ビールの消費場面を想定した「カレー週間」の応援で商品の販売促進 | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

【今週の真似したいPRの切り口 FROM US】



「National Curry Week=「カレー週間」」


現在イギリスでは、このイベント期間の真っ只中だ。皆さん、このイベント
名を耳にしたことがありますか?

この「カレー週間」は、飢餓、栄養失調と貧困の救済を実施している
慈善団体の資金を集めるために、1998年に始まったものだ。期間中、
イギリス各地のカレーレストランでは、様々なスペシャルイベントを
開催しており、カレー愛好家をはじめ、多くの人々にそこを訪れ、
その趣旨を理解してもらうことを促進している。

2009年も、11月22日から28日まで開催されている。


※National Curry Week UK Website
http://www.nationalcurryweek.co.uk/



ちなみに、イギリスロンドン(ウェストサイドのポートマンスクエア)で
最初のカレーレストランがオープンしたのは、1809年。今年はそれから
数えて200年目の記念すべきイヤーにあたる。



さて、この「カレー週間」のスポンサーとなり、自社の商品PRを行い、
話題となっているのが、「Cobra Beer」だ。


※Cobra beer Website
http://www.cobrabeer.com/



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コブラビールは、Karan Bilimoria氏によって、1989年に設立された
イギリスのビール会社で、ロンドン南西部のフルハムに本社を置く。
もともとは、インドのバンガロールで醸造していたが、現在では、
ベルギー及びインドでの醸造を行っている。


良質な自然素材だけを使いインドの伝統的なレシピに従って醸造
されているこのビール、イギリスでは生産開始以来、売上げが
2倍に成長し、ビール市場でトップクラスの伸びを示している。


食品分野における世界的なコンクール“モンデ・セレクション”の
ビール部門で金賞を受賞した経験も持つ。


ちなみに、同商品はビールの中でも炭酸ガスが控えめであることが
特徴であり、そうであるがゆえに、満腹感に悩まされることなく、
料理を楽しむことができるということも売りになっている。





では、具体的にどのような施策を実施しているのだろうか?



同社ではまず、「The news of the world(毎週日曜日発行のイギリスの
タブロイド紙)」及び「The Sun(毎日発行のイギリス・アイルランドの
日刊紙)」上での広告展開をスタートさせた。


さらに、ロンドンとバーミングハムではラジオを通したプロモーションも
実施されている。



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また、イギリスのトップカレーシェフであるAnjum Anand氏とタッグを組み、
同社のウェブサイトで彼のレシピを公開する予定になっている。
(ちなみに、Anand氏はイギリス国内で放映されている、「Indian Food
Made Easy」というBBCの番組の進行役でもある。)


その他に、ソーシャルメディアを通した仕掛けも活発に展開している。


まずは、Twitterを利用した、簡単なオンラインゲームを提供した。

「Twindaloo」と名づけられたそのゲームでは、サイトを訪れ、Twitter
でのユーザー名を打ち込むと、自分に合った「カレー」を「Social Dish」
として、教えてくれるというものだ。もちろん、その結果は、Twitter上
で簡単に「つぶやき」としてコメント・共有できるシステムになっている。


※Twindaloo Game Website
http://twindaloo.cobrabeer.com/



また、Facebook上では、「We love Curry」というファンページを開設
している。




これらのPR活動を通して、同社は主たるメッセージとして、「家庭で
カレーを作ろう」を掲げ、発信している。これについて、同社の
ブランドディレクターであるKevin Wallace氏は、下記のようなコメント
を発信している。



「我々の目的は、コブラビールのブランドとカレーを食べる機会の間
にある関係性の強化を促進することにあります。」



つまりは、「コブラビール」のファクターの一つである「インド」を
媒介に、「カレー」を導き出し、自社商品であるビールが提供・消費
される場面=カレーを食べる機会を促進することにより、ひいては、
そこにセットで自社の「コブラビール」を売り込んでしまおうという
わけだ。



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ちなみに日本でも「ごはんを食べよう国民運動(推進協議会)」など、
さまざまな「食」の消費促進イベントが開催されている。こうした
機会を、自社商品やブランドのPRと絡めてみることも、ユニークな
取り組みの一つではないだろうか?




【今週の目ウロコ度】


 3ウロコ
  
  「Gentle methods are often more effective than bruit force.」科目

  =柔よく剛を制す


  

【編集後記】


皆さん、こんにちは。メルマガ担当の秦泉寺 明佳です。


早速、私も今回のTwindalooを利用して、マイソーシャルディッシュを
見つけてみました。


その結果は、


「Boiled Rice」


もっと、ツイッターライフをスパイスアップしてくださいというコメント
とともに、何とも悲しい結果が(涙)。


素敵なソーシャルディッシュを得られた方、是非お知らせ下さい(笑)。



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【インターブリードからのお知らせ】




○/ 「社長さ~ん、PRですよ~」
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「会社のブランド力を上げるためには、どうしたら良いの?」
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