ソーシャルメディア×カリスマブロガーで、今夏Tシャツの旋風を巻き起こすGAP! | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

■今号のスゴいPR事例■


本格的な夏到来を目前に、先日アパレル大手GAPの、今夏のマーケティングプラン
が発表された。


その名も、


「Be Your Own T」


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GAPの真骨頂とも言える、Tシャツを主役にしたマーケティングプランだ。


※GAP Website
http://www.gap.com/




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※About Gap

The Gap Inc.(以下、GAP)は、1969年創業の、アメリカカリフォルニア州
サンフランシスコに本社を置く、製造小売業大手。2011年時点で3248
店舗を世界中に展開している(製品は世界90に及ぶの国と地域で入手可能)。


この「製造小売業=SPA:specialty store retailer of private label apparel」
という形態は、GAPが1986年に提唱したもので、自身が製品を企画し、自社
製品として委託生産を行い、自らのチェーン店で販売させるというもので、
実はGAPがその発祥なのである。


また、傘下には、日本への今夏初出店も決定している、低価格路線の「Old Navy」
や、高級路線の「Banana Republic」なども所有している。ちなみに、「Old Navy」
の北米以外(現時点では、アメリカ、カナダ、プエルトリコに店舗展開中)への
進出は、今回の日本が初めてということで、一層の注目を集めている。


※Old Navy Website
http://www.oldnavy.com/


※Banana Republic Website
http://bananarepublic.gap.com/


「Banana Republic」は、2011年、2012年春と、人気ドラマシリーズ
「MADMEN」とコラボレーションしたコレクションを発表、販売し、その戦略
で話題となったブランドでもある。



さて、本筋に戻るが、今回の「Be Your Own T」キャンペーンでは、


「1969ジーンズのように、我々はTシャツを再認識、再開発し、全ての人の
個性、スタイル、情熱、予算に合ったTシャツを提供することを目的としている」


と、同社のグローバルチーフマーケティングオフィサーである、Seth Farbman氏
はコメントしている。



既に、GAPのHP上でも、このニューモデルのTシャツが数多くお目見えしている
だが、今回のキャンペーンでは2つのデジタル上での消費者のエクスピアリエンスが
主になっている。


一つ目は、


「T-It-Yourself(T.I.Y)」


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「T.I.Y」サイトでは、着古したTシャツやサイズの合わなくなったTシャツを
再利用して、ファッショナブルなアイテムにカスタマイズすることを、6ステップ
(もしくは以下)の簡単な手順で提案している。


こちらでは、ビーチサンダルから、ビーチバッグ、はたまたドッグトイ(愛犬用の
おもちゃ)まで、様々なアイテムへのリフォームを紹介している。


ちなみにこのサイトは、「Threadless」というソーシャルサイトと提携し運営
されている。


※Threadless Website
http://www.threadless.com/



少々横道にそれるが、この「Threadless」は、なかなかユニークだ。


ここでは、世界中の人々が、自分の服飾デザインアイディアを発表し、そして
またそのアイディアに対してユーザーが投票、コメントを行うという仕組み
になっている。


サイトには、Tシャツ用、パーカー用、メッセンジャーバッグ用といった、
各種アイテム用のデザインテンプレートキットが用意されており、投稿希望者
はそれらを用いて、自分のオリジナルアイディアを具現化し、応募するという
ものだ。


ちなみに、実際に応募したデザインがThreadlessによって採用され、製品化
されると、デザイン者には2000ドルの現金、500ドルのThreadlessで
使える商品券、また再版ごとに500ドルが進呈される仕組みだ。


この取り組みは、GapのFacebook上でもどんどん情報発信・更新が行われる
予定で、またTwitterやInstagram、Pinterestなどでもシェアが可能に
なる予定だ。



2つ目のデジタルエクスピアリエンスは、


「Styled.By」


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こちらは、2012年の春コレクションから同社がスタートさせた、オンライン
カタログ形式のウェブサイトなのだが、その特徴は、 「Refinery29」、
「WhoWhatWear」、「 Lookbook」、「 Rue」、「 HypeBeast」、「 Stereogum」
などのウェブサイトと提携し、そこで人気のファッションブロガーが提案する、
GAPの商品を着用したスタイルを展開するというものだ。


今回のキャンペーンでも、早速同社の今夏モデルの新Tシャツを着まわした
コーディネートが閲覧、そして購入できるようになっている。


※Styled.By Website
http://www.styld-by.com/


また、お気に入りのコーディネートをすぐに他のSNS上でシェアしてもらえる
ようにと、「SHARE」ボタンもかなり目立つ場所に設置。Facebook, Twitter,
Tumblr, StumbleUpon, Pinterestなどで即座に情報シェアできる仕組みに
なっている。



さて、これら2つのデジタルエクスピアリエンスが今回のTシャツキャンペーン
の目玉なのだが、他にもいくつかのイベントが展開される。


ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴ、マイアミ、ダラス
の店頭では、実際のTシャツを使ったビルボード(広告)が登場するほか、
ニューヨークのタイムズスクエアでは、電子看板を活用した取り組みを展開
する。


タイムズスクエアで、自身の写真を添付し、ハッシュタグをつけてTweetすると、
そのメッセージと写真が電子看板上に表示されるというもの。

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また、これらのツイートにたいし、GAPも返信、また投稿された写真やメッセージ
を、同社のFacebook上でアップロードし、ユーザーがタグ付けできるように
するのだそうだ。


他にも、先述の「T.I.Y」、「Threadless」と提携し、5月7日から28日の
期間、世界中のアーティストから、「Vote Bright」というテーマで、「政治的」
なテーマをデザインにしてTシャツデザインコンテストを開催している。


こちらも、最多得票、コメントを得たデザインは、製品化され、この秋にGAPの
店頭で販売されるのだそうだ。


大統領選挙イヤーの今年に合った企画だ。


ちなみに、5月19日現在、GAP JAPANのウェブサイトでは、この新Tシャツ
のキャンペーンの雰囲気はあまり感じられないが、この機会にぜひ、米ギャップ
の取り組み、各ウェブサイトなどもチェックしてみてはいかがだろうか?


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※GAP JAPAN Website
http://gap.co.jp/



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※GAP Website
http://www.gap.com/



■今号のPRの切り口■


1)
企業とユーザーの「つながり」を醸成するソーシャルメディア。ユーザーの
発信に対する企業側のリアクション有無がカギ

2)
口コミの拡散だけでなく、ソーシャルメディア/ネットワーク内での
ユーザー/ファン同士のコミュニケーションを醸成できる環境設定、
トピックス、仕掛けの提供が大切



■今号の目ウロコ度■


 4ウロコ
  
  「There is more pleasure in loving than in being loved.」


  =愛されるより愛するほうが素晴らしい


■More News and Trends/Editor's Eye■


・富裕層(年収15万ドル以上)に人気の小売店No1はどこ?
結果は、日本ではまだ耳慣れない「Nordstorm」。
http://www.globenewswire.com/newsroom/news.html?d=255050


・「Eight O'clock coffee」がビデオキャンペーンをスタート。日本人の
フードファイター(チャンピオン)、小林尊が出演!
http://www.msnbc.msn.com/id/47338149/ns/business-press_releases/t/video-release----eight-oclock-coffee-launches-cupping-room----digital-campaign-featuring-comedian-jim-breuer-eating-champion-takeru-kobayashi/


・バーボンの「ワイルドターキー」が、157年の歴史で初のTVCMをスタート。
「Gives 'Em The Bird」は、バースラングで「ターキーをくれ!」。
http://youtu.be/JAB7LvgjrF8


・オーストラリアで始まるチャイニーズラブストーリーが中国の動画共有サイトで
アクセス集中。オーストラリアへの観光客誘致を図るユニークな取り組み。
http://www.brandchannel.com/home/post/2012/05/11/Heartbeat-Love-Australia-Tourism-051112.aspx



■編集後記■

 
 メルマガ読者の皆様、こんにちは。編集担当の秦泉寺です。

 

 先週の日曜日、5月13日は母の日でした。

 

 アメリカでも、「Mother's Day」と呼ばれ、日本同様、「母親」を称え、
 感謝する日となっています。

 

 アメリカでは、「子どもから母親へ」という図式だけでなく、「夫から、
 母親業を頑張る妻(母)へ」また、「今は「母親」となっている娘へ」
 といった図式もあります。

 

 そして、クリスマス、バレンタインデーに次いで、グリーティングカード
 の売り上げの多いイベントなのだそうです。

 

 母の日はそもそも17世紀のイギリスには既に存在していたのだそうですが、
 現在のように、カーネーションを贈り、母に感謝する習慣は、1907年に
 アメリカでアメリカ人の少女、アンナ・ジャービスが白いカーネーションを
 贈ったことに由来するのだそうです。

 

 アメリカの小売店でも、「Mother's Day Gift」コーナーなどが設けられ
 ています。

 

 私は、今年から2人の母親にギフト&カードを贈ることになりました。
 
 

 それにしても、「母の日>父の日」なのは、日米共通の図式のようです。
 が、来月の父の日も、忘れず感謝の念を表現したいと思います。
  
 
 
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