コトバの裏側 | 夜明けまで、あと少し

夜明けまで、あと少し

日々思うことを不定期に綴る備忘録。

ひとのコトバには裏側…というか、行間というモノがあります。

そこも含めて受け取り、返すことも、コミュニケーションの大事なところ。


なのですが…。


100%額面通りにしか受け取れない人もいます。

アスペルガーさんに多いのだけど、ね💦


先日、授業評価アンケートなるものを実施しました。

大概は参考になる結果なのですが、

中には、嫌いな教師を匿名でdisり倒せるチャンスと捉えるお子さんもいまして…

自分の授業の結果じゃないのに読んでて嫌ぁな気分になるものもあったり、なかったり。


ワタクシに関してはあるクラスからのみ苦言をいただきました。

「感情を押し付ける」「雑談したくせにうるさいって名指しで言う」。


ん?


そのクラスは、支援が必要なお子さんが多めかな?というクラス。

だからこそ、誰かを名指しで吊るし上げることなど、絶対にあり得ないw

やられた子はもちろん、そばで見ているだけでも、不安になる子が多そうですから。


ベル席がなかなかできなくて、そのたびに開始早々叱っても雰囲気が悪くなるので、

「残念だなぁ」と言うようにしてました。

ある日ちゃんとできた時に「嬉しいなぁ。すぐ授業に入れると気持ちいいね」とは言いましたさ。


これをアスペルガー的に額面通り受け取ると、

「感情を押しつけて機嫌取りを要求された」

になるワケです。


一時間いっぱい全員に集中を保ってもらうのは難しいので、確かに雑談は多めに入れてます。

その中で、ここまでは許されるだろうとの関係性を元にこちらを弄ってくるお子さんもいます。

ADHD傾向があると、それが楽しくなっちゃって止まらないケースもあります。

そんな時には、こちらも軽口を叩き合える関係性を元に「おだまりっ(笑」と返すこともありますさ。


これをアスペルガー的に額面通り受け取ると、

「自分からふざけといて、黙れと怒った」

になるわけです。


アスペルガーのお子さん以外がみなさん定型さんであるならば、論理的に指示して、できたら褒めるというのがテッパンではありますが…

それはそれで、なんとなく冷たい雰囲気になりがちではあります💦

コトバの裏側も駆使した、ニンゲンらしい交流を求めまくるかまってちゃん系のお子さんがいた場合、これはこれで文句言いまくられるパターンとなります。


というわけで、一言で心の通う指導をと求められましても、

十人十色、異なった受け取り方をするお子さんたちの集団への一斉指導には、なかなかの限界があるわけです。


ただ、ご家庭であれば、その子だけに向けて、その子に合った伝え方で伝えられることも多いのではないでしょうか。


ワタクシが、「基本のしつけはご家庭でお願いします」と言い続けているのは、そんな裏事情もあったりします。