卓袱料理を堪能 | 心に残る旅をしよう

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マリオットバケーションクラブ歴17年。
プライスレスな家族旅行をプランニングしていく旅行記です。
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卓袱料理をご存知ですか?

長崎の郷土料理で、中華と欧風のミックス、

大皿料理を円卓で囲み、

上下関係なく直箸で頂くスタイルの料理です。


史跡料亭花月では、昼食、夕食同じで

 •23,760円

 •26,400円

 •33,000円

と3段階のメニューがあり、

昼食は別にサービスメニューとして

 •10,560円

 •14,520円

 •17160円

と3段階の値段設定があります。

メニューは全て同じで、

中身の具などが変わります。

と言うのが予約時の説明でした。


案内された部屋は桂の間。ありがたい事に、

座りやすい座椅子になっていました。



ちなみに卓袱料理基本のメニューとは

  • 御鰭
  • 造り
  • 湯引き
  • 三品盛
  • 取肴
  • 満女
  • 変り鉢
  • 凌ぎ
  • 大鉢
  • 中鉢
  • 十一御飯
  • 十二煮物
  • 十三香の物
  • 十四水菓子
  • 十五梅椀


となります。

円卓で一品ずつ大皿に盛り付けられ

取り皿は1人2枚まで

食べる順序は守り、食べていくのが

本来のルールなのですが、

2人だと大皿と言うわけにはいきません。

一気に5品テーブルに並びました。



1.御鰭(おひれ)

お酒の前に、必ず御鰭と言う

お餅とお魚が入ったお吸い物を頂くのがルール。

胃を労る心配りもあるのだとか。

それは、女将が見届けます。

それから、お酒を頂くのです。

鯛、筍、ほうれん草、紅白餅が入っていました。



2.お造り

さより、ひらまさ、鯛の三種。

こんなにコリッと新鮮なお刺身を

久しぶりに頂きました。

サヨリだけでなく、ヒラマサも鯛もです。

刺身の角が立っている、と言えば

伝わるでしょうか?


私、小田原に住んでるから、漁港が近いんです。

新鮮なお刺身は、かなり食べてる方だと思います。

知り合いが、今釣った金色の鯵だよ、と

それを、すぐ捌いてお刺身で頂いて、

普通に食べてた位だから。

なのに、ここのお刺身は美味しい。

本当に感動しました。



3.湯引きです。

卓袱料理では鯨です。

鯨は独特な香りがします。

お肉を食べる機会が少なかった昔は

お肉のような獣臭さをほんのり感じたかも?


ちなみに、小田原ではイルカを食べるんです。

そう、あの、イルカ🐬です。

それこそ、もっと臭みがあります。

だから鯨は上品なお肉みたいです。



4.三種盛り

煮こごりや、筍、そら豆と

季節を感じさせる美しい前菜



5.取肴

長崎名物、ハトシです。

練り物をパンで挟み蒸してから揚げたもの。

花月のハトシは色鮮やかで美しい。

基本の海老ver.と鰻に卵ver.の2種類。



6.満女(まめと読みます)

黒豆も大きくてシワの少なく

きれいに炊けてました。

こちらで炊いてるそうです。



7.変わり鉢 

8.凌ぎ


と続く筈なのですが、このお皿はどちらなのか?

わらび、ジュレ、はまぐり、ホワイトアスパラ。

季節感たっぷりです。



本来なら、7の変わり鉢には

卓袱料理の象徴とも言えるパスティが

出てくるものなのです。

このパスティの画像は、花月様から

画像をお借りしています↓



パイ生地が格子に焼き上げられた鉢に

スープに入って豪華な食材が入っています。

2人だけだから鉢が作らないのか?

それとも1人14,000円と言う安いコースを

頼んだからなのか?パスティが出てきませんでした。

やはり、サービスランチじゃ駄目なのかな?

パイ生地編み上げるって工数かかるもんね💦


で、次の献立は

9.大鉢 柑蒸し フグの白子とウドの蒸し物

美味しかった



10.中鉢 角煮


11.ご飯


12. 煮物 スープ


13.香の物


14.水菓子 ポンカンにブラマンジェだったかな?


15.梅椀 お汁粉


もう、お腹いっぱいになりました。

そして、なんとか雨がもってくれていて

お庭を散策出来ました。

こちらが花月の外観。



坂を利用して、2階の窓から

庭が見渡せるのが良い、と

龍馬達がお気に入りだったのだそう。



こちらが、岩崎弥太郎さんが酔って落ちた池。

渡ることが出来ました。感無量。



街中にあるのに、喧騒を忘れる

お庭です


長崎くんちの竜も飾ってありました


広いお庭に桜も2本植えられていて

ちょうど満開でした。

花月を出た後から、雨が降ったりやんだりで、

この後、長崎の桜は散ってしまいました。

素敵なお庭でお花見が出来て良かったです



史跡料亭と言っても、やはり料亭なので

料理を頂く事がお店のメイン。

私は見学やお庭散策が1番の目的だったけど

それは、あくまでもオマケ。

タイミングが合えば楽しんで頂く、と言う

スタンスみたいです。

庭は天気次第だし、見たいお部屋も

確約出来る訳ではありません。


披露宴だけでなく団体の宴会やツアーなども

多く、そちら優先で、希望が通らない

可能性もある。

でもねぇ、長崎に何度も行ける訳でないし

そうそう高いランチを何度も食べに行く余裕もない。

確実にお部屋もお庭も見たい訳です。


それには、

一ヶ月前に予約するのはリスクが高いので

大体の天気予報の目安がわかる2〜3日前の

お天気の良い日で、かつ団体客が入っていない日に

予約を入れるのが、満喫するコツだと思います。


私は堪能し、気が済みました😂

楽しかった😊