真空機器と半導体製造装置事業などを手掛けている。
2008年に医療機器に参入。今では0.001ミリの精度の微細加工技術を生かして医療機器の加工・組み立て・検査を自動化する装置を開発し、受託製造を手掛ける。22年にはAIと画像処理技術を活用した眼鏡レンズの検査装置を開発し、自社ブランドで発売した。医療機関や研究施設向けに細胞培養を自動化するシステムの開発も進めている。
同社は1984年、弊社は部品の組み立てを行う受託業者として創業。数年後に開発型企業への転換を目指して技術者を集め、現在の主軸事業である「真空部品（ベローズ）」を手掛けるようになる。 その後、ひたむきな努力とチャレンジを重ね部品製造メーカーとなり、そこからモジュールでの提供依頼が増加。現在では、2002年アメリカでの法人化をきっかけに9か国に支店や工場を展開。国内外問わず設計から部品調達、組立、検査、設置、フィールドサービスまでを一貫して行っている。
採用においても「BORDERLESS」を掲げ、年齢、性別、人種、国籍などの壁を一切つくることなく採用し、国内外の事業所で多国籍な人材が自分の能力を発揮し活躍していいる。
同社の22年度売上高は327億円で08年度の約3倍に成長した。ただ、医療機器の売上比率はまだ5%に満たない。創業50年となる34年度には売上高1000億円、うち3割を医療事業が担う目標を掲げる。
『日本経済新聞』2024/04/03付
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