■今号のスゴいPR事例■
「スゴい★PR」メルマガ読者の皆さま、いつもご愛読頂きまして
ありがとうございます。
今号は、イギリスから2社の取り組みをご紹介いたします。
まず一つ目の事例は、日本でもおなじみのプロバイオティクス飲料「ヤクルト」
のお話しです。
※Yakult World wide Website
http://www.yakult.com.my/html/yakult_worldwide.html
1935年に販売がスタートしたこの「ヤクルト」。実は、日本だけでなく、
アジア各国、ブラジル、ヨーロッパ、アメリカ等含めて、世界の30を超える
国で販売されていることをご存知ですか?
ちなみに、ボトルのデザインはほぼどこも同じなのですが、大きさは大小
さまざまで、日本や韓国、フィリピン、アメリカでは80mlサイズ、それより
小さく65mlサイズでの販売が、オーストラリアやインド、ヨーロッパ各国で、
香港では100mlサイズが販売されているのだそうです。
さて、ワールドワイドに展開・販売されているヤクルトですが、各国でそれぞれ
にやはり競合他社が存在します。
今回取り上げたイギリスでは、ダノンの「Actimel(アクティメル)」という
商品が、業界のトップシェアを誇っているのだそう。
※Actimel Website
http://www.actimel.co.uk/
では、今回のヤクルト社が、競合他社との差を埋める、またより一層のシェア
アップを目指して取り組んだこととは、どのようなことなのでしょうか?
一つ目には、「Science」から「Health」へという消費者に向けた核となる
アプローチ、メッセージの転換でした。
これまで、「ヤクルト」に含まれる成分(菌)がどのようなもので、どんな
効果があり、またいかにして腸の働きを助けるのかという、科学的な事実・根拠
を前面に押し出し、それによって消費者の信頼を勝ち得て、商品の価値を高める
という手法を展開してきていました。
しかし、消費者により、「実際の生活に即してわかりやすく」「消費者の関心や
悩み、ニーズにこたえる商品であることをわかりやすく」伝えるためには、
「科学的」に商品を伝えるのではなく、「健康」に絡めて消費者に語りかけた
方が理解されやすいと考えたからなのだそうです。
2つ目には、より一層消費者との「双方向コミュニケーション」を意識しての
ウェブサイトのリニューアル。
消費者がヤクルトについての疑問を調べることができるQ&Aコーナーでは、
どんなQを消費者が閲覧しているのかを集計し、その結果を、今後のプロモーション
戦略、広告展開に活用するなど、CRM的な観点でのウェブサイトの一層の
活用を目指しているのだそうです。
※Yakult UK Website
http://www.yakult.co.uk/
他にも、Facebookの「いいね」ボタンの設置、腸の健康に関するドキュメント
ファイルの無料ダウンロード提供など、消費者の「アクション」を促進する
仕掛けを色々と組み込んでいます。
それにしても、各国に展開している同社のそれぞれのホームページを見てみると、
それぞれに特徴があってなかなか楽しめますので、一度ご覧ください。
※Yakult USA Website
http://www.yakultusa.com/
※Yakult Australia
http://www.yakult.com.au/index.html
※Yakult Korea
http://www.yakult.co.kr/main.do
2つ目の事例は、イギリスの飲料ブランド「Robinsons(ロビンソンズ)」
の取り組みを紹介します。
※Robinsons Website
http://www.robinsonsdrinks.com/
ちなみにこちらのブランド、エリザベス女王(2世)から、「Royal warrant
(英国王室御用達)」として認定されています。ちなみにこの「御用達」と
されるには、最低5年以上に渡って、王室に商品やサービスを提供すること
が条件とされています。
そんな同社は、毎年5月、6月に開催される「ウィンブルドン」をはじめとした、
テニストーナメントの公式スポンサーを76年間にわたって続けています。
今年は、このウィンブルドン開催期間に合わせて、スポーツ前後の水分補給、
また観戦時にも飲んでほしい「Robinsons」をより一層PRするために、
on-packプロモーションを展開しています。
その内容は、ウィンブルドン開催に合わせたキャンペーン期間中に、同商品の
特設ウェブサイトにアクセスし応募すると、抽選で「street tennis kit」が
当るというもの。
※Robinsons Special Website
http://www.robinsonsfun.com/wimbledon/
今回のプロモーションは、ウィンブルドンの試合を観戦し、「テニス熱」が
高まった親子に、「家族でテニスを楽しんでみよう!」という機会を提供
することを目的にしているのだそう。
確かに、ワールドベースボールクラシックやサッカーのワールドカップ等で
選手が活躍する場を見ると、その直後は、同種目に対しての関心や参加意欲が
急激に高まりますよね?
そうした消費者の心理をうまく読み込んだ、効果的なプロモーション展開
だと思います。
■今号のPRの切り口■
1)ユーザーに「アクション」させるウェブサイト作りで、ブランド・
商品戦略にいかす
2)イベント開催時の「消費者のミーハー熱」を商品プロモーションに活用
■今号の目ウロコ度■
3ウロコ
「The customer is always right.」
=お客様は神様
■More News and Trends/Editor's Eye■
・食べ物の「巨大化」傾向に反旗?「Skinny Bagle」がアメリカで話題!
http://channel13orlando.news-local.org/bruegger%E2%80%99s-introduces-their-new-diet-friendly-burger-the-%E2%80%9Cskinny-bagel%E2%80%9D/1316/
・「海産資源の乱獲問題についての関心を喚起」?Lady Gagaが、ロブスター
帽子でランウェイに登場!!!
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2011/may/12/fashion-fish-selfridges-exhibition
・「コカコーラ」の125年の歴史を振り返る!
http://www.brandrepublic.com/features/1069183/125-years-coke-atlanta-facebook/
■編集後記■
メルマガ読者の皆様、こんにちは。編集担当の秦泉寺です。
皆さま、GWはいかがお過ごしになられましたか?そして、GW明けの
先週は、お忙しくされていた方も多いのではないでしょうか?
ちなみに私は、地元である四国へ戻っていたのですが、今年は例年に
比較して観光客の数が多いというお話しを、とある観光地の飲食店で
耳にしました。
また、日頃は「がらがら」のしまなみ海道も、目を見張る人の数と渋滞。
様々な影響があり、旅行の目的地を「西方面」にされた方もいたのでは
ないかと感じました。
ご当地自慢のようで恐縮なのですが、「瀬戸内の多島美」を堪能するなら、
「しまなみ海道サイクリング」がおススメです。
※「SHIMAP」
http://www.go-shimanami.jp/index.html
まだ行かれたことがない方、そして前回は車で通過されたという方、この
夏の思い出にいかがですか(笑)?
※マーケティングPR ~PR/広報のお役立ちコンテンツ~
http://www.interbreed.co.jp/prtop/
■インターブリードからのお知らせ■
○/ 「社長さ~ん、PRですよ~」
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