サブウェイが、バーチャル店舗運営コンテストの実施で全世界の従業員とのコミュニケーションを強化中 | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

■今号のスゴいPR事例■


今回は、「Employee Communication/エンプロイー・コミュニケーション(教育)」
をテーマに、アメリカからの事例をお届けしたい。

ちなみに、「エンプロイー・コミュニケーション」とは、パブリック・
リレーションズ(PR)の中でも、企業内(組織内)パブリック・
リレーションズを指す。

以下、定義を定めた引用を紹介したい。

●エンプロイー・コミュニケーション

その究極の目的は、組織体とその構成員との相互理解を構築することであり、
双方向性コミュニケーションが不可欠です。つまり、構成員がその組織体に
属していることで「何ができるのか」、「何を得られるのか」といった
観点からモチベーションを高めることであり、また快適な職場環境が実現
されることで、構成員と組織体とのコミュニケーションがさらに促進
されます。企業でいえば、社員と企業間のシステマティックで左右対称の
双方向コミュニケーションを中心とした企業内パブリック・
リレーションズを指す。

出典:http://www.inoue-pr.com/index.html



さて、「社員は企業の鏡」とはよく言われたものだが、特に、接客業においては、
まさしく、それぞれの現場で働く従業員が、消費者との接点であり、彼らの
勤務態度や接客態度、そして彼らが作り出す店舗の雰囲気や空気感が、
企業やブランド全体のイメージ形成、評価を大きく左右する。

しかし、例えば大手のフランチャイズ企業となると、アメリカ中、または
世界中に拡散した各店舗一人一人の従業員に対し、細やかな教育や
コミュニケーションを継続して図ったり、また企業としてのフィロソフィ
や戦略を、曲解なく正しく伝えていくことはなかなか難しい。

ではアメリカではどのような形で、エンプロイー・コミュニケーションを
図っているのか?その好事例となっているのが、サンドイッチチェーンを
展開する「Subway/サブウェイ」だ。

※Subway Website
http://www.subway.com/subwayroot/default.aspx


サブウェイは、アメリカはコネチカット州ブリッジポートで1965年に
「ピーツ・スーパー・サブマリンズ」(Pete's Super Submarines)
として創業。1974年に現社名に変更し、本社は同コネチカット州
ミルフォードにある。

南北アメリカ・ヨーロッパ・アジア・アフリカ・オセアニア等、世界中に
フランチャイズを展開しており、総店舗数は3万8374店(2013年1月時点)と、
マクドナルドを超え世界最大の飲食店チェーンとなっている。

ちなみに、「サブウェイ/Subway」という社名は、同社の主力商品である、
サブマリンサンドイッチ(SUBMARINE SANDWICH)という長楕円形の潜水艦型
サンドイッチを、客の好み(YOUR WAY)にに合わせて作ることに由来する。

近年も活発な出店活動を展開するサブウェイだが、そうした全世界に散らばる
従業員のモチベーションを高めること、そしてまた一般の消費者(特に若年層)
の、同社事業への関心を高め、理解を深めることを目的として、今回、

「バーチャルストア」

を作るコンテストを実施した。

※コンテストログインページはこちらから
http://ysn.com/subway/

去る1月29日にスタートした今回のコンテストは、3月末まで実施されており、
一般消費者のみならず、サブウェイの社員や店舗スタッフも参加できる。

参加者は、まずは店舗の立地を世界中の、「都市」「郊外」「リゾート」など
のカテゴリーから選択する。その後、実際に店舗スタッフを採用し、ドライブスルー
などを備え、サービスをスタートし、仕入れ、在庫管理や店舗のプロモーション
ビデオなども作成するなど、実際にフランチャイズ店舗を運営する一連の業務
をシュミレーションできる内容になっている。

今回の取り組みでサブウェイは特に、「若い人たち」からのアイディアや、
彼らの中にいる「優れた能力」「ポテンシャル」「モチベーション」を
持った人たちを発掘することも念頭においているという。

また、「サブウェイ=店頭でサンドイッチを作って提供する」という、
多くの若者がサブウェイで得られる仕事として捉えている表面的な理解を、
その背景にある物流システムや、商品開発なども含めたより深い理解、また
より多様な職種での仕事のチャンスがあるということを知る機会として
活用されることを目論んでいる。

このことは、広くクイック・サービス(ファーストフード)業界やフランチャイズ
システムについての教育の機会でもあると言える。


今回のコンテストでは、一般の参加者から最大5名の受賞者が選ばれ、彼らには、
アメリカへの旅が賞品として贈られ、その行程では、同社の創業者である、
フレッド・デルーカ(Fred DeLuca)氏との面会も含まれている。

実は、創業者のデルーカ氏は、自身が17歳の時に、このビジネスをスタート
させたという経歴の持ち主。そんな会社の歴史もあり、同社は、このように
コメントしている。

「This is an opportunity for the company to say they know that some 
of the most interesting people in their company are young people.」

(今回のコンテストは、「サブウェイは、最もアイディアに富んだ従業員は、
若い層に存在することを理解していること」を、従業員に伝える良い機会
だ。)


とは言え、同社の従業員は、今回のコンテストに参加することはできるが、
受賞対象からは外れている。しかし、コンテストを通して、豊かな想像力や
ポテンシャルを発揮した従業員には、社からの推薦状や、部門長との面談の
機会、そして昇進の機会が与えられることを明言している。

実際にコンテストに参加している従業員の一人である、 Chad DeBuff
(チャド・デバッフ)氏は、21歳にしてモンタナ州ビリングのサブウェイで
現在ストアマネージャーとなっているが、今回の参加について、下記のように
コメントしている。

「I’m just hoping that it will bring me in more with the companys. 」
(今回の参加で、サブウェイについてより多くの学びがあることを望んでいる)

「I hope they’ll already have my name in the back of their head.」
(本社が、僕の名前を既に(候補者リストの)頭に留めていることを願う)

「It definitely gave me hope that I can work my way up to anywhere I want.
They know that whether you’re young or you’re old, that you have the 
capability of running a store or working in corporate.」
(今回の件で、僕がやりたいことをやりたい場所で、これから働いて成長する
ことができるという希望を与えてくれた。そしてサブウェイは、従業員の年齢に
関係なく、店舗を運営したり、本社で働く能力があることを理解しているんだ)


Debuff氏自身も、自分が高校生の時に、サブウェイで店舗スタッフとして
アルバイトを始めて以来、様々な職務を経験しながら、ストアマネージャー
までキャリアアップを図ってきた。

こうした若い層は、創業者自身の起業ストーリーに共感している部分も
大きいというが、今回の件で、さらに一層同社でのキャリアアップの
機会や方向性に期待を持てたことは、他の多くの従業員にとっても、
モチベーションアップの好機となったことは間違いない。


■今号のPRの切り口■


1)
若い消費者層は、未来の社の戦力。ウェブやソーシャルメディアを通じ、
ブランドからのメッセージや社風、業務理解を深めるツールを提供
することで、早期にモチベーション高い未来の従業員を育成。

2)
オンラインを用いた環境教育で、従業員のモチベーションを高め、
店舗オペレーション・生産性の向上、中長期にわたるキャリアプランの策定
を助け、また従業員のロイヤリティ(忠誠心)を高める。



■今号の目ウロコ度■

   4ウロコ
  
  「Great oaks from little acorns grow.」

  =大きなカシの木も小さなどんぐりから育つ
   (小さなものも次第に大きくなる)


■More News and Trends/Editor's Eye■

・「ミシガン州」がアメリカで人気の観光地となるか!?州をあげての、
観光客誘致&長期滞在、消費を促す「Pure Michigan」プランをスタート。
http://mibiz.com/item/20455-next-step-taking-pure-michigan-to-international-markets

・1970、80年代に席巻したフランチャイズレストランが、「ノスタルジー」
が鍵となり、いままた復活の兆し。子どものころから食べてきた=Royalty
により、客足が底支え。
http://www.dispatch.com/content/stories/business/2013/03/03/chains-last-links.html

・クライスラーが、「MOTOWN」をテーマに、ブロードウェイミュージカル
とタッグを組んだ広告展開をスタート。
http://www.nytimes.com/2013/03/01/business/a-shared-history-in-detroit-is-an-ad-inspiration.html?_r=0

・3月には何を買うべき?「PS3」「冷凍食品」「チョコーレート」は買い。
「春物アパレル」「Kindleアプリ」は買い控えが賢い選択!?
http://www.csmonitor.com/Business/Saving-Money/2013/0302/PS3-frozen-foods-and-chocolate-the-best-and-worst-things-to-buy-in-March



■編集後記■

 
 メルマガ読者の皆様、こんにちは。編集担当の秦泉寺 明佳です。

 年が明けて早いものでもう2か月。1月から3月の時間の経過は、一年の
 うちでも、より一層早く感じます。

 日本では、デパートやスーパーなどで、「ホワイトデー関連商品」の
 陳列を見かける時期だと思いますが、「ホワイトデー」の習慣のない
 こちらアメリカで、3月の小売店で展開されているのは、

 「St Patrick's Day」

 と、

 「Easter/復活祭」

 の関連商品でしょうか。

 どちらもキリスト教(クリスチャン)関連のイベントですが、日本でも
 「St Patrick's Day」などは、パレードが展開されたり、アイリッシュ・
 パブ等を中心に、パーティーが開かれたりしていますよね。

 こちらでは、両イベント向けの、家庭用装飾品やパーティー用品、
 メッセージカード、そしてイースター向けのスイーツなどが多く販売
 されています。

 ちなみに、私の通う英会話教室でも、3月最後の授業日(イースター直前)
 には、「Easter Party」を行うことになりました。

 キリスト復活のシンボルともされる、ウサギの耳でも着けてパーティーに
 登場して みようか・・・などと考えています。
 そして、これまで一度も作ったことのない、「カラフルなゆで卵」
 づくりにも、乗り気ではないながら、チャレンジせざるを得ない
 だろうなあ、と。。。

 個人的には、「St Patrick's Day」のパーティーで、アイリッシュ・ビール
 の代表格、ギネスビールとフィッシュ&チップスの方が良かったのですが(笑)。

 日本では、花粉が大飛散していると聞きます。こちらでも、マツやオークの
 花粉が飛び始め、アレルギー持ちには大変な季節になってきました。
 しかし、「マスク文化」は全く無いため、市販のアレルギー薬でなんとか
 しのいでいます。
 春の気配を、日々感じ始める3月、年度の終わりを良い形でお迎え下さいませ。


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