運転代行プラットフォームサービス『AIRCLE（エアクル）』を開発・運営する企業。
同社の所在地である沖縄県では、運転代行業者が全国最多ながら、電話がつながりにくく到着にも時間がかかる。この問題を解決するべく開発された『AIRCLE』は、スマホやパソコンから簡単に配車の発注ができ、配車最適化アルゴリズムにより、効率的にマッチングを行う。
このたび、三井住友海上火災保険と組み、1人で車の運転を代行する運転請負業向けの保険サービスを始めた。運転請負業の安全な仕組みづくりを急ぐ。
運転請負業は車で顧客を送り届けた後、持参した電動キックボードなどで帰路に就く。2人1組の運転代行業に比べ、人手不足の緩和につながると期待されている。保健サービスはアルパカが運転記録証明書などで審査した上で契約したドライバーに無償で付与する。対人・対物賠償を無制限で保証し、保険料はアルパカが三井住友海上に支払う。
アルパカは沖縄県など3エリアで運転請負業のアプリ配車サービスを手掛けている。棚原生磨社長は「ドライバーと利用者の双方に安全安心を提供したい」と話す。“課題先進県の沖縄から課題解決のスタンダードを” との理念の下、『AIRCLE』の全国展開を目指す。
『日本経済新聞』2024/02/28付。
https://alpacalab.jp/