米レストラン業界。「Cleaner Burger」、「アジア勢台頭」!?トレンド予測5! | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

■今号のスゴいPR事例■


日米問わず、日々熾烈な競争が繰り広げられているのが、レストラン業界。


アメリカでも、5年というスパンで見ても、数多の革新や新トレンドが
起こり、そしてまた消えていくと専門家は分析している。


今では全米展開し、躍進しているアメリカのファーストフードチェーン
「Five Guys」は、5年前はある地域の一プレイヤーに過ぎなかったし、
「Better Burger」と呼ばれる、「高品質、健康志向」なハンバーガー
などは、まだ5年前には今ほど爆発的ではなかった。


※Five Guys Website
http://www.fiveguys.com/


【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

-1986年創業の同社。ハンバーガーやフレンチフライを販売するファースト
フードチェーン。現在では全米40州以上に1000店舗超のフランチャイズ
を展開するまでに成長。現在も店舗拡大を続けている。


さて、ではこれから5年の間にはどのようなことがトレンドになってくる
のだろうか?

アメリカのファーストフード業界の専門誌で、その予測が公開された。
今号では、その中身をかいつまんで紹介したい。


まだ日本では聞きなれない、アメリカの血気盛んなニューカマーがいくつか
登場するので、この機会にチェックしてみてはいかがだろうか?



●Trend1)The Eco-Burger


シカゴに本拠地をおくマーケティングエージェンシーのVPであるLiz Aviles氏
は下記のように指摘している。


「今後5年間の間に、「Meatless Monday」の動きはもっと広まり、より少量の
肉を摂取しようという人々の動きは、ファーストフード業界に変革を迫ること
になるでしょう。」


世界中でも最も多く肉を消費するといっても過言ではないアメリカだが、昨今
その健康志向、肥満問題への関心の高まりなどから、その消費嗜好を見直す
動きが活発化している。


そんな中、今後5年間のうちにハンバーガーのトレンドは、


「Cleaner Burger」


になるだろうと同氏は指摘している。


この先頭を今まさに走っているのが、シカゴを本拠地とする


「Epic Burger」


だ。


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※Epic Burger Website
http://epicburger.com/


同ハンバーガー店では、ウェブサイトでも公開しているが、販売する商品は、


「Our menu is all about what is NOT on it: hormones, antibiotics,
trans fats, food coloring, preservatives, nitrates and yellow mustard.」


つまり、


「ホルモン、抗生物質、トランス脂肪酸、着色料、保存料、硝酸(塩・ソーダ)、
イエローマスタードは一切使用しない」


ということを明言している。

他にも、オーガニックの卵や牛乳を利用し、バンズは毎日焼き、冷凍保存は一切
しないなどのルールを公開している。


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他にも、「Shake Shack」「Burgerville」といったファーストフードチェーンが、
その「エコ・フレンドリー」さをブランドアイデンティティーの一つとして強く
掲げ、業界をけん引している。



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※Shake Shack Website
http://shakeshack.com/


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※Burgerville Website
http://www.burgerville.com/



●Trend 2)Asian Meets First Casual


中国とインド、この2国は世界第一位、二位の人口を抱え、急成長する大国
なのだが、アメリカでのアジアンフードのマーケットというと、これまで
はごく限られたものだった。


アメリカでチェーン展開する最も大規模なアジアンフードと言えば、

「Panda Express」だろうか。


※Panda Express Website
http://www.pandaexpress.com/



しかし、Mintel Menu Insights社のフードサービスリサーチ部門のディレクター
である、Eric Giandelone氏は以下のように指摘している。


「市場は、そこそこの価格で、少しアップスケールを感じられるアジアンテイスト
のフードチェーンに対しオープンになってきている。」


そんなトレンドの先頭を走るのが、


「Chipotle」


だ。


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※Chipotle Website
http://www.chipotle.com/en-US/Default.aspx?type=default


こちらは、メキシコ料理のファーストフードチェーンなのだが、これまでアメリカ
では、かなりアップクラスのメキシコ料理レストランか、もしくはかなりカジュアル
なチェーンの2択であったところに、その中間をつく形(価格的、雰囲気的にも)で
参入し、店舗網を拡大しているのだ。


ちなみに、同社の系列でアジアンフードを展開する


「Shophouse Southeast Asian Kitchen」


という新業態がスタートし、それがマーケットに好意的に受け取られ、同社の株価
が急上昇したという背景もある。


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※Shophouse Southwast Asian Kitchen Website
http://shophousekitchen.com/



●Trend 3)Juice:The next step in Fresh


続いては、飲料関係のトレンドだ。


去る3月に、業界の雄であるスターバックスが、その「フレッシュジュース」を
販売する第一号店を、おひざ元のシアトルにオープンさせた。その名は、


「Starbucks's Evolution Fresh」


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【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

※Starbucks Evolution Fresh Website
http://www.evolutionfresh.com/en-us/locations/bellevue-juice-bar/menu


ここでは、手絞りのフレッシュジュースや、ボトルタイプのフレッシュジュース
などを販売している。


価格は、手絞りのフレッシュジュース16オンス(472ml)で、7ドル99セント
とかなりお高い価格設定だ。


店内の装飾は、ナチュラルウッドをふんだんに使い、少々アップスケールな
仕上げになっており、高い商品価格にもかかわらず、健康志向、トレンドに敏感
な人々を中心に、なかなかに好調な滑り出しとなっている。


ちなみに、同氏は今後のジュース業界について、


「To-go offering/Ready-to-go drinks」


が重要なファクターとなるだろうと予測している。時間に敏感な人々が増える中で、

「すぐに買える、持ち帰れる」ことも重要だというのだ。


ちなみに、アメリカではガソリンスタンドにコンビニエンスストアやファーストフード店
がひっついているのが定番なのだが、そうしたガソリンスタンドに併設するショップ
などの小さなスペースでの展開などもカギとなるだろうと指摘している。



●Trend 4)Build-Your-Own Everything


ファーストフード業界と言えば、効果的なフライヤー、クーポンシステムからタッチ
スクリーンのPOSシステムまで、様々な新技術をいち早く取り入れることでも
知られている。


今後5年のうちに、ロボットや、タッチスクリーンによる注文システム、そして
最大限に「カスタマイズ」できるオーダーシステムが、主流となるのではないか
と予測されている。


寿司レストランカンパニーのOzumo Concepts Internationalの創設者である
Jeremy Umland氏は、最近、アメリカで展開している寿司チェーンである
「U-sushi」に機械によるオートマティック化とカスタマイズオーダーシステム
を統合した新たなコンセプトの店舗をオープンさせ、そのトレンドの先頭を
切っている。


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※U-sushi Website
http://u-sushi.com/


お客は、タッチスクリーンから自分好みの巻き寿司を、その具材から調味料に
至るまで、フルにカスタマイズしオーダーすることができる。そして、それを
提供するのは、カウンターの中の機械という仕組みだ。


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これまでのところ、「早く、正確、かつ清潔」な機械によって寿司が提供
されることに対し、お客の反応は概ね良好なのだという。


他にも、フルカスタマイズに対応し話題になっているのが、


「Burger Studio」


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だ。こちらでは、キオスク端末を利用し、お客はおよそ30種類もあるトッピング
から自分好みにカスタマイズし、「夢のハンバーガー」をオーダーできる
仕組みになっている。



●Trend 5)International Invasion


世界経済のグローバル化が進行する中で、レストラン業界にも、諸外国
からの殴り込みが増加するだろうと、専門家たちは指摘している。


また、この背景には、新しい世代の若者たちが、イタリアンやメキシカン、
チャイニーズから寿司まで、様々な食文化に日常的に接しながら育って
きていることと、世界各国からの移民が、彼らのホームの味を求める需要
が増加することも挙げられている。


いくつかの先駆例を紹介したい。


「YO!Sushi」


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※YO!Sushi Website
http://www.yosushi.com/


こちらは、イギリスを本拠地とする「回転寿司」レストランチェーン。
つい先ごろ、アメリカで一号店をオープンしたばかりだが、今後5年間の間に、
50から70店舗を全米に展開する予定だという。


「Jollibee」


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※Jollibee Website
http://www.jollibee.com.ph/


フィリピンを本拠地とするレストランチェーン。ハンバーガーやポテトを
販売するほか、フィリピンの定番の朝食メニューである、「ポーク&ライス」や、
各種麺類なども提供している。


現在、アメリカに26店舗を展開し、つい最近もカリフォルニア州アナハイムに
店舗をオープンしたばかりだ。


「Pollo Campero」


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※Pollo Campero
http://global.campero.com/


グアテマラを本拠地とするファーストフードチェーン。フライドチキンやポテト
などを提供。最近、ウォルトディズニーワールドにも店舗展開をするなど、アメリカ
で店舗網を拡大中。


今回は、今後5年間に起こりうるトレンドの5つを紹介したが、専門家は、
「アジアからの進出とマーケットシェア拡大」を共通に指摘している。


アメリカの消費者が、グローバルなテイスト、アジアンテイストにオープンに
なってきている今、そしてより健康志向が高まっている今、日本からの進出にも
好機会なのかもしれない。



■今号のPRの切り口■


1)
消費者の動向、興味関心の変化に敏感に。そして、対応は早くが業界を
リードするに必要不可欠。


2)
「Sustainability」は消費者にとって、ブランド選択、商品選択の際の
重要なファクターに。企業の姿勢をアピールすることが肝要。


■今号の目ウロコ度■

 

  3ウロコ
  
  「Make hay while the sun shines.」

  

  =日が照っているうちに干し草を作れ(鉄は熱いうちに打て)


■More News and Trends/Editor's Eye■


・ディズニーのプリンセスをフィーチャーした女の子の夢のストアが、イギリス
ハロッズに登場。2012年クリスマス商戦の目玉に決定。
http://fashion.telegraph.co.uk/article/TMG9323855/Harrods-to-celebrate-Disney-Princesses.html


・「Cousin's Sub」が40周年を祝い、1972年式のムスタングが当たる
フォトコンテストを開催
http://restaurantconstructionbudget.com/cousins-subs-celebrates-40th-anniversary-with-better-day-giveaway/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=cousins-subs -

celebrates-40th-anniversary-with-better-day-giveaway


・アメリカのオリーブオイル市場でシェア&認知拡大を!ユーザーのネット上での
「シェア」拡大を目的に、Carapelli Oilがキャンペーンをスタート
http://carapelliusa.com/


・「Nike」「Rovio/Angry Birds」「Google」「American Future Fund」、
オンラインで最も閲覧されるViralビデオに学ぶ
http://adage.com/article/the-viral-video-chart/hot-pockets-hacks-viral-video-chart/234921/


■編集後記■

 
 メルマガ読者の皆様、こんにちは。編集担当の秦泉寺です。


 先々週の週末は、父の日でした。


 アメリカでも、「Father's Day」は一つのイベントとして小売店などを
 巻き込んでセール合戦が繰り広げられます。

 「Father's day Special」と称したクリアランスセールや、父の日のスペシャル
 献立をフィーチャーしたスーパーマーケットの特売など、ありとあらゆる
 オファーを受けることができます。


 私の知人男性も、そんな「安売り」の好機を利用して、庭の水やりホースを
 新調しました。


 そう考えると、父の日や母の日の商戦は、両親にプレゼントを渡す「子」を
 ターゲットとするだけではなく、せっかくの日だからこそ、その「父・母」
 自身にメリットを与えてあげるというアプローチ・解釈もあるのだなあ、
 などと感心した次第です。


 ちなみにアメリカでは、父の日や母の日には、子どもたちと一緒に出掛けたり、
 食卓を囲んだりすることで、「父になって良かった、母になって幸せだ」と
 彼らに感じてもらえるようにする日なんだそうです。


 ところで、私は父の日に、IH炊飯ジャーをプレゼントしましたが、そこで
 今回お払い箱となった旧炊飯ジャーは、なんと20年物でした。

 いやはや、日本の電化製品の耐久性の優れたことと言ったら。。。
 もう少し壊れやすいなら、その買い替え頻度も高まるのだけど、、、などと
 思った次第でした。 

  
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