職人技 | 鉄家具日記

鉄家具日記

鉄家具を作る杉山製作所のスタッフ日記。私たちの日常の風景や商品のご紹介をお届けします。

こんにちは。

木村です。

 

今回も職人の作業の様子をご紹介します。

 

「職人」、と聞くと私はすごい大胆な技術などをイメージしてしまいがちです。

今回は、すごい技術と違って、

ものすごく地味な作業の中に職人を感じる場面の紹介です。

 

 

見た目、簡単そうな溶接作業を二カ所(前と後ろの部分)施し、

完成するボール型の部品を作っていきます。

 

とは言っても、実際には簡単ではありません。

治具に収めて仮止めを行い、膨らみすぎないように溶接を薄く盛っていきます。

なので、溶接回数は1個につき、4回。

 

これを100個、作っていきます。

膨大な量を終わるまで永遠と同じ作業をやっていきます。

 

 

私の場合、確実にメンタルが持ちません。

職人のすごさは技術ももちろん、すごいのですが、

精神面においても職人の域というものを感じます。

 

 

 

およそ、6時間かけて仕上げました。

このような、同じ作業を簡単といえど、

これだけの量となると大変な作業になります。

これも、職人ならではの技術だなと改めて感じました。