25歳から54歳の女性がターゲット!家庭の財布を握る女性に向け自転車ブランディングを展開 | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

【今週の真似したいPRの切り口 FROM US】






「自転車」、皆さんは日頃利用されていますか?






通勤に利用される方、趣味の一環として使われている方、様々いらっしゃる

のではないだろうか?




子供や学生にとっては、通学や日常のお出かけの際の唯一の移動手段で

あり、また最近では、「健康志向」「エコ志向」を受けて、「サイクリング」

人気と注目度が高まり、自治体をあげて「サイクリスト」を歓迎する街も

出てきている。






サイクリングの歴史は、現在で約140年あまり。現在のように、レジャーと

して楽しまれ、自転車愛好家が誕生してきたのは、1870年代後半にイギリスで

世界最初のサイクリング同好者の組織が誕生し、その後日本でも、1886年に

結成された帝国大学の教員による「自転車会」を端著として自転車クラブが

設立されるようになった頃からだ。




その後、何回かの「サイクリングブーム」などを経て、「自転車」は日常

の移動手段として、老若男女に定着し、また「スポーツ車」などを中心に

より趣味の世界へとも広がりを見せていった。






とは言え、日本では「自転車屋さん」「自転車ブランド」が、新しい顧客

獲得や、ブランディングのために、大きなキャンペーンやプロモーションを

仕掛けていることは、あまり目にしない。






今回紹介するアメリカの老舗自転車ブランドでも、こうした仕掛けを展開

するのは、2004年の春に、「Sting-Ray chopper-style」の新しい自転車

を発売した時に、製品にフォーカスして、ユーザーにアピールを

行って以来のこととなるという。






さて、その自転車ブランドとは、「Schiwiin(シュウイン)社」だ。






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※Shwinn(シュウイン) Website (Japanese)

http://www.schwinn-jpn.com/




※Shwinn Website(English)

http://www.schwinnbike.com/








1895年10月22日、アメリカシカゴにおいて「Arnold,Schwinn & Company」

として、イグナズ・シュウイン氏とアドルフ・アーノルド氏によって共同設立

された同社。




20世紀中には、アメリカ国内でのほぼ独占的な市場を得るまでになっていた、

老舗中の老舗だ。様々なモデルの自転車が発表され始めたのは、1960年代に

「バーシティ」8スピードバイクと「コンチネンタル」10スピードバイクが

投入された頃から。ちなみに同社の「バーシティ」は、「ツーリング

バイク」というカテゴリーをアメリカに広めたモデルだと言われている。






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さらに同社を代表するトピックスとしては、、1935年、シュウイン社は

自転車盗難に対する「最終的な解決策」として、自転車錠「サイクルロック」

を導入したことが挙げられる。






最近では、2007年に自転車の原点に戻ったシングルスピードロードバイク

「マディソン」を発表。「シンプルに生きよう」というスローガンのもと、

世界的なヒットモデルとなった。









さて、そんな同社が今回久しぶりに大々的なブランドPRに取り組んで

話題になっている。




「Go for a ride」(自転車で出かけよう)と、TVCMや印刷物広告を

中心に人々に呼びかけている今回のキャンペーン。




そのテーマとなっているのは、




「忙しく、ストレスの多い日常生活から解放されるために、自転車に乗って

出かけよう!」




というものだ。






現在放映されているCMの中では、上記のテーマが下記のようなクリエイティブ

で表現されている。




30秒CMでまず現れるのは、近所を爽快に自転車で通過しながら、彼女の

シュウイン社の自転車を軽くたたいている女性。そして、彼女の乗った

自転車は街を進み、タイヤの遊具で遊ぶ子どもたちや、PSPで遊びに

興じている男の子たちのそばを駆け抜けるシーンへと続く。




さらに、街を歩くビジネスマンの男性を自転車で彼女が追い越すと、彼が

手に持っていた携帯電話が消え、突然、それは可愛い犬を持つ手に変わって

いて、驚きながらも優しく微笑むビジネスマンが映し出される。




その背景で流れる音楽の歌詞には、




「私は、答えをあなたの微笑から発見したと思います」






というフレーズが流れ、「自転車(サイクリング)」をすることが、仕事や

日々の家事など忙しい時間とストレスから解放されて、「安らげ」

「楽しめる」時間と経験を提供してくれるものであり、そこに価値があるの

だというメッセージが発信されている。









※Youtube Let’s Go For a Ride

http://www.youtube.com/watch?v=RM1hQHAzG20








また、間もなく、「健康維持」をテーマにした様々な情報発信やユニークな

コンテンツを軸としたi-phoneアプリも、同社から提供されることに

なっている。






さて、今回の久しぶりのシュウイン社のブランドPR。CMで起用されている

モデルの女性からも察しがつく通り、その告知ターゲットを、25歳~54歳の

女性に設定して展開している。その理由として同社からは、




「我々が、今回のこの年代の女性に対して、メッセージを発信することと

したのは、家の外でどのような活動が展開されるかについて、より大きな

影響を及ぼし、決定権を持つのが女性だからなのです。」




と、コメントされている。






シュウイン社の自転車は、決して安いものではない。しかし、「自転車で

出かけることの価値」を、家庭での購買行動の決定者となる、お財布を

にぎる彼女らに対して訴え、そのブランド価値を認識させることで、

消費につなげよう、ブランドを差別化しようとしているのである。






この同社の戦略で、お目当ての高級自転車を手に入れることができた、

「お父さん」の幸せな顔が目に浮かぶようだ。






【今週の目ウロコ度】




 3ウロコ

  

  「He that would the daughter win, must with the mother

   first begin.」科目




   =娘を獲得しようとするものは、まず母親から始めよ

    (「将を射んと欲すればまず馬を射よ」)







【編集後記】


 


 メルマガ読者の皆様、こんにちは。担当の秦泉寺です。




皆さんは自転車、お好きですか?




 私にとっては日常の、必要不可欠な移動手段ですが、近年のいわゆる

「サイクリスト」ではありません。とはいえ、お金をかける人はかなりの

 額を投資されていますし、最近は街中でもサイクリストのグループを

 多く見かけるようになりました。




 ちなみに、東京港区の外苑前には、今年の3月にユニークなサイクリスト

 向け拠点施設がオープンしています。「ファンライドステーション プラス

 ランステ」という名のこの施設。著名な自転車雑誌「月刊ファンライド」の

 刊行などを手がけるアールビーズ(渋谷区神宮前2)が経営されているそうだ。




 http://funsta.jp/




 施設内では自転車や各種用品の販売のほか、駐輪スペースや会員向けの

 ロッカー、また会員・ビジターが利用できるシャワー施設などもあり、

 まさに「サイクリングターミナル」として最先端の施設になっています。




 機会があれば、一度覗いてみてはいかがですか?






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