新旧融合のデジタルプロモーションに注力し、商品PR! | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

【今週の真似したいPRの切り口 FROM US】



「Grand Marnier」グラン・マルニエ(あるいはグラン・マニエとも
呼ばれる)は、1880年に「 Alexandre Marnier-Lapostolle氏」
(アレクサンドル・マルニエ・ラポストル) により生み出された、
フラン発スのオレンジリキュールの一種だ。



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※Grand Marnier Website
http://www.grand-marnier.com/



製造元は、マルニエ・ラポストル社、日本ではサントリーが輸入している。

食後酒として、ストレートで飲まれる他、フランスなどでは、スイーツ
作りの際に用いられることも多い。


※サントリー 商品サイト
http://www.suntory.co.jp/cgi-bin/wnb/prod.pl?ID=grand_marnier_cordon_rouge




さて、このグラン・マルニエの新しい広告キャンペーンが、その開始を目前に
にわかに話題となってきている。


10月1日からスタートするプロモーションでは、400万ドルという多額をデジタル
広告に集中させることが決まっている。

これは、同社のこれまでの戦略の中でも、思い切った投資である。

しかし、それだけではなく、そういった新しいメディア戦略に加えて、
プロモーションに用いる広告素材のユニークさが話題になっているのだ。


その広告素材は、ロートレックである古典フランスの画像を取り入れたものに
なっている。ある意味、古典的で懐かしさを感じるような素材だ。


 ※ロートレック(Henri Marie Raymond de Toulouse-Lautrec-Monfa)
 (1864―1901)

 フランスの画家、版画家。後期印象派の1人とされる。20世紀のポスター芸術の
 出発点となったとも言われている。



※「グラン・マルニエ」の新しい広告素材画像


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こういった、古典的なポスター絵を用いること事態は、同社にとって初めて
の手法ではもちろんない。1983年から1994へのキャンペーン、そして、商品が
誕生した1880年頃には、こういった素材が多く用いられていた。


しかし、近年はたとえば、ある華やかなパーティーのシーンで、同商品の
ボトルが象徴的に参加者の手にとられていたりするような、モダンな画像
素材を多用していた。


同社の担当者は、今回の古典的なポスターと、デジタルメディアを利用した
プロモーションを、「classic-meets-modern aesthetic(美的なクラシック
とモダンの出会い)」と呼んでいる。




では、同社は具体的にどのようなプロモーションを展開するのだろうか?



まず、iphoneのアプリケーションの一つとして、あるゲームを提供する。
これは、利用者がグラン・マルニエをグラスに注いだり、カクテルを造る
ことをシュミレーションするようなゲームだ。


また、プロモーションで利用するポスター素材と同様のアニメーション
を利用したデジタルポストカード(e-card)の提供も開始される。

さらに、リッチメディアバナー広告や、Facebookを用いたプロモーション
なども用意されている。


こうした各種キャンペーンやアプリケーション、メンバーページなどは、
同商品ウェブサイトでも告知され、相互にリンクし、消費者の関心を
より高めていく戦略になっている。



こうしたデジタルプロモーションに合わせて、旅行や食に関心を持つ
読者を対象とした雑誌への広告出稿や、ニューヨークとサンフランシスコ
のビルボードでの、同ポスター素材を用いた商品プロモーションの
店舗展開も決定している。



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そして、同モチーフのスペシャルboxに入った限定商品、「La Vie Grand
Marnier」($64.99)も、いくつかのセレクトショップで販売されることが
発表されている。




同社のマーケティング部門取締役のスコット・グリーン氏は今回の取り組み
に際し、下記のようにコメントしている。


「我々は、より若い消費者もターゲットとし、彼らの目線でブランドを
甦らせるように、意識的な努力を行っています。」


「また我々は、消費者が今日、メディアを実際に利用、情報を消化する
方法で、消費者と我々及び商品がつながっていることを、確認し、その
手段を取らなければなりませんでした。」



デジタル空間(メディア)は、今後しばらく同社にとっての「Sweet Spot」
となりそうだ。




【今週の目ウロコ度】

 3ウロコ
  
  「Today is the scholar of yesterday.」科目

  


【編集後記】


皆さん、こんにちは。メルマガ担当の秦泉寺 明佳です。


今回の記事を読み、まず「温故知新」という言葉が浮かびました。
ちなみに、この孔子の言葉に対応する英文は、「Things present are
judged by the things past.」などがあります。


目ウロコのコーナーにも同様の言い回しを紹介しましたが、他にも
以下のような表現もあります。


「Today is yesterday's pupil.」


「He that would know what shall be, must consider what has been.」



偉人の言葉や故事成語の中に、新たなブランディングやプロモーション
戦略のベースとなる要素が隠されていることも多いようです。



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