【今週の真似したいPRの切り口 FROM US】
「テーマパーク」ならぬ「テーマストア」。皆さん、ご存知だろうか?
ここ数年、NYで相次いでオープンし話題になり、ある意味観光名所化
しているとも言われているのが、この企業(食品メーカー)が同社の
看板商品やブランド名を冠にしてオープンしている、テーマストアだ。
まずNYのタイムズスクエアには、チョコレートで有名な「M&Ms」のテーマ
ストア「エム・アンド・エムズ・ワールド・ストア」がある。
同社の商品同様にカラフルなデコレーションの店内では、限定チョコレート
はもちろん、キャラクターの様々なグッズも販売され、観光客のお土産選択
の一つとしても人気がある。
※M&Ms Website
http://www.mms.com/us/
また、同じくタイムズスクエア中心部にほど近い48丁目で、ほとんど「M&Ms」
のテーマストアと隣接する形でオープンしているのが、こちらも、チョコ
レートで有名な「Hersey's」のテーマストアだ。こちらでも、自分だけの
オリジナルチョコレートが作れたりする他、同社の様々なスイーツ商品
をはじめ、衣料品やグッズも販売されている。
※Hersey's Website
http://www.hersheys.com/
※Hersey's Timessquare
http://www.hersheys.com/discover/timessquare.asp
日本でも、食品や飲料、家電製品等の新発売時などには、期間限定で
街の一角にそういったテーマストアがオープンしているのは良くみかけるが、
このようにビル一つを完全に、テーマパーク化したストアを展開している
例はまだ見られていないのではないだろうか?
さて、先述のNYタイムズスクエア周辺にオープンした2社のテーマストアは、
どちらも大盛況となったが、実はそれらに続く形で、この夏に新たな巨大
テーマストアがオープンし、さらに観光客や地元NYカーを引き込んでいるのが、
「Pop-Tarts-World」だ。
「Pop-Tarts-World(ポップ・ターツ・ワールド)」は、去る8月11日に、
NYの42丁目沿いのブロードウェイと6番街の間にオープン。
1906年にアメリカミシガン州バトルクリークで創業し、シリアル(コーン
フレーク)を中心に、今や世界180カ国でその事業を展開するグローバル企業、
「ケロッグ(Kellogg)社」の初となる巨大店舗だ。
※Kellog's Website
http://www2.kelloggs.com/
今回、店舗の名前となっているのは、同社の商品の一つである「Pop-Tarts
(ポップ・ターツ)」。日本ではあまり馴染みのない商品名だが、アメリカ
ではその歴史が意外に古く、1960年代からアメリカの家庭に普及している。
食パンの半分程度の大きさのビスケットのような生地に、チョコレートや
フルーツ味のクリームがサンドされていたり、また表面に塗られている
食べ物で、アメリカではこれをトーストするなどして、朝食やおやつの
一品として親しまれている。(ちなみに、「トースターペストリー」と
アメリカではカテゴライズされています。)
約279平方メートルの広々した店内では、シルクスクリーンプリントを
使ったカスタムTシャツデザインコーナーや、29種類のポップターツから
好みのフレーバーを選び箱詰めする巨大な自動販売機や、そしてゲームや
今流行のSNSが楽しめるタッチスクリーンビデオステーションなども用意
されている。
またカフェコーナーも併設されており、3種類のポップターツを砕いて
混ぜ合わせ、同社の他商品であるフルーツロールアップでくるくると巻いた
「Pop-Tarts Sushi (ポップ・ターツ・寿司(1個75セント、4個2.29
セント))」や、ポップターツとアイスクリームを合わせた 「Chill Out
Chow(4.29ドル)」など、ユニークなメニューも用意されている。
※Pop-Tarts-World Website
http://www.poptartsworld.com/
ちなみに、8月にオープンしたこちらの店舗、一日に約1500人~2000人
が訪れているという。
また、同店舗のオープン以来、消費者の間で様々な口コミが広がっており、
同社に対するポジティブな書き込みや投稿が、インターネット上に増えて
きていると言われている。
店舗のオープン以来、Facebookの同社ページのファン数は、180万人から
200万人に2週間で増大し、彼らは自分達で店舗を訪れて撮影した写真や、
商品の写真などをアップロードし共有するほか、それぞれのプロフィール
ページやブランドページの掲示板を通して、投稿を発信し、友人から友人
へと、その口コミの輪を広げている。
さらに、ある調査によれば、同社のテーマストアは、「memory/memoires」、
「great」、「fun」と言ったプラスのイメージを持つ言葉と紐づく形で
消費者に認知されており、このことが、ブランドを取り巻くイメージを
よりプラスに変えている一因だと分析されている。
その結果として、同様の競合商品群の中でも、消費者の支持を頭一つ
抜きに出た形で得られるようになっており、同じ同社の「Frosted Flakes」
の消費者の支持が62%、また「Wheaties(General Mills社の朝食用
シリアル)」が68%、「Cheerios(同じくGeneral Mills社)」が66%などで
あるのに対して、「Pop-Tarts」は84%という高い支持を得ている。
さらに、こうしてNYのど真ん中ともいえる場所で話題となっている同社の
テーマストアは、その他の近隣小売店での同商品の売り上げ増大へも、
良い形での波及効果を及ぼしていると言われている。実際に、多くの
コンビニエンスストアでは、当該商品を店の中央やフロントに展開し、
店舗内でもより目立ち、より来店客に手に取られやすい場所へと移動
させている傾向がみられる。
NYで大成功を収めているこれら、食品企業のテーマストア。日本でも、銀座
や渋谷、新宿などに、オープンする日が来るのだろうか?
【今週の目ウロコ度】
3ウロコ
「What everybody says must be true. 」
=誰もが言うことが真実
【編集後記】
メルマガ読者の皆様、こんにちは。編集担当の秦泉寺です。
秋雨が降り続き、肌寒い毎日が続いておりますが、読者の皆さま、衣替え
などスムーズにお済みになりましたでしょうか?この時期、体調の管理
も含めて、色々と難しいですよね。
さて、今回のトピックスをリサーチしながら、私が思いだしたのが、約
2年前にマクドナルドさんが表参道にオープンしていた、「クオーター
パウンダー」の期間限定ショップでした。あの巨大なハンバーガー、当時
はなかなか衝撃的でしたよね。
私自身は、ハンバーガーはほとんど口に しませんし、同店舗もその
行列を横目に見ながら通りすがっただけなのですが、2年経過した今でも
強烈な印象で記憶されていることに、自分自身がちょっとびっくりしました。
今回ご紹介した3つのテーマストア、皆さんならどちらに行かれてみたい
ですか?私なら、、、やはり「Pop-Tarts-Sushi」は試さずにはいられ
ないですね。写真で見る限り、コメントの必要も無さそうな外見では
ございますが。。。
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