【今週の真似したいPRの切り口 FROM US】
今週末は「バレンタインデー」。
日本では、主に女性が男性にチョコレートを贈る日という習慣がありますが、
諸外国では、「恋人たちの日」として、お互いがプレゼントやカードを
贈りあうことも多い。
さて、この「バレンタインデー」。日本では言わずもがな、チョコレート
業界に関わる人々には、一大商戦期であるが、その他にも様々な企業や
ブランドが、このチャンスを販促やPRの機会として活用すべく、ユニーク
な試みを行っている。
1:The WKD
「WKD」は、主にイギリスで製造・販売されているウォッカベースの
アルコールドリンク。特に、若い男性には絶大な人気を誇っている。
※WKD Website
http://www.wkd.co.uk/pages/agegate
そんな「WKD」が、バレンタインに合わせて、ユーモアの効いたポスター
を作成し話題になっている。
「Vakentine's Bloke Rules:」(バレンタインの男性のルール)がテーマ
の今回の企画では、以下のようなユニークな呼びかけが記載されている。
「This absolutely, totally counts as a nice bottle of red.」
(これこそが、まさしく完璧な赤い一本だ)
「Why give her a ring when a text will do.」
(言葉で十分なのに、なぜ指輪を彼女に贈るの?)
「It's a bottle. And it's bubbly. Sorted.」
(これは、ボトル。そして愉快。それでOK)
今回の取り組みに際に、WKDを製造・販売するBevarage Brandのマーケティング
ディレクターであるDebs Carter氏は、下記のようにコメントしている。
「今回のアプローチは、世の男性たちの本音をくすぐる、皮肉のきいた
メッセージで呼びかけることで、我々のターゲットとコミュニケーションを
図ることを意図しています。そして、それは男性たちへのアプローチとして
有効なのです。ただ、残念なことに、このメッセージは女性たちの間に
苦笑(もしくはひきつった笑い)をもたらすことでしょう。」
2:Cookies with love(Greens)
「Greens」は、主に子供向けのベーキングミックスを製造・販売している
業界のリーディングブランドだ。
※Green’s Website
通常は、「バービー」、「トムとジェリー」、「スポンジボブ」、「機関車
トーマス」などの、子供たちに人気のキャラクターをパッケージに配しながら、
ブランドの認知と消費拡大を行っている。
しかし今回同社では、上記のようなキャラクターに頼る戦略ではなく、
より「バレンタイン」という季節に合わせた商品開発を行い、また販売促進
活動を展開している。
商品の名前は、
「Cookies with Love」
(愛いっぱいのクッキー)
バニラ味のクッキーに、イチゴのアイシング(糖衣)、ハートの抜き型が
セットになっている。
また、今回の新商品発表に合わせて、同ブランドのウェブサイトでは、
同社のベーキングミックスを使用した「オリジナルクッキー」の写真を
消費者にアップロードさせたり、また登録者100名が、無料で商品が
もらえるバレンタインコンペティション等のキャンペーンを展開している。
「子供たちと、その母親、皆でクッキー作りを楽しむ過程を通して、
愛あふれるバレンタインを楽しんで」というのが、今回の意図なのだ。
3:Ultimate Video Valentine's Card
「Hallmark」といえば、グリーティングカードのリーディングカンパニー。
その王冠に似たマークが、カードの裏面に記載されているのを、日本でも
多くの人が見かけているのではないだろうか?
※Hallmark Card Website
欧米では、日本よりもこの「カード」の重要性が高く、どんなデザインの
カードを選ぶかで、その人のセンスが判断されることも多い。
さて、同社では、今年のバレンタインに合わせて、「究極にロマンチック
なビデオカード」を1500枚限定で発売し、イギリスで好調な売れ行き
を示している。
では、どんな風にロマンチックなのか?実は今回、同社はディズニー映画の
中から、いくつかの有名なキスシーンを選び、それをコンテンツに含んだ、
スペシャルパッケージのビデオカードを作成したのだ。
ちなみに、価格は、20ポンド(4000円)。
同社は、今回の商品の発表に際し、下記のコメントを発表している。
「このカードを買うことができた幸運な男性は、ガールフレンドに、
とても特別にロマンティックな機会を提供することができるでしょう。」
今回紹介した3つの取り組みでは、いずれもそのメッセージに、「その
商品を利用することで提供されるシーン」を含ませることで、消費者に
アプローチしている。
「皮肉屋(男)のバレンタイン」「家族愛あふれるバレンタイン」「究極に
ロマンティックなカップルのバレンタイン」、皆さんはどのバレンタインを
選びますか?
【今週の目ウロコ度】
3ウロコ
「 Live every day as though it were last 」科目
=毎日を明日なきものとして生きよ(一期一会)
【編集後記】
メルマガ読者の皆様、こんにちは。担当の秦泉寺です。
今週末に迫ったバレンタイン。皆さんは何らかのプランをすでにたてて
らっしゃいますか?
近年は日本でも、「女性が男性にチョコレートをあげる」というだけでは
なく、友達同士で交換しあったり、また自分に対しての「ご褒美チョコ」
など、様々なバリエーションが出てきています。
また、贈るアイテムもチョコレートだけでなく、様々な商品が、この時期に
合わせてユニークなアイディアを盛り込んだスペシャル仕様で登場
していますよね。
ちなみに私は、「チョコレートビール」を今年はすでに予約しました。
Have a happy Valentine's Day!
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