「今だけ、ここだけ、あなただけ」英国で位置情報を利用した携帯クーポンサービスが旬 | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

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今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

※スーパー広報術に寄稿した記事 となります。



■英国の位置情報を利用した携帯クーポンサービス(1/2)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  
世界No1のファーストフードブランドの地位を、つい先ごろ失ったのが、サン ドウィッチを主力商品とするご存知SUBWAY(サブウェイ)。  「ファーストフード界のキングと言えばマクドナルドでしょ?」と思われる方 も多いと思いますが、実は店舗数ではサブウェイが上回っているのです。  

http://www.subway.com/subwayroot/default.aspx
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 しかしながら、先ごろ発表された売り上げベースのランキングでは、マクドナ  ルドにトップの座を奪われてしまいました。そんなサブウェイ社では、来年以  降の王者奪還を目指して、様々な取り組みを始めています。  まず、イギリスのSUBWAYは、携帯向けアプリケーション、通信サービスを展開  しているO2(オーツー)社の「Priority Moments」というサービスの利用・連  携をスタートさせました。  ▽http://www.o2priority.co.uk/moments

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 この「Priority Moments」は昨年O2社がスタートさせた、位置情報に基づいた  マーケティングサービスで、ユーザーの位置情報に基づき、近隣の提携店舗で  利用できる特別バウチャー(クーポン)やセール情報などを届けるというもの。  既に、Zizzi(レストラン)、Odeon Cinemas(映画館)、Harvey Nichols(百  貨店)、WH Smith(チェーンストア)といった、イギリスの国内のリテーラー  を中心に多くのブランド(企業)と提携しており、スターバックスやアメリカ  ンエキスプレスなどもその顧客となっています。
 ■「今だけ、ここだけ、あなただけ」(2/2)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  今回SUBWAY社は、そうした他社の提携に遅れをとって参戦したということでは  なく、スキャン可能型クーポンの導入を初めてO2社と組んで行ったこと、そし  てその内容がよりプッシュ型のアプローチであることが話題となっています。  具体的には、O2社の同サービスに登録していると、ロンドン市内のSUBWAY店舗  の近くまでくると、様々な店舗からのお得情報、お知らせ、クーポン券などが  手元の携帯端末に落とし込まれるという内容となっています。
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 ユーザーに、SUBWAYを想起させ、また来店動機を与え、促進するための、「今  だけ、ここだけ、あなただけ」のクーポン券がセットになっているのです。  また、企業側からすると、どういったユーザーが、どんな場所、時間によって  どういった行動、リアクションを起こすのかを測る、マーケティング手法とし  ても利用価値が高いと同社は判断しています。  さらに、SUBWAY社では、先ごろ、今後5年間で約300店舗を新規にオープンす  ることを発表しました。その際には、「この新店オープンによって、約3000人  の新規雇用機会を提供することができる」と。  つまり、「雇用の創出によって社会の安定、人々の豊かな暮らしをサポートし  ているのだ」というメッセージを伝えることによって、より企業価値を高める  アナウンスを行ったのです。  また、商品開発の面でも、「Smoking BBQ Chicken Temptation」という名の新  商品を先ごろ発表したのですが、この商品は、よりロイヤリティーの高いカス  タマーを中心に、50,000人の投票により商品化を決定しました。
【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例-subway smoked chicken  このようにサブウェイは、あらゆる場面でユーザーとのコンタクトを増やし、  密なコミュニケーションを継続し、高めていくていくことで、売上の王者奪還  を虎視眈々と狙っているようです。
☆──[ここがポイント]────────────────────┐ │ │ │ 1.位置情報を利用した割引クーポン情報が旬       │ │ 2.商品開発のプロセスに顧客を参加させる          │ │ 3.顧客とのコミュニケーションの機会を増やす        │ │ │ └───────────────────────────────☆