ネット買取販売や海外発送代行などのEコマース事業を展開する。海外から日本へ、日本から海外へ、双方向で国境を越えて商品を提供するサービスに強みを持つ。
事業者が国内向けサイトを開いていれば、決済画面を自動で海外仕様に切り替える。スタートアップによる全文翻訳などの支援もあり、円安を追い風に多くの中小事業者のグローバル化を支援する。
事業者が自身でサイト全体を海外仕様にするにはコストがかかる。このため、最も重要な決済画面を購入者に応じてカスタマイズするのが同社サービスの特徴。通信環境やIPアドレスなどから居住地域を推定し、英語からミャンマー語まで18カ国語で用意する海外用画面に移る。
海外からの注文でも、顧客企業は商品を国内のBEENOSの倉庫に発送するだけで済む。国内向けの販売とコストは変わらない。BEENOSは全国で商品を受け取り、梱包や書類作成などの手続きをしたうえで各国に送る。購入者は商品価格と海外配送料、300円分の手数料を払う。BEENOSによると、多くのECサイトに海外から数%のアクセスがあるが、配送に対応できていない。同社との連携によって最大120カ国・地域に販路が広がり、購入者からの問い合わせ対応や不払いリスクも同社が引き受ける。
東証プライム上場企業。
『日経産業新聞』2023/11/24付。
https://beenos.com/