産業機械メーカー。主に金属のロール成形機、廃棄物破砕向けの刃物などを生産。また、段差を無くした車止めをセットに、ITを活用する独自のコイン駐車場管理システムを展開している。
自動車のアクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防ぐ装置を開発。後付け式で旧型車にも対応可能。同じような装置は他社でもあるが、同社は機械式で誤作動の心配が少ないという。4月に本格発売してから既に50台以上が売れた。
商品名「STOPペダル」。アクセルペダルのユニットを外してから取り付ける。誤ってアクセルを踏み込むと、通常より2~3倍強い10キログラムの加重で、ペダルが20度以上動くと働く。エンジンの吸気量の調整弁(スロットル)を操作するワイヤ、アクセルペダルをつなぐ連結部の爪が外れてアクセルが解除、アイドリング状態になる。同時に装置の金具がブレーキペダルの軸をゆっくり押さえる。アクセルペダルから足を離すと、元に戻る。作動直前には警報音とLEDランプで知らせる。高速道路でアクセルを踏み込んでも作動しないよう、手動で機能を解除できる。
取り付け可能な車種は50以上で、非対応でもレンタカーなどで型を取る。2級自動車整備士が2人以上いる整備工場や修理工場などで、約1時間で取り付け可能。
『日本経済新聞』2020/06/09付。
http://www.aida-eng.co.jp/