【今週のHOTニュース From US 】
米医療廃棄物処理サポートサービス提供会社のCEOが、株主に対して
メッセージを発信!適切なIR(インベスター・リレーションズ)活動
によって、企業価値を高めようとしたその戦略とは?
【今週のサマリー】時間の無いアナタはここだけチェック!
アメリカの医療廃棄物処理に関しサービスを提供する企業である、
コネティカット州のメドクリーンテクノロジー社のCEOが、
株主に対してレターを配信し、またその内容を自社ホームページに
アップするという試みを行った。
同社は先月、新しい事業計画、そしてブランディング戦略を策定した
ばかり。今回のメッセージの発信は、同社の戦略や姿勢をいかに
株主をはじめ、多くの人々に理解してもらい、また支持を得るために
行われたものである。
同社のCEOであるスコット氏は今回の取り組みについて、下記
のようにその意義についてコメントしている。
「今回、株主の方々に送られたレターによって、私たちは弊社の新しい
戦略や今後について、より実りある議論をすることとなるでしょう。」
このように同社では、IR(インベスターリレーションズ)を重視する
中で、今回の取り組みを行った。
とりわけ、昨今の厳しい経済環境下において、投資家や株主に正確な
情報をいち早く開示し、また企業の、とりわけ経営陣の強い意思を示す
ことが、企業ブランド価値の向上、そして支持を得るために大切だと
考えたのである。
また、ドキュメントをウェブ上に公開することで、メディアや、今後
新たに投資家・株主となるであろう候補者に対しても、同社の戦略
をPRすることに成功したのである。
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【ニュースの裏側】
アメリカのある企業のCEOが株主に対してメールを配信し、またその内容を
自社ホームページにアップした。
その企業とは、1997年に設立されたコネティカット州べネスに本社がある、
メドクリーンテクノロジー社である。
同社は、医療廃棄物の処理のための、革新的な技術や様々なサービスの提供
を行っている。同社の提供する基幹システムは、「メドクリーンシリーズ」
であり、医療機関が効率的にまたコストをかけず医療廃棄物の処分を行える
ようにと開発された、ソリューションである。
「メドクリーンシリーズ」は、生物学的に危険性を持つ固形の医療廃棄物を、
処分にふさわしい無菌の材質に変えられるシステムだ。同社では、この
システムを利用することによって、医療機関は環境保護活動を同時に達成
することもできるとPRしている。
※Medclean Technologies Inc. Website:http://www.medcleantechnologies.com/
さて、同社の紹介はこの位にして、実際になぜCEO自らがレターを配信した
のか、またその内容はどのようなものだったのかについて触れたい。
同社の社長兼CEOである、スコット氏(Scot Grisanti)が株主に対し
レターを配信したというニュースを、同社はメディアに対し発表し、また
そのレターの内容を同社のウェブサイト上で公開した。
つまりは、昨今の厳しい経済環境下においても、同社は戦略的に事業計画を
遂行し、そしてさらに企業として発展していく強い意志があることを、
株主、そしてあらゆる人々に対し示すための策として、今回同社では
CEO自らのレター配信という形をとったのだ。
同社は、2009年1月に、会社の新たなブランド戦略を発表したばかりである。
またそれに合わせて、会社ロゴなども刷新。新しい一歩を踏み出したのだ。
設立以来これまでに蓄積されたノウハウと実績を強固なベースとして、より
強いブランドを構築し、企業として信頼を獲得することにより、市場での
シェアをより高めていくことがその目的であった。
上記の経緯を受けて、CEOからのレターでは、同社の新しい事業戦略の
概略が説明され、また同社の携わる市場には、1年間でおよそ20億ドルの
ビジネスチャンスがあるということ、そしてそのチャンスを生かすための
新しいチーム(経営陣の顔ぶれ)等について紹介されている。
レターの中では、まず同社の参入している市場の成長スピードと規模に
ついて触れることで、株主に対して同社事業の価値とその戦略の妥当性
を示そうとしている。
その後、同社の製品が持つ強みについて簡単に説明した後に、
同社の新しい経営陣、マネジメント層の顔ぶれについて、その経歴を
含めて紹介している。同社の要する豊富な「人材」に対する期待値を
上げることによって、翻って同社への信頼度を向上させている。
さて、同社CEOであるスコット氏は以下のように、今回のレターについて
メディアに対し改めてコメントしている。
「今回、株主の方々に送られたレターによって、私たちは弊社の新しい
戦略や今後について、より実りある議論をすることとなるでしょう。
今回の戦略は、急速に発展する医療廃棄物処理産業において、弊社がいち
早くブレイクし、その事業計画を成し遂げらるように設計しています。
医療廃棄物処理の一年間の市場規模は、単独で20億米ドルに及びます。
そのような市場の中で、弊社は常に革新的なテクノロジーをもって、
様々な市場の要望に対処するための、ユニークな解決策を提供します。
また、弊社のこの戦略的計画の重要な要素は、以下の3つであると
言うことができます。
それは、「指導力(及び実践力)」、「製品」そして「売上」です。
私は、今回のレターが新たな一歩を踏み出した弊社を、包括的に説明する
ことができると考えています。そして、そうすることによって、現在の
株主の皆様や、これから弊社の株主となる方々に対して、弊社の姿勢を
示すことができると確信しています。」
このように同社では、IR(インベスターリレーションズ)を重視する
中で、今回の取り組みを行った。とりわけ、昨今の厳しい
経済環境下において、投資家や株主に正確な情報をいち早く開示し、
また企業の、とりわけ経営陣の強い意思を示すことが、企業ブランド
価値の向上、そして支持を得るために大切だと考えたのである。
また、ドキュメントをウェブ上に公開することで、メディアや、今後
新たに投資家・株主となるであろう候補者に対しても、同社の戦略
をPRすることに成功したのである。
【PRの切り口】
今回の事例は、インベスター・リレーションズ(IR)、すなわち株主や
投資家を対象とした企業の広報・PR活動の一例だ。
各種説明会や株主総会を待たずとも、いち早く、的確な情報を株主や
投資家に対し届けることが重要であると、メドクリーンテクノロジー社は
判断したのである。
とりわけ、厳しい経済環境下で、企業を取り巻く不安要素が多い中においては、
リーダー自らが表に立って強い意思を示した、その効果が大きかったのだ。
【今週の目ウロコ度】
3ウロコ
「率先垂範」科目
英訳:Example by Leadership
自分が進んで見本を示す。模範を見せること。
【編集後記】
【スゴイ★PR】編集担当の秦泉寺 明佳(じんせんじ さやか)です。
社長や経営陣の振る舞いや発言、そして会見の場などで垣間見える人柄は、
企業のイメージを大きく左右しますよね。
不祥事が発生した後の対応や会見を経ての世論の動きや反応を見ていると、
特にその影響度の大きさを実感します。
社員は企業を表す鏡。社長はもちろんのこと…ということですね。
※マーケティングPRのサイトをリニューアルしました
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【【スゴい★PR】のPR】
○/ 「社長さ~ん、PRですよ~」
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