【インセンティブ付与で加熱する、Facebook上でのファン獲得合戦とは?】 | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

【今週の真似したいPRの切り口 FROM US】



「Facebook」、皆さんはアカウントをお持ちだろうか?


日本では、やはりmixiなどに押されがちではあるが、アメリカを中心に、
現在、利用者数は5億人を超えるとされている、世界最大のSNSだ。


もともとは、ハーバード大学内で同校のネットワークツールとして、
2004年2月に、同校の生徒であった、マーク・ザッカーバーグ氏によって
公開され、Facebookは研究活動や就職活動といった学生活動
のあらゆる側面において利用されるコミュニケーションツールとなり、
ハーバード大学だけでなく他校においても利用されるようになっていった。


当初は、Facebookに参加するためには、大学に所属する学生のみが
持っている「.edu」や「ac.uk」などのドメインのメールアカウントが
必要であった。しかし、2006年9月には、どのようなメールアドレス
でも登録可能となり、事実上誰でもFacebookに参加できるようになって
からは、急速に利用者が拡大した。


※Facebook Website
http://www.facebook.com/



日本語版に対応したのは、2008年5月。現在では、英語、フランス語、
ドイツ語、中国語、韓国語等、約77の言語に対応している。


米国では、オンラインユーザーの約半数が、Facebookのユーザーである
とも報告されている中で、企業が「消費者と出会い、コミュニケーション
を行う場」として、SNSに参入することは最早当たり前のことになって
きている。


昨年2009年末に公開されたある調査報告(University of Massachusetts
Dartmouth)によれば、アメリカの成長企業500社のうち、80%が既に何らかの
SNSを、マーケティング活動に利用しており(ちなみに、2007年にはたったの
29%だった)、twitterやポッドキャスティング等も含め、ソーシャル
メディアを全く使っていない企業は、たったの9%となっている。



これまで、このメルマガでも、企業がFacebookを活用した例をいくつか
紹介してきたが、今回は特に最近アメリカで話題となっている、食品
業界の企業による、Facebookの活用方法を紹介したい。




まず、1社目は、「ConAgra Foods, Inc.(コンアグラフード)」。北米
最大の加工食品会社である同社は、ネブラスカ州オマハにその本社を
置き、スーパーマーケットで多種の加工食品を一般向けに販売するほか、
外食チェーンやレストランなどにも、納入している。



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※ConAgra Foods inc. web site
http://www.conagrafoods.com/



同社には、様々な商品ブランドが存在するが、今回Facebook上で、デジタル
インセンティブ(クーポン)を発行し、人気となっているのが、同社の
「Healthy Choice」というシリーズだ。



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※Healthy Choice Product web site
http://www.healthychoice.com/



同ブランドでは、先週の火曜日から、Facebook上のファンページにおいて、
Facebookの機能である、「Like」ボタンをユーザーがクリックすると、
次回Healthy Choiceを購入するときに使える75セントのディスカウント
クーポンがもらえるというキャンペーンをスタートさせた。


※Healty Choice Facebook Fan page
http://www.facebook.com/healthychoice



ちなみに、この「Like」ボタン。「私はこのページが好きです。」
「私はあなたのコメント(投稿)や写真が好きです」といった、
ユーザーが簡単に意思表示ができる機能となっていて、企業や商品、
アーティストなどのページに対し「Like」ボタンを押すと、自分の
プロフィールページにそれがアップデートされるほか、News Feed機能
を通して、自分のネットワークに所属する友人たちにも知らされる。



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その結果、自分の友人や近しい人がチェックした投稿やページであるが
ゆえに、より興味もわき、さらに新たに人が巻き込まれていく。その
繰り返しで、どんどん口コミが広がり、企業やブランドにとっては、
ファンが増えていく、そんなシステムとなっている。


また、今回同ブランドでは、「Like」の数が増えれば増えるほど、
ユーザーに提供されるクーポン自体の価値が上がるという仕掛けを
施していて、先述のとおり、当初75セントの値引きだったクーポン
価値は、その後1ドル25セントの値引きまで価値が上昇し、つい
最近では、そのゴールとされていた、「buy one get one free(一つ
買えば一つ無料)」に到達した。


ちなみに、10月26日現在、同ブランドのファンの数は、6万2480人に
到達している。


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続いて紹介するのは、アメリカのファーストフードレストランチェーン
である、「Jack in the Box」の取り組みだ。



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※Jack in the box Website
http://www.jackinthebox.com/



「Jack in the box(日本語に訳すると、「びっくり箱」)社」は、カリ
フォルニア州サンディエゴで1951年にロバート・O・ピーターソン氏に
よって設立されたアメリカのファーストフードレストラン。現在、アメリカ
西海岸を中心に、およそ2,100の店舗を展開している。
(内訳:カリフォルニア(900)、テキサス(560)、アリゾナ(165)、
ワシントン(132)、ネバダ(86)、セントルイス大都市圏が続いて(70))


Jack in the boxの主力商品は、アメリカンスタイルのエスニックフード
で、エッグロールやタコス、ブリトーなどを中心に提供している。


さて、今回同レストランが展開したキャンペーンは「Be My Rich Fan」
と名付けられたもので、その名の示す通り、基本的には同社のFacebook
ページの「ファン」になることを、ユーザーに奨励するものだ。


ちなみに、このレストランには、キュートな丸い頭のキャラクター
が存在し、いわば、「彼のファンになってください!」とページ上では
訴えられているのだが、実はユーザーに対して、ただ単にファンになる
ことを奨励しているのではない。



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実は、同ページ上で、ユーザーが新しく「ファンになる」たびに、
ページ上のジャー(ジャム瓶)の中に、仮想ニッケルコインが貯まって
いく仕組みになっている。そしてまた、この仮想コインは、バーチャルの
世界で終わるのではなく、実際にファンになってくれた人の中から、抽選
でラッキーな一人に、実際の貨幣として与えられるというプレゼント企画
になっているのだ。


※Jack in the box Facebook Fan Page
http://www.facebook.com/jackinthebox



さて、今回の企画の気になる抽選日は、アメリカ時間で10月25日。この
メールマガジンが発行される頃には、幸運な誰かが選ばれているはずだ。

ちなみに、10月26日早朝時点での、同ページのファンの数は、なんと、
22万9000人を超えており、その実際の貨幣価値は、1万1453ドルにまで
達している。



日本にも100万人のユーザーがいると言われているFacebookであるが、
諸外国のユーザーに比べると、その熱狂度や人気度はまだまだ低い。
今回の、2社のFacebook上での取り組みが、どれだけのポテンシャル
を持っているとアメリカの企業が捉えているのか、その肌感覚を
お伝えするべく、Facebook社が分析・発表した、同SNSの現状を最後に
紹介したい。


・全世界の4億人以上のアクティブユーザーの50%はいつも
ログオンしている。


・毎日6000万人以上のユーザーは自分のステータスを更新して公開
している。


・毎週50億のコンテンツ(リンク、ニュース、ブログ投稿、ノート、
写真など)が共有されている。


・1億人以上のアクティブユーザーはモバイルデバイスからアクセスし、
彼らはモバイルでアクセスしないユーザーに比べて2倍以上の行動を
Facebook上でしている。


・平均的なユーザーは130人のフレンドを持ち、13のグループ
(コミュニティ)のメンバーに登録している。


・平均的なユーザーは毎月9つのコンテンツに対してコンテンツを
推奨する「Like」のボタンをクリックする。


・平均的なユーザーは毎月4つの企業や友人のページなどのファンになる




【今週の目ウロコ度】

 

  3ウロコ
  
  「It was the chance of a lifetime for me to make a
   round-the-world voyage.」

 

  =好機は逸すべからず
  



【編集後記】


 メルマガ読者の皆様、こんにちは。編集担当の秦泉寺です。


 今回は、このメルマガでもたびたび登場しているFacebook上での企業の
 取り組みの紹介に合わせて、少しいつもよりもFacebookについて深堀り
 した内容で、トピックスをお届けしました。


 ちなみに、私は日本ではある意味貴重なFacebookユーザーでして、
 TwitterやMixiのアカウントもありますが、もっぱら日々の活動は、
 Facebookで公開し、また友人と交流しています。私は、このFacebookの
 良いところは、「実名」でみな参加しているところにあると、考えて
 いるのですが、日本ではあまりなじまないのかもしれませんね。


 さて、私は今日は何度ログインするのでしょうか??



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