本題に戻しまして、この『ビルブレクイン』、実はその単語の元の意味から
は想像がつかないのですが、ラグジュアリーアパレルブランドのブランド名
なのです。


1971年にフランスのサントロぺ生まれの同ブランドは、男性用スイムウェアの
ブランドとして、、ニューヨーク、ビバリーヒルズ、パリ、ミラノ、ケープ
タウン、ベイルート等のラグジュアリー都市を中心に広く知られています。


 

Picture:Screen shot of Vilebrequin online store Website


※Vilebrequin online sotre website
http://www.vilebrequinonlinestore.com/



同ブランドのスイムウェアの特徴は、スピンネーカーキャンバスという日光や
風で簡単に乾く、ヨットのセールに使用されている素材を表地に使用し、また、
インナーは、履き心地の良いコットン100%のメッシュ素材という卓越された
機能性と、そのカラフルなプリントにあると言われています。


ちなみに、男性用スイムウェアの価格はというと、おおよそ、1着200ドル~
という高値設定。


庶民にはなかなか手が届かない、高級ブランドでもあるのです。


 

Picture:Screen shot of Vilebrequin online store Website



さてそんな『ビルブレクイン』ですが、ここにきて、よりブランドの知名度、
認知度を上げようと、あるアメリカのTVショーの出演者の衣装として、
メディアに登場しました。


その番組というのが、


『The Bachelorette』


※The Bacjelorette Official Website
http://beta.abc.go.com/shows/the-bachelorette


こちら、アメリカabcで月曜夜に放送されている人気リアリティーお見合い番組
で、1シーズンを通して、複数の男性が、一人の未婚女性(=Bachelorette)
のハートを射止めるべく奮闘する、コンテスト形式のTVショーなのです。


6月17日(月)放送のエピソード内で、プロダクト・リプレイスメントに
チャレンジし、より多くの人に、同ブランドを知ってもらおうとした試み
なのですが、早くも業界各方面からは、疑問符が上がっているそうです。


 


というのも、先述の通り、こちらのブランド、スイムウェア200ドル、ポロシャツ
150ドル、ものすごくシンプルなTシャツですら85ドルもする高級ブランド。
そんなブランドのカスタマーとなりうる視聴者層が、どれだけこの「お見合い
番組」にいるのか?というのが、その最たる疑問なのです。



TV番組や映画など、オンスクリーンでのプロダクト・リプレイスメントは
大変効果的なPR手法だと言われていますが、その番組チョイスを誤ると、
これまでに培ってきたブランドイメージが、もろくも崩れ去ることにも
なりかねないようです。



※ニュースソース
Los Angels Times
http://www.latimes.com/features/image/alltherage/la-ar-bachelorette-beefcakes-in-vilebrequin-swim-trunks-huh-20130612,0,1911641.story



■編集後記■

 
 メルマガ読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。


  突然ですが、


 「よもだ」


 という言葉、ご存知ですか?

  


 この言葉、私の地元である愛媛県の方言(伊予弁)の一つで、意味は、


 「ふざけた」
 「いい加減な」
 「適当な」
  

 といったところなのですが、使い方、ニュアンスによっては、


 「お前、ふざけたやつだなあ(苦笑)。」
 「あんたって、本当に適当なんだから(笑)。」


 という、ちょっぴり呆れながらも、愛着をもって声をかけている風なのだ
 そうです。


 さて、なぜこの話題に至ったかというと、先日東京在住の知人I氏から、
 「よもだって知ってる?」と聞かれたからなのです。


 というのも、I氏は同日に、東京は日本橋「よもだそば」でお食事をされた
 からなのですが、こちらのお店。「お蕎麦屋さん」なのに、「本格インド
 カレー」でも知られている、一風変わったお店のようです。


 ※よもだそば ウェブサイト
 http://www.yomoda-soba.com/


  ご店主は、「よもだの国」こと愛媛県出身の同郷者のよう。
 私も東京にいたなら、是非一度行ってみたいところなのですが、いかんせん
 飛行機で「そば一杯」とはいきません。。。


 どなたか、来店、ご試食の上、ご報告をお待ちしております★

 
  

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