クリスマス商戦の販促はいつ始めるべき??年々早まる企業の仕掛け! | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

【今週の真似したいPRの切り口 FROM US】



今週末は、ハロウィン。先週のメルマガでもちょうどそれに合わせた企業の
ユニークな商品開発&販促の仕掛けをご紹介したばかりだ。


しかし、日本でもそうだが、アメリカでも早速次ぎの一大商戦である、
クリスマスに向けた企業や店舗の動きが活発になっている。



【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例


さて、そんな年々早まる傾向にある、企業のクリスマス商戦の仕掛けに
大して、アメリカの消費者はどのように感じているのだろうか?

そんな世論を調査するユニークな試みが行われているので紹介したい。



調査は、LinkedInという、ビジネスパーソンのソーシャルネットワーク
サイトを中心に展開されている。


Linkedinは2003年にカリフォルニアのPalo Alto市で生まれた、履歴書公開を
肝としたビジネス特化型SNSで、シリコンバレーを中心にその利用が広まった
SNSだ。


※LinkedIn Website
http://www.linkedin.com/




今回の調査を展開した、AdweekMediaは、調査の前提として消費者の間で、
早期化するクリスマス商戦に対し不満が広まってきているのではないか
という疑問を持っていた。現時点での調査結果は、下記の通りだ。



Q:企業や店舗のクリスマス商戦に向けた広告展開・販促のスタートは
  いつが適切か?


A:労働の日の後 8%
(9月の第一日曜日・米の祝日)

 

ハロウィンの後 42%
  (10月31日以降)


  サンクスギビングデーの後 35%
(11月の第四木曜日)


  クリスマス商戦の広告展開は必要ない 12%




ちなみに、この調査結果には男女で顕著な差異が報告されている。

ハロウィンの後が適切だと回答した男性は41%に対し、女性は49%。また、
そういった広告は必要ないと回答したのは、男性が14%なのに対し、女性
ではたった5%だった。


また、年齢層別に見ると、55歳以上の回答者の多く(47%)が、サンクス
ギビングデーを開始時期として最も適切だと回答。その一方、18~24歳
及び25~34歳の回答者群(どちらも44%)では、ハロウィン後が許容できる
開始時期であると回答している。




さらに、回答者の職種別に掘り下げた結果は下記の通りだ。



Q:クリスマス商戦の広告展開は「決して」必要ない


A:YES


  エンジニア層 28%

  マーケティング層 6%

  セールス層 7%

クリエイティブ層 15%




今回の調査報告に対し、回答者は様々なコメントを合わせて投稿している。
そのいくつかを紹介したい。



「クリスマス商戦のマーケティングがあまりにも早く開始すると、それは
全てのクリスマスまでの休日を破壊してしまいます。私達にとって、
あまりにも早い広告展開は、見るのを耐えるべき何かになってしまいおます。」



「広告出発は、消費者としての私に、早い段階から逆の影響を及ぼします。
私は、何ヶ月も広告の上にさらされた商品を決して購入しません。」



「クリスマス関連広告の攻撃を受けることなく、静かにそれまでの各休日
(労働者の日、ハロウィン、感謝祭など)を楽しみましょう。」




このように、消費者側ではどちらかというとネガティブな意見を持つ
回答者のコメントが目立っていた。


一方で、マーケッター側は下記のような見解を示している。



「厳しい経済環境下においては、より早い段階での種植えが、必須だと
思います。」



「感謝祭の後では遅すぎる。ハロウィン以後が適切だ。」



とりわけ、最悪ともいわれた昨年のホリデーシーズンの商戦期を経て、
市場関係者側では、早ければ早いほど良いという考えが広まっている
ことは否めないようだ。ある関係者は、


「12月26日から、来年の商戦がスタートすると捉え、「来年のために
早く準備しよう!」と宣伝してはどうか?」


と提案している。




今回の調査結果では、消費者側の意識とマーケッター側の思惑に、
多少の差異が見受けられた。季節商戦に合わせたマーケティングは、
非常に重要で効果的だが、そのタイミングと質が問われている。



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最後に、私自身が共感した回答者のコメントを紹介したい。



「クリスマス広告の開始時期は、私にとって本当に重要ではありません。
私はクリスマスイブの日に、ものすごい勢いで何かを常に買っています。
広告が私の慌しい決定に影響を及ぼすことはありません。」




皆さんはどう感じますか?




【今週の目ウロコ度】

 4ウロコ
  
  「There is no rose without a thorn.」科目

  =バラにはトゲがある(物事には二面性がある)

  

【編集後記】

皆さん、こんにちは。メルマガ担当の秦泉寺 明佳です。

先週末、近くのショッピングモールに出かけたら、ハロウィン関連のグッズ
やグリーティングカードなどが店舗先で大きく展開される傍ら、すでに
クリスマス関連のアイテムの展示も始まっていて、「ああ、もうそんな時期
なのか」とある意味驚かされました。

そういえば、コンビニエンスストアでクリスマス商品の予約申し込みパンフ
レットを見かけ始めたのは、それよりさらに前(10月の頭かもしくは9月?)
だったことも合わせて思い出しました。

確かに、消費者の関心を呼び起こす上で、早めの広告展開・露出は有効
なのかもしれません。ただ、私個人では、やはりそれに対して何らかの
消費活動を開始するのは、早くても12月半ば、ほとんどはクリスマスの
2、3日前からのような気がします。

そういった消費者が少なくは無いと考えるならば、段階を追った広告展開や、
消費者の意識をより汲み取ったアプローチが必要なのかもしれません。


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