こちらはスーパー広報術に寄稿した記事となります。
↓↓↓
メルマガはコチラ
から
■エイプリルフール企画(国内編) (1/2)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ちよっとタイミングを逸した感がありますが、今回は4月1日の「April Fools’
Day」 の話。毎年4月1日の「嘘をついても良い日」として世界的な風習となっ
ていますが、いつ、どこでエイプリルフールの習慣が始まったかその起源や由
来は実はまったく不明のようです。
それはそれとしても毎年4月1日になると友人同士、また近年では様々な企業が
ユニークな「仕掛け」で同日をより楽しく愉快に彩っています。そしてその内
容は世界中で記事やニュースとして取り上げられるなど一大イベントになって
います。
日本では、3月に発生した東日本大震災の影響もあり、今年は多くの企業がそ
ういった取り組みやプロモーションの実施を自粛することになりましたが、そ
んな中でもいくつかの企業がユニークな取り組みを展開しました。
例えば、エイプリルフール企画の常連と言われいている「円谷プロ」は今回は
その企画自体は自粛した代わりに、震災の被災地に向けた「募金」活動を展開
中です。
▽http://www.ultraman-kikin.jp/
また、ライブドアブログでは、『紋章入り純金サーバーやアップロードファイ
ルは執事が届ける。』等のユニークなサービス特典が満載の、「高貴な人」向
けの「高貴なブログ」を発表しました。
同サイトから申し込もうとクリックをすると、「高貴な人しか申し込みができ
ない」という、なんとも失礼?なエラーメッセージが表示されます。(苦笑)
▽http://blog.livedoor.com/guide/plan/celeb/
神奈川県厚木市の地ビールメーカー「サンクトガーレン」の企画もなかなかユ
ニークな内容となっています。「同社の主力商品の類似品が出回っている!」
として、注意を促す情報をサイトに掲載し、ラベルの見分け方や、販売を行っ
ているサイトの摘発?までしています。
▽http://www.sanktgallenbrewery.com/news/20110401.html
しかし、同社ではただ単に、エイプリルフール向けの企画ネタを用意したので
はなく、今回の東日本大震災を受け、「Ale(エールビール)でYell(エール
(声援))を送ろう」というスローガンのもと、実は東日本大震災のチャリテ
ィビールを販売しているです。
ちなみに本家の『GOLDEN ALE(ゴールデンエール)』『AMBER ALE(アンバー
エール)』の各々類似商品である『GOLDEN Yell』『AMBER Yell』は現在もチ
ャリティー販売中です!
「類似商品を購入されると、売上の約40%が東日本大震災の被災地へ寄付され
ることが 確認されております。」と類似品の注意を促す?内容がリリースに
は記載されています…。
■エイプリルフール企画海外編(2/2)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
一方、諸外国ではどんなユニークなエイプリルフール企画が人々を楽しませ、
また印象付けたのでしょうか?ここではイギリスで話題になったいくつかの企
業・ブランドの取り組みを紹介したいと思います。
まずは、ご存知「BMW社」の取り組み。先月4月29日に行われたロイヤルウェデ
ィングにインスパイアされた、「BMW M3 Royal Edition」というニューモデル
を発表しました。マニア垂涎の希少車と、話題になったとか…。
▽http://tinyurl.com/3khxmxo
続いては、イギリスの「Metro(メトロ)社」、同社は2つの企画を実施しま
した。一つ目は、「食べられる日刊紙」が登場したというもの。そしてもう一
つは「ユニコーン」がロンドンタワーで見つかったというニュースでした。
▽http://tinyurl.com/4x8etal
また英・コーヒーチェーンの「Caffe Nero」では、デジタルマガジンサービス
企業と協力し、iPadユーザー向けに、画面をスクラッチすると、同コーヒー店
で販売しているコーヒーの匂いがかげる!というユニークなアプリのローンチ
を発表しました。
▽http://tinyurl.com/3w97ncw
男性向けグルーミング商品を展開する、「Bulldog(ブルドッグ)」では、
「Ideal for the modern man(現代人にとって理想的)」として、なんともキ
ュートなピンクの口紅の販売を発表しています。
▽http://tinyurl.com/3zjs8ax
そして、食パン等に塗って食べるペーストとして英国で人気の「Marmite(マ
ーマイト)」は、「Vaseline(ヴァセリン)」とタイアップし、Marmiteフレ
ーバー のリップクリームの発売を発表しています。
▽http://tinyurl.com/3zljh68
以上のように企業単体でエイプリルフールの仕掛けに取り組むところもあれば
企業やブランド同士が協力して、珍コラボ商品を発表するというスタイルも増
えてきておりその取り組みはますます工夫が凝らされ多様化してきています。
エイプリールフールはメディアの注目度も高く、面白い企画はマスメディアに
取り上げてもらったり、ネット上での口コミを誘発するなど、まさに企業のPR
力・企画力を試す場となっているとも言えるのではないでしょうか?
例えば社員に対してエイプリルフール企画を募ったりと会社全体としてイベン
ト的に取組むことで、従業員のモチベーションアップにも繋がるという副産物
も得ることができるかもしれません。
来年は日本でも、企業各社が元気にエイプリールフール企画を楽しむようにな
っていて欲しいですね。御社でもぜひ!
☆──[ここがポイント]────────────────────┐
│ │
│ 1.エイプリルフールはメディアの注目度が高いイベント │
│ 2.「ユニーク」はメディアを惹きつける │
│ 3.ウソが許されるのは4月1(エイプリルフール)だけ │
│ │
└───────────────────────────────☆